石川商店

箱根の関所の屋根は・・・

先日、仕事に家事にと疲れ切った心と体を癒すために伊豆の温泉に行ってまいりました。
ゆったりと温泉に浸かり(*^。^*) 鮑のお造りや金目鯛の煮付などを肴にしながらの日本酒の美味しかったこと~♪


ああ~極楽!極楽!


そしてそんな帰り道、恩賜箱根公園にちょっと犬の散歩に立ち寄りました。
隣接している箱根関所の前まで行くと、「わんちゃんも抱っこして入れますよ」と言われ「そうなの~?だったら!!」と入ってみました。 TOPのページは箱根関所の物見台である遠見番所からの写真です。


芦ノ湖が一望出来て素晴らしい景色でしたよ。 中途半端で歩きにくい階段を登る価値ありです!
ちなみに左が京口御門、右が江戸口御門です。
この景色を見ながら「綺麗な屋根だな~」と思った私は、やっぱり屋根屋で働く端くれであります。
そしてこの屋根ですが、栩葺(とちぶき)と言う珍しい屋根でした。

横から見るとこんな感じです。
とちぶきなのでトチの木が使用されていると思いがちですが杉やサワラが用いられ、箱根の関所には秋田杉が使われているようです。
一枚の板は幅12~15㎝、長さは42㎝ほどで1~3分の厚みの物を木賊葺、3分以上の厚みの物を栩葺と呼ばれるそうです。
この板を7.3㎝ずつずらして竹釘で打ち付けて施工されているそうです。
屋根板に割り板を使用し、ちょっと隙間を作り凍害や腐食に対して強い屋根を作り上げました。もちろん今は復元された物ですが、珍しい工法の屋根を見ることが出来ます。


  他には関所役人の休息所や 台所なども再現されています。

こちらは面番所で関所役人や定番人が詰めていたそうです。


面番所の前の縁側では、出女を調べる人見女が・・・(恐)
恐ろしげなお婆さん場合が多かったとか・・・・・・・・・・(大恐!)
江戸時代の関所は、軍事的な要塞という役割から旅人や荷物の検査にあたる警察的な役割へと変わっていったようです。
特に人質として江戸に住まわされていた大名の奥方の逃亡や、江戸への大量の武器が持ち込まれることを取り締まっていたそうです。
江戸から出る女性「出女」はを関所通行手形を持っていないと関所を通してもらえず、持っていても上の写真のように顔、髪型、手足の特徴に至るまで関所通行所に記載されている特徴に合うか、厳しく取り調べられました。
そして関所破りには重罪で死罪 女性が関所を抜けるのは大変なことだったんですね。
江戸時代じゃなくて本当に良かったです(*_*;


そして、こちらは日本瓦の関所資料館 関所手形や古文書、武器類なども展示されています。


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十数年金庫番している『deko』
事務所でじみぃ~に仕事してます。

【趣味】  旅行・カメラ
【ブーム】 パーソナルカラー・長芋の漬物
【愛して止まないもの】 我が家の三匹のわんこ・美味しいもの
【夢】  世界一周旅行
屋根専門石川商店HP:riverstone-roofing.com 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

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