新築20~25年で住宅の市場価値ゼロ?!日本の住宅事情
現在の中古木造住宅の評価額の算定方法だと、竣工から20年~25年経過した土地以外の建物価値はほぼゼロ!!
いくらリフォームしで住宅価値が回復・向上しても基本的に評価は変わることがなようで、これが欧米のように古い家をリフォームしたり維持保全が活発に行われてこなかった理由らしいです。
その結果、日本は相変わらず新築中心の住宅市場で、中古住宅が拡大していかないのです。
作っては壊す家のサイクルを改善するために
2014年3月に国土交通省から、“日本の新築中心社会から、中古市場を拡大した社会に変えていこう!”という趣旨のもと、『中古住宅に係る建物評価の改善に関する指針』が出されました。
これは現在の不動産流通業界で慣行となっている、年月だけで評価額が下がるのではなく、各住宅の品質・性能に基づいて建物の価値を算定する方向に評価方法を転換させていこうとするものです。
リフォームやリノベーションが建物の安全性・快適性を維持させるだけじゃなく、資産としての価値を持続させることになるという、すばらしい評価指針です。
これで今後は維持保全やリフォームを適切に実施して品質や性能が回復している家は、年数が経っていても高く評価されるというのが標準になるかもしれないですね。
日本と海外の住宅事情の違いはどれくらいか
日本は梅雨や高温多湿の夏季、冬季には積雪の多い地域があったりと、劣化しやすい環境が整っているということが欧米などと大きく違う風土ですが、海外の解体する家の平均築年数と比べると違いすぎる!!
アメリカは55年、イギリスは77年なところ、日本はなんと30年!!
住宅金融支援機構の調査によると、日本人の建売住宅の購入する平均年齢は37.5歳。
平均建て替え年数の30年後には67.5歳。これからやっと一軒家をもった醍醐味として“安住の家”で最後まで暮らそうという頃に取り壊すのが、統計的には一般的というから驚きです。
建てる時以上に維持保全も重要なこれからの木造住宅
住宅を長持ちさせるためには、建てる時が肝心です。
建築の初期費用が増加することもあるけれど、長期視点でみれば資材や構造などしっかりと作り維持していけば、途中想定外の修理に大きな出費もほぼなく、家の資産価値もキープできて初期費用の差は回収できるのではないでょうか。
間取りはシンプルにするほど価値ある中古住宅へ
中古住宅に価値が出るようになると、次に必要なのは間取りです。建てる時にあまり凝り過ぎると、他の人のライフスタイルとマッチしない住みにくい家になってしまいます。
屋根で言えば軒やケラバ出具合がほぼないスタイリッシュすぎるものにしないで、機能を十分発揮するものを選ぶとか。
夢のマイホームですが、ちょっとそこは我慢で。
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それではまた
日々会社に舞い込むお困り事や作業内容を基に、
いつか立派な屋根屋スタッフになれる日を夢見て勉強中。
- 井上 利里子(イノウエ リサコ)
- 【ニックネーム】 Ri-chang
- 【苦手なこと】 ストレッチ めちゃ体硬い
- 【最近】 八満マルシェで“トゴ銀ドッグ”初披露!
屋根専門石川商店HP:riverstone-roofing.com
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