今回のお話は、ニッポン消費者新聞に掲載されていた『特商法違反で業務停止命令11件実施 東京都2016年度』という記事からの学びの共有です。
東京都は、特定商取引法と都消費生活条例に基づき計111件の行政指導を実施。そのうち特商法違反で11件の業務停止命令を出しました。その中で使わていた代表的な手口を3つご紹介します。
有名店の名前を偽って訪問する
テレビCMをしているような大手を装う会社もあるようです。必ず名刺をもらうようにしましょう。
ちなみに弊社は、石川か林が必ずお伺いします。
いろんな意味で濃いふたりです。顔を覚えておいてくださいね♪
断っている消費者に無理やり勧誘する
断っているのに、居座ったり、しつこくお願いしたり、何度も何度も訪問してきたり、迷惑でしかありませんよね。
玄関でのやりとりは基本的におすすめできません。インターホン越しにやんわりとお帰りいただきましょう。
契約書を消費者に渡さない
確かに口頭でも契約は成立します。
八百屋さんで、
「今日はきゅうりが3本100円だよ!」
と口頭で値段を言って購入するのと同じです。
でも大切な我が家のリフォームの契約書を渡さないというのは、かなりコワイですよね。
例えば、契約書を渡していないにも係わらず、解約時に見積りの50%をキャンセル料を請求する、という業者もいるようです。
必ず契約書をもらいましょう。
屋根リフォーム詐欺のおすすめ予防法 3つ
このような詐欺業者をどのように予防すれば良いのか? 予防法を3つご紹介します。
インターホンの横に詐欺業者チェックシートを貼ろう
弊社への詐欺業者のご相談も、今回の場合とほとんど同じ手口です。
寄せられた相談を元に、こちらの詐欺業者チェックシートを作っています。
チェックシートにあるようなことを言ってきたら、押し売りや詐欺を疑ってもよいでしょう。
ご自宅やご実家のインターホンの横に貼ってお使い戴ければ幸いです。
日頃から、自撮り棒でDIY屋根点検しよう
我が家の自宅の屋根のこと。普段、気にかけない、見ていないことも詐欺や押し売りの温床の原因です。
でも屋根に上るのは大変だし、どうすれば? と思ったら近くの100均へ。
100均の自撮り棒でバルコニーから屋根をパシャッとすれば屋根が意外にキレイに写ります。
自撮り棒でDIY屋根点検の方法はこちら。
もし必要があれば、そのままLINEで質問、相談もできます。
この写真がいざという時の証拠として使えることもあります。定期的に撮影して損はないでしょう。
石川商店の屋根メンテナンス費用は30年で30万円。それ以上は過剰かも
屋根リフォームの情報は錯綜し、きっと何を信じてよいのかも分からず、相場感も無い状態でしょう。
そこで屋根の専門家として私見を述べると、
家の屋根から雨漏りさせないためには、30年で30万円あれば十分です。
それ以上の金額になるものは、過剰なリフォーム工事と言っても過言ではありません。
屋根は30年で30万円を相場感として持っておきましょう。
訪問販売で困ったときの相談先 2つ
訪問販売を断ったはいいけれど、なんとなく不安だ。誰かに相談したい。という時の相談先を2つご紹介します。
最寄りの消費者センターに相談しましょう
突然の業者の訪問で不安でいっぱいになってしまうでしょう。まずはお近くの消費者センターに電話して相談しましょう。
(お住まいの都道府県をクリックすると、国民生活センターの消費者センター案内が開きます。)
北海道・東北
| 北海道 | 青森県 | 岩手県 | 宮城県 | 秋田県 | 山形県 | 福島県 |
関東
| 茨城県 | 栃木県 | 群馬県 | 埼玉県 | 千葉県 | 東京都 | 神奈川県 |
甲信越・北陸
| 新潟県 | 富山県 | 石川県 | 福井県 | 山梨県 | 長野県 |
近畿
| 滋賀県 | 京都府 | 大阪府 | 兵庫県 | 奈良県 | 和歌山県 |
中国
| 鳥取県 | 島根県 | 岡山県 | 広島県 | 山口県 |
九州・沖縄
| 福岡県 | 佐賀県 | 長崎県 | 熊本県 | 大分県 | 宮崎県 | 鹿児島県 | 沖縄県 |
屋根の専門家の意見が必要であれば、石川商店にご相談を
もし必要があれば、石川商店にご相談を。屋根の専門家として客観的な意見をお伝え致します。
電話、メールはこちら。
LINEならもっと気軽に質問、相談もできます。
スマートフォンの方は、下の【友だち追加】ボタンを押しましょう
石川商店のLINE公式『家の屋根のお悩み・トラブル相談所』を【友だちリストに追加】ボタンを押せば準備完了。
パソコンの方は、QRコードをスマホで読み込みましょう
石川商店LINE相談の使い方はこちら。
契約をなしにできる! クーリングオフのやり方
訪問販売で契約してしまったけど、詐欺とか押し売りかもしれないから、やっぱりやめたい。という時の解約の仕方をご紹介します。
クーリングオフとは、
契約から8日間は、無条件で解約できる消費者の権利です。
訪問販売の場合、クーリングオフ期間と言って、契約してから8日間、お客さまがやっぱり無しと自由に言える期間があります。
契約はしたものの、すこしでも不安や納得がいかなかった場合は、クーリングオフで契約破棄をできるということを知っておくのはとても重要です。
通常、電話やFAXで
「クーリングオフします」
だけで通じますが、ごねられたり、すでにお金を支払っている場合は、しっかりはがきを送るのが確実です。
クーリングオフの雛形はこちらを自由にお使いくださいませ。
くわしいクーリングオフの方法はこちらをご参考に。
すべての訪問販売が悪いとは言いませんが、詐欺の可能性もありますので、十分に注意してくださいね。
- 創業75年、屋根専門石川商店の三代目。石川弘樹(いしかわひろき)です。
- 【肩書】
- 日本屋根ドローン協会代表理事、東京都瓦工事職能組合 震災対策委員長
- 【資格】
- 1級かわらぶき技能士、瓦屋根工事技士、全日本瓦工事業連盟認定 瓦屋根診断士、全日本瓦工事業連盟認定 耐震化講師、耐震プランナー、増改築相談員、古民家鑑定士、ホームインスペクター(住宅診断士)、ジュニアリフォームソムリエ、リフォームスタイリスト1級、リフォーム提案士、ライフスタイルプランナー
- 【趣味】
- ワンピース(マンガ)
- 【目標】
- 瓦割り世界大会初代チャンピオン
- 【ブーム】
- ウェイトトレーニングはじめた
- 【困り事】
- 20年前の半分の重さでショック
石川商店からのお願い
記事を最後まで読んでいただきありがとうございます。
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日々屋根にお困りのお客様にとって必要な情報をお伝えするために、ご参考にさせて頂きます。