【リフォームデータ】
◆依頼内容:棟瓦交換工事
◆工事金額:6000円/m~ (但し、既存材解体工事費は含まず)
◆施工期間:2日
◆商品仕様:瓦:和瓦 色:ハイシルバー
◆ 築 年 数 :約20年
(加筆 2017年09月01日)
近年大きな地震が多い我が国ですが、ご自宅の屋根がいたんで見えたりすると大丈夫か気になりますよね。
実はいたんでいるように見える屋根も、一部の補修だけで安心の地震対策となる場合があります。
今回はそのような工事事例を紹介いたします。
まずは屋根の点検から。
下から見ると屋根頂上の「大棟」部分の漆喰が剥がれ、瓦がズレているので、屋根全体がいたんでいるようにも見えます。
しかし、実際に屋根に上がって点検してみると、屋根の大半を占める平葺き部分の桟瓦はしっかりしていました。
そこで棟部分のみに工事を行います。
工事の方針。棟交換で地震対策。
既存の大棟は丸共3段積みですが、これを交換し、7寸丸の一本伏せにします。
棟金具でしっかりと補強し固定するので、地震でも安心です。
実際作業の手順、様子。
まずは既存の棟を剥がしていきます。 ↓
きれいに掃除をしたら、ピッチを決めて棟金具を取り付けていきます。
このとき重要なのが高さの調整です。 ↓
続いて新しい木材を棟金具に設置し、その脇に棟際の桟瓦を並べます。
桟瓦がズレないようシルガードの上に乗せ、穴開け、ビス打ち等で固定していきます。 ↓
面戸部分を埋めるため、シルガードを盛りつけます。
見える部分なのでより丁寧にきれいに仕上げます。 ↓
丸瓦をかぶせ、ビスで留めたら棟交換は完了です。 ↓
交換や点検のタイミングはいつ?
瓦屋根の棟は15~20年での取り直しをおすすめしています。
大棟のズレや漆喰の剥がれは、割と見つけやすいと思います。
大棟は屋根の合わせ目を覆う大事な部分であり、風雨にさらされる部分でもあるので、見つけたらぜひ、早期メンテナンスをおすすめいたします。
また屋根は一見きれい見えていても、実際はいたんでいるということもあります。
今回の事例のように一部の補修で済むこともありますので施工、補修から年数が経過している場合には点検することを検討してみて下さい。
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〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜屋根専門75年 石川商店
鈴木 和宜(すずき かずのり)です
【趣味】 公園めぐり
【特技】 カードまわし
【最近】 中華料理、飽きた
【出身地】 東京都
屋根専門石川商店HP:riverstone-roofing.com
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