世界各地に存在する屋根。今回は、そんな海外と日本の屋根の違いをお伝えします。
地震が多い、湿度が高い、四季の変化がある、、、。
このような日本の特徴に適応しなくてはならないため、日本の屋根は海外よりも慎重につくられる傾向があります。
その中で、私が考える究極の日本の屋根が茅葺屋根です。
乾燥させた稲を束ねて使用する茅葺屋根は、雪や雨を屋根に積もらせないようにしたり、分厚くすることで寒さを防いだり、
軒(壁と屋根の先の間)を深くすることで直射日光が入らないようにしたりと、環境変化の多い日本の国土にうまく適応しています。
その茅葺屋根の一番の弱点である「火事」を克服したのが瓦屋根。
1400年ほど前に朝鮮半島からやってきた瓦は、「燃えにくい」という理由でお寺などで使用され、その後、一般建築にも使われるようになりました。
この瓦屋根、あのいぶし銀の輝きは日本独特ですが、実は世界各国に存在しています。
形や色は違えど、瓦の原料である土を使った屋根は世界でも一般的なのです。
その国の文化・気候などを反映して独自の進化を遂げていった屋根たち。
今後、海外に行った時は、建物だけでなく、ぜひ屋根にも注目してみて下さいね!
教えて!屋根屋さん。第12回「屋根職人が感じる、仕事のやりがい」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜昭和二十六年創業。屋根に関する製造・販売・工事の全てを経験。
屋根専門石川商店の三代目、1級かわらぶき技能士
石川弘樹(いしかわひろき)です。
【趣味】 ワンピース(マンガ)
【目標】 瓦割り世界チャンピオン
屋根専門石川商店HP:riverstone-roofing.com
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