安心の屋根づくりを目指して
- 【1】私たちがすべきこと
- 【2】より良いモノを仕入れる
- 【3】社内での知識共有
- 【4】お客様へ正直な情報提供
- 【5】いつでも相談できる屋根屋に
【1】私たちがすべきこと
安心の住まいに欠かせない屋根。
家を長持ちさせるには、屋根はとても大切です。
屋根のカタチは同じでも、そこに住む家族の想いを引き出すことで、
私たちがすべき屋根の仕事は、今までに一度足りとも同じだったことはありません。
私たちの最善は、常にお客様の最善ではないかもしれない。
時にお客様の最善も、私たちの最善ではないかもしれない。
それでも互いに満足ができる工事を提供することに全力を尽くす。
そのために、一軒家に住むお客様が
・家族が安心して家に住めるように
・正しい屋根のお手入れ方法を選択できるように
私たちが
・正しい知識を勉強して
・正しい情報を発信して
お客様に
・必要なお手入れを理解してもらい
私たちが
・そのお手入れを、早く正確に実行する技術を正しく身に付ける努力を惜しまず
お客様が
・初めて安心できる屋根屋だと感じて頂く
これら全てを公開し、ご納得の上で仕事をさせて頂く。
その上で、自分たちの仕事に100%満足した時点で退化したと思い、
99.9%の小数点を増やし続け、99.99999・・・%と限りなく100%に近付ける努力をし続ける。
そして、家を長持ちさせる屋根を造ること。
これが私たちがすべきことです。
【2】より良いモノを仕入れる
1より良い商品を仕入れ、あなたに最適な材料の選定をします。
私たち石川商店は、1951年の起業から、ずっと問屋としての機能を持ち続けている会社です。
その経歴を活かして、
・全国各地の屋根材が仕入れ可能
・1つの屋根材に対して複数メーカーをご用意
することで、
☑幅広いご要望に柔軟な提案
することができます。
例えば、粘土でできた瓦であれば、
三州瓦、石州瓦、淡路瓦、安田瓦、能登瓦、美濃瓦の他、全国地場瓦をご用意できます。
また、軽さが人気の金属系の屋根材であれば、
ガルバリウム鋼板系3社、天然石付金属屋根材5社からお選び頂けます。
とは言え、たくさんの選択肢があると、どれを選んで良いか迷ってしまうこともあります。
それに備え、弊社では新製品が出る度に、想定外の環境下での実験などの試験を行い、
強度や機能性を実際に確認しています。
弊社の商品試験の様子はこちらからご覧いただけます。
その中でも
☑オススメの商品もあらかじめ準備
することで、絶対に後悔しない屋根づくりを約束します。
オススメ商品の価格一覧はこちらで確認できます。
2より良い知識の習得
様々な業界団体に加盟することで、
☑屋根の知識の鮮度を高める
ことに注力しています。
◯ 全日本瓦工事業連盟 ー 東京都瓦工事業組合連合会 ー 渋谷支部所属
一般社団法人全日本瓦工事業連盟(全瓦連)は瓦工事業者の全国団体で、屋根技術の向上と社会貢献に努めています。
全国組織なので、地域ごとに支部があり、石川商店は、東京都の組合の中の渋谷支部に所属しております。
東京都瓦工事のメンバーでは、工事中の国宝、正倉院の工事を見学。
また、渋谷支部のメンバーで、ドイツの防水下地メーカーであるドルケン社や
屋根職人のマイスター養成学校を見学、屋根工事の会社を訪問し、実際の工事現場を見学したりと、
現場の生の情報を仕入れることを重視した活動をしています。
◯ 東京都瓦工事業組合連合会 ー 青年部及び、青年部連合会所属
中央工学校にて交流事業として、かわらぶき授業を開催。
あらためて教えるという行為を通じて、自分たちの知識やその伝え方を勉強させて頂いてます。
また、中央工学校の文化祭「飛鳥祭」に出店し、
かわらぶき体験や瓦と同じ粘土に触れる型抜きなどで、
屋根や瓦に興味を持ってもらうための活動もしています。
◯ 首都圏昭和会 ー 副会計
首都圏昭和会は常に屋根業界において、製造、流通、工事のパイプ役を担い、
プロとして古き良きものを次世代に継承し、豊かで柔軟な感性と鋭く敏感な時代意識をもって、
業界発展の為、進化を求め「屋根」に新しい風を吹かせようと活動する団体です。
年1回の研修旅行では、国宝や世界遺産などを見学し、日本の文化的な価値をあらためて勉強することを重視し、
2014年は遷宮の伊勢神宮を見学しました。
月1回の定例会議では、会員同士の情報交換やメーカーさんを呼んでの新商品のプレゼン会などを開催し、
首都圏のお客様により良い商品をいち早く、お届けする活動をしています。
◯ 東京瓦問屋共同組合 ー 会計理事(二代目)
東京近郊の瓦問屋が集まり、屋根材の共同仕入れ・共同購入を行うことで、
消費者により安価に良い製品をお届けするために活動する団体です。
月1回の定例会議で、会員同士の情報交換を行っています。
◯ 日本屋根外装工事協会 ー 中長期ビジョン検討委員
「安心」「環境」という屋根・外装が従来から担ってきた基本的な役割に加え、
新たに「景観」への配慮をも踏まえた形で、「美しい日本の景観と屋根の果たす役割」
に関する様々な啓蒙活動を行う団体です。
月1回の定例会議では、会員同士の情報交換やメーカーさんを呼んでの新商品のプレゼン会などを開催し、
全国のお客様により良い商品をいち早く、お届けする活動をしています。
◯ 国土技術政策総合研究所との共同研究 ー 維持保全TG委員、仕様検討TGオブザーバー
国土技術政策総合研究所(国総研)は、住宅・社会資本分野で唯一の国の研究機関として、平成13年4月に設立されました。
研究と行政をつなぐ架け橋として、大学・研究機関や独立行政法人と連携しながら、行政に向けた政策支援や技術支援等により、
美しく安全で活力有ある国土の実現をめざし、国土交通省の行政部門と一体となった技術政策研究を実施します。
国総研で得られた研究成果は、河川、道路、下水道、建築、住宅、都市、港湾、空港等の政策や事業の実施を通し、
良質な社会資本の効率的な整備という形で広く社会や国民の皆様に還元されます。
維持保全TG(タスクグループ)の月1回の定例会議では、築年数とともに劣化する住宅の屋根の状態を、
正常の範囲内の劣化なのか異常な状態なのかを判断する材料となる資料を作成し、
消費者に分かりやすく伝えることで、訪問販売などのリフォーム詐欺の被害を減らすために活動しています。
仕様検討TGも同じく月1回の定例会議を開催し、長期優良住宅において、
100〜200年と長持ちする家にするための屋根の仕様のガイドラインを作成するために、
つくば曝露試験場に模擬屋根を設置したり、実際の家やお寺にも協力をいただき、
実際の屋根の工事に適した工法を模索しています。
3より良い技術の習得
現在の住まいの屋根は多くは、化粧スレートや金属屋根材などの新しい素材(新建材)を扱うものがほとんどで、
和風の瓦を用いる機会はかなり減ってきています。そのため、職人の知識が、どうしても金属やスレート系などの新建材の方に偏りがちですが、
古い街である荏原・品川地区には、まだまだ瓦の屋根は多いです。
そこで、時代の流れとは逆行するかもしれませんが、積極的に和風の瓦の技能を学ぶことを会社として推奨しています。
最も工事の技術が必要とされる和風の瓦は工事は、職人としての知識や技能の幅も広がります。
特に弊社には、一般社団法人全日本瓦工事業連盟(全瓦連)から永年勤続技能者として表彰を受け、
厚生労働省の「ものづくりマイスター」として認定された小山を中心に、日々和風の瓦の技術を習得しております。
また、社内での現場仕事や研修にはない緊張感や、様々な職人さんの技術を吸収するために、
外部からも職人さんを招いての工事や研修も積極的に行っております。
これらの現場仕事や研修などを通じて、国家資格の取得にも力を入れ、
2014年は「かわらぶき2級」試験2名、2015年は「かわらぶき1級」試験3名が合格しました。
これらの経験を活かして、より良い技術を現場で実践できる屋根職人を早く育てるために、
体系立てたスマートな研修方法の確立を目指しております。
【3】社内での知識共有
仕入れた情報を社内でしっかりと共有する必要があります。
その為に、毎週土曜日は会社内での会議や研修を行い、商品知識や施工品質の標準化に努めつつ、
より良いオリジナル工法や商品などの自社ブランド開発にも取り組んでいます。
安心十箇条の誓いや現場の時間割表など、
施工品質を保つための取り組みは、土曜日の会議で生まれました。
また、既成品の瓦をアレンジ葺きするオリジナル工法
Zen-Roof「Wabi-sabi」シリーズ(詳しくはこちら)や
一般住宅の瓦屋根をお寺や神社と同等の性能や強度にする工法「LIVER2」(詳しくはこちら)
などの弊社のオリジナル工法も土曜日の研修の中の取り組みから生まれました。
【4】お客様へ正直な情報提供
社内での情報共有以上に大切なのが、私たちが知っている屋根の知識や技術や情報を、お客様に正しくお伝えし知って頂くこと。
いくら良い技術や知識を持っていたとしても、宝の持ち腐れになってしまいますし、お客様にとってもメリットはひとつもありません。
特に見えない屋根のことは、実際に被害があるまで、住まい手は気付かないことがほとんどで、
いざ困った時に調べても、あまり情報が開示されていなかったり、
見えないという理由で曖昧のままに処理されてしまう、
不要な大掛かりな工事までされてしまう、という事例も多く、
何が正しい情報なのかが分からないというのが現実です。
そんな埋もれがちな屋根の情報を、より多くの人に分かりやすくお伝えするために、
スタッフ総出で、ブログを毎日更新し、屋根の生の情報をお届けしています。
また、リコールに近いような屋根材の不具合なども、取引先との上下関係や契約上、
住まい手に情報を開示しない方が、元請け下請けメーカーともにメリットが発生するなど、事実は隠蔽されがちです。
そしてデメリットは、分からないままウヤムヤに処理されるお客様だけが被ることに、、、
そんなお客様の唯一の味方として、私たちは今後の取引などにも影響が出ることも予想されますが、
事実は事実として、正直に、ありのままに、生の情報をお届けしています。
ニチハのパミールの件も、同業者や他メーカーさんに批判されながらも、
お客様に客観的な事実を提供するという一心で、勇気を出して情報を開示しています。
【5】いつでも相談できる屋根屋に
とは言え、私たち自身も一般のお客様から見てみれば、
「見えない屋根の上で、コソコソと怪しい屋根屋さん」
という世間のレッテルがおそらく貼られているでしょう(笑)
確かに怪しい屋根屋さんは多いですが、私たち石川商店は少しでも疑いが晴れるように、
会社やスタッフと直接触れ合う機会をなるべく増やすことを大切にしています。
例えば、石川商店の「かわら割道場」は地元イベントでの出店以外にも、メディアへ多数取り上げられています。
メディア側からすると、
ストレスの多い都心で、珍しい方法で気軽にストレス発散ができる場所
として紹介されているのかな?とは思いますが、
本業があまりにも怪しい屋根屋さんなら、きっと取材には来てくれないでしょう(笑)
私たちにとって大切な商品である瓦を割ってもらう瓦割り。
この一見自虐的な活動を、更に空手家だけでなく誰でもできるように、
かわら割道場を開いているのには真面目な理由があります。
安心の家づくりに欠かせない屋根や瓦のことを考えるキッカケづくりとして、楽しく屋根や瓦に触れてもらいたい!
という思いからです。(スタッフもお客様と一緒に楽しんでしまっているというのも本音ですが、、、(笑))
なぜなら、新築時には初期費用を落として一円でも他社より安いことと、早く竣工することを、
買う側も建てる側も求めるあまり、特に都心では誰も気に止めない「屋根」は、いの一番に槍玉に挙げり、
最も安価で誰でも簡単に早く施工できる屋根材が多く選択されます。
その結果として、15年前後で100万円ものリフォーム費用が掛かり、
30〜40年の間、最小限のメンテナンス20万円程度で済んでしまう屋根材と比べると、
日本の家の平均寿命である、40年という住宅の維持費用の合計としては少なくとも100万円は損しています。
その事実をお客様はきっとご存知ないと思いますが、その事実を知っているはずの建てる側は、
リフォームの期待売上をみすみす減らすような話しを積極的にはしません。
【住宅の維持費用まで考慮した失敗しない屋根材選びの方法についてはこちら】
その為に、屋根の上の事実を客観的にお伝えする場として、
毎週土曜日は社内の会議や研修だけでなく、地元のお客様にも開放し、
屋根の無料相談会やリフォーム相談会を開催しています。
また、遠く離れた日本全国から、屋根に関する相談のお電話を頂くようになりました。
有り難くも身の引き締まる思いで一杯です。これからも私たちは、正直な情報開示と公の場での様々な活動を通じて、
地元のお客様だけでなく、ひとりでも多くの方に、
住んでから後悔しない安心の家づくりに欠かせない屋根や瓦のことを、正直に日本全国にお伝えし続けます。