家を建てる目的や環境によって異なる屋根材。
今回は、屋根材の選定方法についてお伝えします。
基本的には、好みの屋根材を選ぶのがベストです。
しかし、傾向としては、雪国では雪を積もらせないため、表面がツルツルした金属の屋根材を利用することが多いです。
昔の日本建築では、「日本は暑い」という考えのもと、家を建てているため、
「いかに暑さを凌ぐか」という観点で家を建てました。
そのため、日本の伝統的な茅葺きや瓦葺き屋根は、断熱性が高いため、比較的温暖な地域に適しています。
なぜ瓦屋根は日本の気候に適しているのか。
その理由は、施工方法にあります。
瓦屋根の場合、基本的に屋根の下地と屋根材を密着させることはありません。
密着すると、熱の逃げ場がなくなり、屋根が70~80°C近くまで熱くなってしまうからです。
ただし、現在の日本の一般住宅では、どちらかと言うと寒さ対策に重きを置いた建築であり、
屋根も、デザイン的にも実質的にも、軽さを追求したものが流行りです。
そういった屋根材の場合は、温度上昇を避けるための工夫が特に必要です。
気候以外に、家の寿命、イメージ、屋根の勾配(傾斜)などにより、適した屋根材は変わります。
全体を踏まえた上でよく話し合い、最適な屋根材を選択するのが良いでしょう。
家を新築、またはリフォームしたいけど、どんな屋根材を選べばいいか分からない! という方は、参考にしてくださいね。
教えて!屋根屋さん。第34回「見習い屋根職人とベテラン屋根職人の違い」
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屋根専門石川商店の三代目、1級かわらぶき技能士
石川弘樹(いしかわひろき)です。
【趣味】 ワンピース(マンガ)
【目標】 瓦割り世界チャンピオン
屋根専門石川商店HP:riverstone-roofing.com
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