石川商店の三代目、石川弘樹です。
この日は、 東京都杉並区で和型の釉薬瓦の棟取り直し工事をはじめました。
この現場は、以前にラバーロック商法に陥る寸前で事なきを得た一軒家の住まい手で、
ラバーロック商法はみなさまも陥りやすいので、
前回の記事を参考に、引っ掛からないようにご注意くださいね。
さて今回は和型の釉薬瓦の棟の取り直し工事を写真付きご紹介します。
棟の取り直し工事の方法は大きく分けて2つ。
・熨斗積み工法
かまぼこの板を数段積んで、最後にかまぼこの身を乗っけたイメージ。
・丸一本伏せ工法
大きいかまぼこの身だけを乗っけたイメージ。
熨斗積み工法は日本瓦の伝統的な工事方法です。
高く積めば積むほど格式が高いと言われています。
丸一本伏せ工法は洋瓦などの工事方法です。
最近では見た目や地震のことを考えて、
日本瓦の屋根でも丸一本伏せにする家もあります。
世田谷区砧で日本瓦の棟取り直しの工事。熨斗積みから7寸丸1本伏せに変更し、屋根の耐震工事をしました!
しかし熨斗積みが地震に弱いってわけではないんです。
今回は、見た目や格式を重視した熨斗積み工法を選択していただいて、
瓦大好き屋根バカとしてはうれしいですね。
もちろんキッチリと耐震化しますのでご安心くださいね♪
ということで、早速工事の様子をご紹介していきますね。
まずは、かまぼこの身=丸瓦と
かまぼこの板=熨斗瓦(のしがわら)を取り外しながら、
土台の棟土(むねつち)を撤去します。
それにしても、このラバーロックがうっとうしいですね。
この瓦は再利用しますので、シリコンをきれいに取り除きます。
棟の下になっている瓦が全部見えてきましたね。
棟を解体し終わったら、棟土のあとをタワシでこすってキレイにします。
ラバーロックのシリコンのそぎ落としが無ければ、もっと早く工事が進んだんですけどね、、、
とは言え軽症だったおかげで、お客様が愛着のある瓦を再利用できたのは本当に良かったです。
それでは続きはまた今度。
東京都杉並区で和型の釉薬瓦の屋根の棟の取り直し工事。ガイドラインに沿った鉄筋工法で安心で確実な耐震化。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜昭和二十六年創業。屋根に関する製造・販売・工事の全てを経験。
屋根専門石川商店の三代目、1級かわらぶき技能士
石川弘樹(いしかわひろき)です。
【趣味】 ワンピース(マンガ)
【目標】 瓦割り世界チャンピオン
【ブーム】 雷蔵って強いの?、、、
【困り事】 足の指の霜焼け
屋根専門石川商店HP:riverstone-roofing.com
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