屋根屋さんには、日々どんな相談が寄せられているの? そんな疑問を解決します!
弊社に寄せられる相談の第1位が「屋根からの雨漏り」。 築10年以内の家でしたら、雨漏りすることもそうそうありませんが、それ以前に建てられた一軒家ですと、屋根・壁・バルコニーなど様々なところで雨漏りが発生しています。
公益社団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センターの資料によると、戸建て住宅の相談件数の多い不具合事象の第1位が「屋根、壁の雨漏り」。共同住宅でも第2位にランクインするなど多くの人が屋根の雨漏りに悩まされています。
(参照資料:https://www.chord.or.jp/tokei/pdf/chord_report2015.pdf)
それと同じくらい相談件数が多いのが「雨どいからの雨漏り」。 雨どいとは、屋根の雨水を集めて地面まで流していく配水管。軒先に設置した軒どいに雨水を集めて、地面に落とします。
しかし、雨どいに落ち葉などが詰まると穴がふさがってしまい、水が流れなくなります。すると大雨が降ると、雨どいの継ぎ目から水が垂れて、その雨水がうるさかったり、狭小地の場合、隣家に落ちてしまったりするという相談が絶えないのです。
雨どいからの雨漏りを防ぐには落ち葉よけを設置するのが有効です。最近の雨どいですと、もともと落ち葉よけが設置されている商品もあります。 しかし、落ち葉よけを設置したら、落ち葉が絶対にたまらないというわけでもありません。松の葉など細い葉っぱは結構挟まってしまいます。
それなので、お客様の中には、毎年屋根業者に掃除を依頼している家もあります。その方が費用も安いですし、安心です。
もう一つ、雨どい関連で注意してもらいたいのが雪です。 屋根の上に積もった雪が固まりで落ちてくると、その衝撃や重みで雨どいが折れたり、曲がったりしてしまうことがあります。 その結果、排水できなくなることもあるので、雨どいを守るためにも雪止めは設置した方がいいです。
次に多い相談が、「瓦のひび割れなどによる交換」。一見、多そうな相談ですが、何かのタイミングで屋根を見下ろさない限り、自宅の屋根瓦が割れているという事態には気付けないので、意外に少ないのが現状です。
屋根屋さんにどんな相談が寄せられているか分かりましたか? もちろん、これ以外の屋根に関する相談も随時受付中です。屋根に関してお困りごとがありましたら、お気軽にご相談くださいね。
次回は、「今の瓦と昔の瓦の違い」についてお話しいたします。
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屋根専門石川商店の三代目、1級かわらぶき技能士
石川弘樹(いしかわひろき)です。
【趣味】 ワンピース(マンガ)
【目標】 瓦割り世界チャンピオン
【ブーム】 なんだか断りそうだな、、、
【困り事】 寝ても寝ても眠い病
屋根専門石川商店HP:riverstone-roofing.com
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