この鬼瓦の正式名分かります?この模様、レア物?! ・・・・・・・・・・
いやあ〜ビックリしました。近くの工事屋さんが屋根の修理するので同じものを売って欲しいと持って来てくれたのですが、この鬼瓦、古くは良く使われていたのですが、現在ではかなりマニアックな柄なので、当然在庫しているはずも無く、メーカーに問い合わせた所、メーカーにも無いとの事。昔の鬼瓦なので完全な手作りだそうです。ですから納期は1ヶ月以上先、金額も1つウン万円という超高級品、その名も「六寸筋彫一文字鬼(ろくすんすじぼりいちもんじおに)」(諸説ありこれも正解のはず)でした。
折角ですので、鬼瓦の名前の豆知識。この漢字だらけの呪文みないな名前の左2文字「六寸(ろくすん)」は大きさを表します。鬼瓦の採寸は一般的に鬼瓦中央部の縦寸法を計ります。
ちなみに一寸法師の一寸は約3cmです。ですからこの鬼瓦は約18センチなんです。そして「筋彫(すじぼり)」が柄の名前、「一文字(いちもんじ)」が形状の事で下が、真っすぐという意味なんです。
ですから瓦呪文を要約すると、
「高さ18センチの昔のお洒落な柄で下が真っすぐな鬼瓦」
となります。
余談ですがこの鬼瓦は、急ぎの修理だし、値段も高いし、お客様の思い入れも特に無い(悲しい、、、)ということで一般普及品の鬼瓦で代用して、ウン千円で済んじゃいましたとさ。
ちなみに、鬼瓦が落下したということは、鬼瓦だけ交換することも可能ですが、実際には鬼瓦を含めた「棟」全体が傷んでいるという証拠でもあります。
予算やどれだけ家を長持ちさせたいかに応じて、棟交換や棟の取り直し工事も検討対象として考えましょう。
それにしても、この鬼瓦。記念に頂けないかなぁ〜。
改めて思うに「3センチ(一寸)先は闇」って恐ろしいですな、、、
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