「キレイな屋根」と言われたら、あなたはどんな屋根を思い浮かべますか?
まず、みなさんが思い浮かべるのは、汚れや足跡が一切ついていない屋根。
新築の場合、屋根をつくってから壁などほかの部位をつくることもあるので、
必ずしも屋根屋さんがつけたとは限りませんが、やはり汚れや足跡はないに超したことはありませんよね。
(雨が降れば落ちるという方もいますが、、、)
しかしプロは違います!
屋根屋からすると、汚れや足跡なんて論外。
手あかや汗染みまで気にします!特にいぶし瓦を扱う時は、慎重になりますね。
ほかにも、雨漏りなどのリスクが特になければ、左右対称にするなど、
見た目をキレイにするよう心がけています。
では、屋根屋さんは、どこからの見た目を重視しているのでしょうか?
実は、下から見た時のタテ・ヨコ・ナナメの直線や曲線なのです。
屋根を上から見る機会はめったにありません。
そのため、下から見上げた時、いかに美しく見せるかを考えています。
時には、下から見た時にキレイと思ってもらうために、わざと曲がった状態で配置することも。
もちろん、曲がった状態といっても、ミリ単位の話ですが(笑)
上から見て曲がっていても、目の錯覚などで、下から見上げるとキレイにまっすぐ見えるのです。
屋根をキレイに仕上げるための屋根職人たちの努力、伝わりましたでしょうか?
教えて、屋根屋さん!第42回「屋根屋さんの図面、屋根伏図とは?」
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屋根専門石川商店の三代目、1級かわらぶき技能士
石川弘樹(いしかわひろき)です。
【趣味】 ワンピース(マンガ)
【目標】 瓦割り世界チャンピオン
屋根専門石川商店HP:riverstone-roofing.com
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