どんな仕事にも苦労はつきもの。今回はそんな屋根屋さんの「苦労話」についてお話します。
屋根屋さんの大敵といえば、悪天候。
なかでも大変だったのが、屋根の洗浄をした時の話です。
屋根の洗浄は雨の日でもできるので、その日も雨の中、いつも通り作業をしていました。
ところが、しばらくすると目の前が真っ白に光り、直後に「どかーん」という音、、、! そう、すぐ近くに雷が落ちたのです。
あまりの音の大きさに、その瞬間はさすがに私も「死んだ、、、」と思いました(笑)。
後で聞いたところによると、近くの公園では木が燃えていたそうです。
また、国の重要文化財などに関わる時も、別の意味で苦労します。
1000年以上も前の瓦や、一般住宅でも、1枚しか使わない特殊な屋根材(このような屋根材を“役物”といいます)を使用することがあります。
これらを扱う時も「割ってはいけない!」ととても緊張しますね。
瓦を大切に扱うことは大事ですが、慎重過ぎる作業も禁物。
屋根職人になりたての頃は、その辺のさじ加減も分からず苦労しました。
そんな苦労が職人の腕を磨いていくのも事実。
今後もお客さまの笑顔のため、どんな困難にも負けず、日々業務に励みたいと思います!
教えて!屋根屋さん。第8回「屋根の傷みを放っておいたら、どんな事態が発生する?」
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屋根専門石川商店の三代目、1級かわらぶき技能士
石川弘樹(いしかわひろき)です。
【趣味】 ワンピース(マンガ)
【目標】 瓦割り世界チャンピオン
屋根専門石川商店HP:riverstone-roofing.com
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