品川区で最古の瓦屋。屋根ひとすじ75年。
石川商店の三代目、石川弘樹です。
常日頃から、私の目が届く範囲の家の屋根を守りたい!という想いから始まった、「一軒家の味方」シリーズ。
第2回目は、
一体なぜ?飛び込みで来た訪問販売の業者と契約してしまうのか?
についてお話しします。
結論から言うと、
「飛び込み業者が、あなたにとって、
心理的な油断や不安を、特別に解決してくれたヒーローに見えてしまう」
からです。
詳しくお話ししますね。
一軒家にお住まいのあなたは、リフォーム費用を積み立てていますか?
一軒家のメンテナンスは、しなきゃならない事は分かっていても、
実際に不便になったり、困ったりして、必要性が目に見えて分からないと費用をかけたくないですよね?
特に屋根は見えないので、雨漏りするまで放っておこうと思っていますよね?
以上の理由から、一軒家にお住まいのほとんどの方が、リフォーム費用を積み立てていません。
そこに突然やってくる、飛び込み訪問販売の業者。
今すぐ修理しないと雨漏りするなどと言われると、
屋根は雨漏りするまで放っておこうと決めていたあなたの頭の中に不安が一気に広がりますよね?
その不安が爆発しそうな瞬間にかけられる甘い言葉に、
さも安心させられ、助けてもらったような感覚に陥り、
あれよあれよと不要な工事まですることになってしまいます。
例えば、こんな会話が予想されます。
業者「瓦がズレて、しっくいが落ちてきています。すぐに直さないと雨漏りしちゃいますよ!」
あなた「えっ?雨漏りしたら大変!でも修理ってお金も時間も掛かるんじゃないの?」
業者「大丈夫です。ちょうどいま材料もあるので、30分くらいで簡単に直してあげます!」
あなた「それは助かるわ!お願いね。」
作業が終わって、、、
業者「上がって見たら、他にも瓦があちこち割れたりしているので、葺き替えないとダメですね。地震で崩れそうだし。」
あなた「えっ?そうなの!」
業者「軽い屋根材に変えれば、地震でも安心ですよ!」
あなた「そうね、いずれはやらないといけないと思ってたから、助けてくれたあなたにお願いするわ。」
と、こんな具合です。
(お客様からお聞きした実体験のお話しをご紹介しています。)
特に屋根は、キッチン、洗面所、お風呂などのように、毎日毎日使って見ているわけでもなく、
当然、気になる機会もほとんどないので、今の状況を把握していないことから、油断や不安に直結します。
そうならないための解決法は、ただひとつ。
リフォームするしないは別としても、定期的に屋根の点検をすること。
そして、現在の屋根の状況を知っておくこと。
とは言え、自分で屋根の点検をするのは、高所で滑りやすいので大変危険で、
訪販業者のために、あなたが怪我をしてしまっては元も子もなく、あまりオススメできません。
ですから地元で、お店と倉庫を構え、長く続いている屋根の専門家に、点検を依頼しましょう。
インターホンの横に詐欺業者チェックシートを貼ろう
弊社への詐欺業者のご相談も、今回の場合とほとんど同じ手口です。
寄せられた相談を元に、こちらの詐欺業者チェックシートを作っています。
ご自宅やご実家のインターホンの横に貼ってお使い戴ければ幸いです。
石川商店は、LINEでも相談できます
もし必要があれば、石川商店にご相談を。屋根の専門家として訪問でやってきた業者についての客観的な意見をお伝え致します。
電話、メールはもちろんですが、LINEで質問、相談もできます。
LINEであれば、名刺を写真で撮って送るだけで業者さんの判別もできます。
スマートフォンの方は、下の【友だち追加】ボタンを押しましょう
石川商店のLINE公式『家の屋根のお悩み・トラブル相談所』を【友だちリストに追加】ボタンを押せば準備完了。
パソコンの方は、QRコードをスマホで読み込みましょう
石川商店LINE相談の使い方はこちら。
すべての訪問販売が悪いとは言いませんが、詐欺の可能性もありますので、十分に注意してくださいね。
- 創業75年、屋根専門石川商店の三代目。石川弘樹(いしかわひろき)です。
- 【肩書】
- 日本屋根ドローン協会代表理事、東京都瓦工事職能組合 震災対策委員長
- 【資格】
- 1級かわらぶき技能士、瓦屋根工事技士、全日本瓦工事業連盟認定 瓦屋根診断士、全日本瓦工事業連盟認定 耐震化講師、耐震プランナー、増改築相談員、古民家鑑定士、ホームインスペクター(住宅診断士)、ジュニアリフォームソムリエ、リフォームスタイリスト1級、リフォーム提案士、ライフスタイルプランナー
- 【趣味】
- ワンピース(マンガ)
- 【目標】
- 瓦割り世界大会初代チャンピオン
- 【ブーム】
- ウェイトトレーニングはじめた
- 【困り事】
- 20年前の半分の重さでショック