屋根ってどうやって作るの? 今回は、屋根の作り方を説明します。
屋根作りのスタートですが、屋根の下地までは大工さんが作ります。
下地完成後(建築業界では「野地が上がる」「上棟する」などといいます)からが、屋根職人の出番です。
まずは雨漏りの防水層として、ルーフィングをベニヤ板に貼っていきます。
次に屋根材を工事するための下準備です。
瓦の場合、瓦桟(かわらざん)と呼ばれる瓦を引っ掛けるための枠を打っていきます。
ほかにも、屋根材によっては、屋根の隅っこが雨漏りしないように板金を取り付けるなどの作業を行います。
その後は、屋根材を屋根へと運びます。最後に屋根材を並べて、完成です。
約30坪の家でしたら、一番簡単な屋根材だと、
屋根職人1人でこれだけの作業を2~3日で終えてしまいます。
この中でも特に大変なのが、屋根材を運ぶ作業。
屋根上には荷揚げ機という仮設のエレベーターのようなものを使って運びますが、
それ以外は総重量1〜2トンもの屋根材を人力で運ばなくてはなりません。
変な場所に置くと作業の邪魔になり、また動かす必要が出てきますので、置き場には細心の注意を払います。
重労働な屋根作り。
しかし、その分完成した時の喜びも大きいです!
教えて!屋根屋さん。第30回「屋根職人が考える、自然の摂理に沿った屋根の大切さ」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜昭和二十六年創業。屋根に関する製造・販売・工事の全てを経験。
屋根専門石川商店の三代目、1級かわらぶき技能士
石川弘樹(いしかわひろき)です。
【趣味】 ワンピース(マンガ)
【目標】 瓦割り世界チャンピオン
屋根専門石川商店HP:riverstone-roofing.com
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