石川商店の三代目、石川弘樹です。
この日は曇り。
東京都杉並区で日本瓦から日本瓦への耐震屋根リフォームで葺き替え工事で下地工事と瓦揚げをしました。
前回は葺き替え工事の初日、古い屋根材を剥がして下地をつくるまでの工事をご紹介しました。
瓦の屋根の下には、工事が終わってしまうと見えなくなりますが、
雨漏りしないように、瓦がずれ落ちたり飛散したりしないようにしている、
縁の下の力持ちが隠れています。
ひとつひとつ写真付きで解説していきます。
まずは屋根の防水の最後の要「ルーフィング」
全面に敷かれたグレーのモノがそうです。
このルーフィングが無いと、
究極的にはどんな屋根材でも雨漏りしてしまうという、
とても大切なモノなんです。
次は木づり。
縦に等間隔に流れている黒いものがそうです。
厚さが5mmくらいの硬いテープのようなものです。
役割はこのあとに取り付ける瓦桟の水抜き。
瓦桟がルーフィングと隙間なく密着していると、
入った雨水が瓦桟の上に溜まってしまって、いずれ雨漏りしてしまいます。
そして次は瓦桟。
横に等間隔に流れている茶色のものがそうです。
石川商店では、防腐処理した18mm ✕ 45mmの木材を瓦桟として使用しています。
築30年以上前の土葺き工法だと、土に瓦を埋め込んで固定していたので、
雨水の侵入や隙間風により、土が風化してしまって瓦がずれ落ちてしまいました。
そこで現代では瓦桟が土に替わり、瓦を引掛けて釘を打って固定するための下地となり、
木材も防腐処理済みなので、滅多に劣化しないので、地震にも台風にも安心になるという訳です。
この瓦桟を一段一段すべて打ってから、
主役の日本瓦を屋根の上に荷揚げします。
剥がしもですが、荷揚げもかなりハードワークです(汗)。
今回は普段見ることのできない、日本瓦の下地についてご紹介させていただきました。
では続きはまた今度。
東京都杉並区で日本瓦から日本瓦への耐震屋根リフォームの葺き替え工事で瓦の施工をしています。
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全てを経験し創業75年。品川一の伝統と実績で安心の瓦屋の三代目。1級かわらぶき技能士
石川弘樹(いしかわひろき)です。
【趣味】 ワンピース(マンガ)
【目標】 瓦割り世界チャンピオン
【ブーム】 来週休載か、、、
【困り事】 ロングスリーパー
屋根専門石川商店HP:riverstone-roofing.com
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