今回は、屋根業界の専門用語に迫ります。
皆さんは「尺貫法」という言葉を聞いたことはありますか?
これは建築業界独特の単位で「1尺」「1寸」「1分」などと数えます。
1尺は303ミリメートル、1寸は30.3ミリメートル、1分は3.03ミリメートル。
これが結構ややこしくて、職人になりたての頃は覚えるのに苦労しましたが、
最近は、友人に「1寸ぐらいだね」などと言って、怪訝な顔をされることもあります。
そういう時にはすかさず「一寸法師くらいの大きさだよ♪」と説明します(笑)。
また、屋根は職人さんによって部位や材料などの呼び名が異なることがあります。
例えば、屋根の先端部分である「軒先」も、人によっては「唐草」といいます。
これは、「唐草瓦」という軒先で使う瓦から転じています。
また、屋根の正面にある三角形の斜辺も「けらば」「そで」と呼ぶ人がいますし、
頂点の部分も「大棟 おおむね」「陸棟 りくむね」と呼び方が分かれます。
何を指しているかは分かりますが、職人になりたての頃は戸惑うことも多かったですね。
一口に「屋根」といっても、たくさんある屋根用語。
屋根を検討する際には、理解しておいて損はないと思いますよ♪
教えて!屋根屋さん。第15回「屋根職人が選ぶ! お気に入り屋根 Best3!~国内編~」
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屋根専門石川商店の三代目、1級かわらぶき技能士
石川弘樹(いしかわひろき)です。
【趣味】 ワンピース(マンガ)
【目標】 瓦割り世界チャンピオン
屋根専門石川商店HP:riverstone-roofing.com
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