どさんこ職人の東京屋根日記⑮
今日の日記は前回の続きです。
板金屋根といっても色々ありますが、今回は桟葺(瓦棒)といわれる屋根材で仕上げます。
実際この桟葺(瓦棒)と言う屋根、自分の記憶では20年前に施工した記憶があり、現在北海道では使用していません。なぜかと言いますと雪国に適さない工法なのです。
これと似た屋根材では「通し吊り子工法(瓦棒)」という屋根もありますが、上写真のような木材を使用することが無く同質の材料を使い仕上げますが、若干手間と技術が必要です。
棟部分は板金を立ち上げていきますが出来るだけ挟みを入れないように谷内折で折り曲げています。
屋根面全部に板金を敷き詰めていきます。
軒先の桟鼻部分(小口)は上写真のようになっています。
※このやり方は一般的な工法ですが、場合によって変える方法もあります。
最後に棟板金を被せ施工完了です。
これで20年は安心して住むことが出来ます。
定期的なメンテナンスは必要ですので時期を見て15年~20年後には一度ペンキを塗ることをお勧めします。
赤錆が出てすぐに雨漏りすることはありません。
これから屋根のリフォームを考えている方は一度お気軽にご相談ください。
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屋根専門75年 石川商店
福原 健太(ふくはら けんた)です
【趣味】 海釣り・観光・外食
【特技】 板金加工・方言
【好きな言葉】 作れない物はない
【出身地】 北海道函館市
屋根専門石川商店HP:riverstone-roofing.com
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