石川商店の三代目、石川弘樹です。
この日はキレイな晴れのもと、
横浜市港北区でS型瓦の棟取り直しの工事の続きです。
前回は7寸丸一本伏せのざっくりとした工事の内容をご紹介しました。
今日は、耐震化で最も重要な半端な瓦の固定方法をご紹介します。
古くなった土を撤去し、瓦を掃除しながら、
屋根の形に沿ってカットしてある瓦=半端瓦(はんぱがわら)
に釘で固定するための穴を空けていきます。
昔はこの瓦は固定しなくても大丈夫、と考えれらていましたが、
阪神淡路から東日本大震災でこの半端瓦が未固定だと、
棟が崩れやすいというのが図らずも実証されました。
ですから耐震ガイドラインでも、必ず半端瓦は固定するように書かれています。
しかし東日本大震災の後でも、この半端瓦の固定をしていない、
固定する必要が無い、と考えている屋根やさんが未だにいるのです。
2013年3月に業界団体による調査で、2割が半端瓦の固定をしていないという結果が出ています!
阪神淡路から被災地の屋根修理を行ってきたぼくたちには、とても信じられません!(怒)
当然ぼくたちは、しっかりと固定しています。
このように半端瓦に穴を空けてから元に戻し、
釘でしっかりと固定しています。
これで地震でも安心ですね♪
長くなってしまったので今日はここまで。
この続きはまた次回。
横浜市港北区でS型瓦の棟取り直しの工事。雨漏りしやすい「谷」部分も合わせて取り直ししました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜昭和二十六年創業。屋根に関する製造・販売・工事の全てを経験。
屋根専門石川商店の三代目、1級かわらぶき技能士
石川弘樹(いしかわひろき)です。
【趣味】 ワンピース(マンガ)
【目標】 瓦割り世界チャンピオン
【ブーム】 雷蔵って強いの?、、、
【困り事】 足の指の霜焼け
屋根専門石川商店HP:riverstone-roofing.com
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