石川商店

【比較】お肉を普通に「瓦で」焼くだけでふっくら柔らかに!?実際にお肉を焼いて食べ比べてみた【検証】

自分や家族にちょっと嬉しいことがあった時や、遠くから親戚が来た時。

外で食べるより、家で楽しくのんびりご飯を食べたい時。

そんな時にちょこっと奮発して食べたいのは、やっぱりお肉ではないでしょうか。

 

お肉は通常フライパンやホットプレートで焼いたり、こだわる方は鉄板で焼くという方もいらっしゃいますよね。

しかし、最近職人さんより耳にしたのは「瓦で焼くのが一番旨い」との一言。

 

 

え?瓦??なんで????

 

確かに、山口県の郷土料理で「瓦そば」って料理があるのは聞いた事がありますが………何か特殊な焼き方をするんでしょうか。

「いや、普通に焼くだけ。これがまた旨いんだ」

 

ということで、

ほんとに美味しく焼けるのか?検証してみます!

−−−目次−−− 

■まずは焼いて比べてみる

■焼き上がりを比べてみる

■実際に食べ比べてもらってみた

■お肉がふっくら柔らか。その理由は?

■お手入れは意外と…?

■まとめ

 

まずは焼いて比べてみる

 

今回検証に使用するお肉はこちら。

 

 

会社近くのスーパーでお安くなっていた、国産のもも肉(¥500)

国産でこの価格とは……今回はセールになっていたようで、ちょっとラッキーでしたね。こちらは室温に戻してあります。

 

次に、検証に使う調理器具はこちら

 

 

手前から、

・石州(島根)で作られた直火用耐熱瓦

・数年前に購入した二代目宅のフライパン

・使い込まれた二代目宅のホットプレート

 になります。

 

瓦は日本三大瓦産地の一つ、石州(島根県石見地方)で生まれた「百年瓦」と呼ばれる瓦と同じ素材・製法で作られています。

100 %国産の天然素材で作られていて、土だけでなく釉薬(うわぐすり)も島根で採れる「来待石」という石と水だけの天然モノ。

国の基準も満たした調理用の瓦食器ですね。しかし、存在感がスゴイ。

 

早速焼いていこうと思います。耐熱瓦は初めに弱火で3〜5分火を入れておいて、ホットプレートも先に温めておきます。温まったらフライパンの方を熱します

今回焼いていくのは私ことおにゃがわらと、金庫番のdekoさんです。

 

 

さて、よくステーキを焼く際はラードを使うのが良いとされていますが、今回の検証はあくまで普通に、家で焼くように焼いてみる事。

ですので、温まったらそれぞれに油を引いていきます。

 

 

暖まってくると油の伸びがよくなるので、余分な油を拭き取りつつ塗り広げて、事前に塩コショウを振っておいたお肉を焼いて行きます。

火はだいたい中火程度、ホットプレートは200度程度です。

 

 

焼き始めてすぐ。フライパンのお肉の方からもうもうと煙(湯気?)が上がり始めました。

耐熱瓦、ホットプレートは特に変化はなさそうです。

 

 

耐熱瓦のお肉をひっくり返す頃にはフライパンのお肉は両面焼けておりました。

焦げてしまわないうちに、先にフライパンから降ろしておきます。

ちなみにこの時ホットプレートのお肉は……

 

 

ジュウジュウと音は立てていますが、側面から見ても火が通っている様子が無く……

 

 

試しにひっくり返すと、既に表面はいい色合いになっていました。余熱で中まで火が通っていくようです。

フライパンはだいたい1分程度、耐熱瓦とホットプレートはだいたい2分程度で焼き上がりました。

 

焼き上がりを比べてみる

 

 

焼き上がりになります。瓦以外のお肉は焼き目がしっかりと付いていますね。

では、切った断面図を比べてみましょう。

 

 

左から、耐熱瓦・フライパン・ホットプレートになります。

耐熱瓦……切る時の感触はさっくりとしていました。断面は薄く綺麗なピンク色です。焼き目はあまりありませんが、全体には均等に火が通っています。

フライパン……切る時の感触はしっかりとしています。断面は濃い目のピンク色。焼き目がしっかりと付いていて、側面からも火がしっかり通っている事が分かります。

ホットプレート……切る時の感触は柔らかめ。断面は薄い赤色で焼き目もしっかり付いています。側面はレアにも見えましたが、余熱で中まで火が通った模様。

 

 

正直に申し上げますと、どれも美味しそうに焼き上がっております。焼いている間もいい匂いと美味しそうな音が立ち込めておりまして…

ただ、耐熱瓦はあまり見た事の無い焼き上がりになっていて、どんな味なのか気になりますね。

では、早速食べ比べていただきましょう!

 

実際に食べ比べてもらってみた

 

 

今回食べて頂くのはこのお二人。毎度お馴染みの三代目・石川さん(画像左)と、リフォームスタッフ・林さん(画像右)です!

 

三代目「肉最近食べてないからめっちゃ旨そうなんだけど。しかも瓦で焼いたやつかぁ…!(嬉)」

林「いや、美味しそうだけどさ……今回は大丈夫だよな……?」

 

三代目は嬉しそうにお肉を眺めていらっしゃいますが、林さんは疑り深い目でdekoさんを見ています。大丈夫です、今回ワサビは入ってませんから。

とはいえ、普通に食べるだけではつまらないですよね?もうお気づきかとは思われますが、

 

 

格付けチェック方式で食べていただこうと思います。

 

ルールはとても簡単。

まずはA,B,Cでアルファベットを振られたお肉をAから順に食べていただきます。

このとき、塩かタレかを選べます。また、一つ食べたら水でお口直しができます。

食べたお肉の中で耐熱瓦で焼いたものだと思ったアルファベットの札を上げていただき、なぜそう思ったかをお答えいただきます。

 

お二人が目隠しをなさったので、アルファベットを振って食べやすい大きさに切っていきましょう。

 


※順番はまだ秘密

こんな感じでしょうか。

 

社内でも特に屋根や瓦について知識の深い二人。この方々なら当ててくださいますでしょう!

 

調味料は、三代目が塩で林さんがタレを選ばれました。

ではそれぞれ食べていただきます。

 

 

三代目「ああ、…うん」

林さん「うんうん……」

 

お二人ともそれぞれ反応が違いますが、だいたいお分かりになったよう?

ではマスクを取っていただきましょう。

 

 

お分かりになりましたか?

林「これはね、違うね。」

三代目「うーん……(腕を組みつつ)」

 

おや?三代目は難しそうな顔をなさっていますね。では、札を上げていただきましょう。

 

 

せーの、と同時に上げられたのはBの札!お二人とも自信満々のご様子ですね。

ではその理由をお聞かせ願いましょう。

 

林「まず、Cは少し鉄板臭いね。ちょっと鉄っぽい匂いがちょっとしてたかな。Aはなんというか…肉々しい。噛めば噛むほど肉の味、って感じ。どっちも結構噛まないといけなかったんだけど……Bはね、こう…一番歯がさくっと入った。口当たりが柔らかかったんだよ。」

 

ふむふむ。では、三代目はいかがでした?

 

三代目「いや、AとCは正直違いがわからなかった(笑)鉄臭い……いや、分かんなかったな…なんか、Cの方が味がちょっと違うなって。それよりもBがほわって溶けた。ほわって。めっちゃ柔らかい。

deko「同じ3枚一パックのお肉なんですけど、そんなに違いました?」

三代目「うん。肉が違うってくらい。全く違う。別物。」

 

なるほど。では、答え合わせを致しましょう!

 

 

お二人ともお見事!!正解です!!!

流石、いつも屋根の事を考えていらっしゃるだけありますね♪

 

林「それは関係無いと思うけど、これは美味しいわ(笑)」

三代目「ほんと。いや瓦スゴイね。」

 

お肉がふっくら柔らか。美味しく焼けるその理由とは?

 

直火用耐熱瓦は、見た目は瓦そのもので豪快ですが、その機能性は土鍋や炭火とほぼ同じ。

熱の通りは少しのんびりですが、一度温まると瓦全体が熱を蓄えます。ですので、食材全体が均等に焼き上がるんですね。

更に炭火と同じように、熱を加える事で遠赤外線を発するので、素材の旨味をギュッと詰めてふっくら仕上がります

保温性も高く、5分位ジュウジュウと音を立てているほど。のんびり食べたいときも、ずっと温かいんです。

ですので、お肉だけでなくいろいろな焼料理がいつもより美味しくなるんですね。

 

 

それだけでなく、高温1350度で焼き上げるという伝統製法で作られているので、高い温度で熱しても割れにくく、とても丈夫で長持ち。

更に機械で一気に作るのではなく、職人が手作業で一つ一つ作り上げている一品なんですね。

 

 

お手入れは意外と……?

 

ホットプレートは一度買うと長年使っている事も多いかと思われます。

しかし、以前のものは取り外しできないのも多く、

 

 

二代目宅ホットプレートのように、機器寄りの部分は汚れがそのまま、なんてことも。

フライパンも、ずっと使っているとテフロン剥がれてきて焦げ付きが中々落ちなかったり……

 

さて、耐熱瓦はいかがでしょう?

前回【一人飯】で使った、全く同じ素材で形と色だけが違う耐熱瓦を洗ってみます。

…というのも、「前回、食べたよね??」といい笑顔で三代目に渡されたからでもあります。

 

 

汁気がなくなるまで炒めたからか、結構くっついてます………

まあ、少しふやかして擦ればばいいかな……

 

 

!?

 

 

……めっちゃ楽じゃないですか。

水でふやかしている時点でもう汚れが浮いていて、たわしで擦るとスルンと汚れが落ちました。

 

これは表面をコーティングしている、天然釉薬のおかげのようです。釉薬は日本の四季に晒されても色あせがない、頑丈なガラス質。

お肉が焦げ付きにくかったことと同じく、仮にこのような汚れが付いても、少し水でふやかしてたわしでちょこっと擦るだけで落ちてしまうんですね。

しかも、たわしで擦っても時間が経っても剥がれる事がありません。お茶碗と同じです。

ただ、冷めてからでないと温度差で割れてしまう可能性が高いのが注意点でしょうか。

 

まとめ

 

焼いたお肉が見た目も味もいつもより美味しくなる瓦。実は他の焼料理でも同じで、素材の味をきゅっと詰め込んでくれます。

家族団らんのひとときやちょっとしたおもてなしにぴったりです。

ちょっと新鮮で暖かく懐かしい気分になる、調理にも盛り付けにもお使い頂ける瓦。いかがでしょうか。

 

 

ちなみに………

直火用耐熱瓦は土鍋と同じ素材の為焦げ付きにくいのですが、

土鍋同様、使用後に染みが付いてしまうんです。自分で、あるいは家族でご使用頂いた際の染みが思い出になり、そのご家庭だけのものとして一緒に成長していく証とも言えます。

 

 

 

……この時使ったもの、少し染みが付いてしまっています。

ですので、現品限りで本品価格3000(約3割引)で店頭販売させていただいております………

もし欲しいと言う方はお問い合わせくださいませ(汗)

 

 今回使ったモノ

・直火用耐熱瓦 溝あり(左) 美(右) 【詳しくはこちら】
 「百年瓦」と呼ばれる石州瓦の伝統を受け継いだ、
 調理もできる和食器。食べ比べ用肉の焼き上げと
 お手入れに使用。

 

・瓦長皿 中(左) 【詳しくはこちら】
 季節折々の魚やお肉、野菜が映える長皿。
 今回はお肉置きに使用。

 

・瓦小皿くぼみ(右) 【詳しくはこちら】
 塩や醤油などの調味料入れにピッタリな小皿。
 汁気ある前菜入れにも。今回はタレ入れに使用。

 

・瓦カップSABI 中 【詳しくはこちら】
 口当たり優しく、飲み物がさらに旨く感じるカップ。
 今回口直し用の水入れに使用。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ

 

三代目「ごめん、僕わさび醤油でもう一回やりたいんだけど(笑)」

え?いいですけど、それはいったいなぜ?

三代目「最近生わさびにハマってるから、是非あれでそれぞれ食べて見たい!あ、順番は変えてね!」

…わかりました。そこまで仰るのであれば。

 

 

 

『辛ァァッッッッ!!!!!!』

 

 

 

……お分かりになりましたか?

三代目「待って待って、全部飛んだ、何、どれ」

では、札を上げていただきましょう!

三代目「えっ……」

 

 

若干涙目になりつつ上げられたのはBの札ですね。

ちなみに理由は?

三代目「いやいや分かんない、最後ので全部飛んだ。」※前2つは通常量で食べて頂きました。

なるほど。では正解を見てみましょう!

 

 

三代目「……最後か……あれなのか………」

 

※絶対に真似はなさらないでくださいね

 

 使われたモノ

・瓦小皿くぼみ わさび(右) 【詳しくはこちら】

 わさび擦りができる小皿。
 今回最後のわさび醤油に使用。

 

 

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入社三年目のしがない事務員『おにゃがわら』
事務したり現場お邪魔したりあっちこっち。

【趣味】 読書、昼寝、考察、夢を文章に起こす。
【目標】 文章構成力の上達。部屋を片付ける
【最近】 順調に体重が減っていて歓喜
【一言】 やっぱりご飯2杯半は多かったかな……

屋根専門石川商店HP:riverstone-roofing.com 
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