本日、近所の業者さんに屋根を指摘されたお宅の、屋根調査にお伺いしてまいりました。
「瓦がはずれているのではないか」と言われ少し不安になられていたご様子。
お庭にたくさんのお花が植えられていて、華やかでとても良い香りに包まれている素敵なお宅でした。
「お花がたくさん咲いているのがいいなあって植えていたんです」
そう仰りながらハシゴをかける場所を作っていただけました。お気遣いに感謝しつつ早速上がって参ります。
敷地内の場所の関係で、ハシゴは軒先からではなくケラバの部分にかけました。斜めになっているので登る時にはいつも以上に気をつけます。
さて、こちらのお宅はモニエル瓦というセメント(コンクリート)の瓦。よく割れや塗装のご相談を受ける屋根材ですが、廃盤品で対応が難しいことも。
外れている、とお伺いしていたので大丈夫かなぁと少し心配しつつ屋根上へ。
屋根上です。
築年数は約20年。モニエルでその年数が経っていると塗膜の剥げが激しく見られることが多いのですが…
こちらはコケが生えているだけで塗膜の劣化は酷くはないようです。
稀に、強風で屋根材が飛ばされてしまったり、飛んできた石などで屋根材が割れてしまっていることもございますが、それも見当たりません。
さて、肝心の「瓦が外れている」という指摘ですが…
おそらく、「棟換気」の部材が黒く色が違うため、遠くから見ると取れてしまっているように見えたのだと思われます。
他の部分で屋根材が欠損または外れが見られる部分はございませんでした。また、下地の状態もしっかりしているので、大きな工事は当分必要ないでしょう。
トップライトもございました。築10年の時に一度メンテナンスをしているようで、コーキングをした跡がみられます。雨漏りしていなかったのはそのおかげでしょうか。
ともあれ、どれもいますぐ工事が必要な状態ではありません。異常なしです。
もうすぐ築20年の節目になるそうで、その時にまとめて点検とメンテナンスを検討されるそう。
その時メンテナンスするとすれば、棟の取り直し工事と、必要なら塗装工事。それとトップライトの防水部分のメンテナンスになるとお伝えさせていただきました。
「長く住みたいと思っているので、やっぱりいい状態で住めるようにメンテナンスはしないといけないですよね」
とお客様のお言葉。やはり安心して暮らしていくには、定期的に少しずつメンテナンスする事が大切です。
屋根専門75年 石川商店
林 洋道(はやし ひろみち)です
【趣味】鉄道写真、旅行、西部警察、ネコ
【特技】洗車、タイヤ交換、他クルマのメンテナンス
【最近】鉄道の写真撮影に目覚めたかも...
【出身地】鳥取県米子市
屋根専門石川商店HP:riverstone-roofing.com