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■【2020完全ガイド】屋根のスレート瓦ってなに? カラーベスト、コロニアルってなに? | 石川商店
とはいえ、自分の家にスレートが使われているかどうかなんてわかりませんよね。
大体のお客様が屋根に乗っているものなんて、
なんかとりあえず瓦なんじゃない?というくらいの認識で、
何に気をつければいいのかなんてサッパリ。
そもそも気にしたことがない!
という方がほとんどなのではないでしょうか。
そんな方が、業者さんに声をかけられたりすると
「え、うちの瓦ってメンテナンスとか必要なの?!」
と驚いてしまいますよね。
そうなってしまうと業者の思う壺。
教えてくれた業者さんが良い人か悪い人か見極める前に任せてしまいたくなります。
またスレートに関しては、全国的にも普及率が高く業者さんが多いこともあって、
その業者の中にはお客様がわからないことをいいことに間違った修理を進めてくる人たちもいるんです。
間違った判断をしないためにも、
この記事を読めばスレートについて、しっかり知識を深め、修理時に的確な判断ができるようになりますよ!
「スレート」とは超強いセメントを固めて塗装した板のこと
スレートはいくつか種類があってややこしいのですが、一般的に使われているのは【化粧スレート】というもの。
業界的には「カラーベスト」や「コロニアル」、「スレート瓦」とも呼ばれる屋根材です。
ちょっと分かりにくいのですが、要するに「ものすごく強いセメントを固めて塗装してできた板」です。
スレートの基本性能について
- 【スレートの基本性能】
新規施工費:約¥6,000/1㎡あたり
重 さ:約21kg/1㎡あたり(100㎡で車2台分と少し)
耐久性:約30年特性:雪には弱い。現在出回っているスレートに関してはアスベストは含まれていない。
簡単に言えば、iphoneくらいの厚さ(5㎜前後)の薄く平べったいセメントの板。
現在、日本での普及率が最も高い屋根材です。
雪の関係で施工ができない地域を除いて、全国ではもはや定番。
新築で特に指定をしていなければ、おそらくご自宅に使われているのはスレートではないでしょうか。
スレートの中身を詳しく説明するとこんな感じ。↓
現在出回っているスレート材にはアスベストは含まれていない。
もともとは天然繊維のアスベスト(石綿)が使われておりましたが、今は一切使われておらず、天然繊維と人工繊維を合わせたものが使われています。
現在の基盤は紙と同じパルプ繊維にセメントを染み込ませ、そこにシリコン(コーキング※とても強い接着剤)と同じ成分のものなどをくっつけて強度を上げたものがメインです。
スレートのメリット:シンプルな見た目と豊富な色、軽さ、安価さが特徴
「スレート」は薄い板状の屋根材。仕上がりはすっきりとシンプルな見た目になります。
また、色も24色以上と色鉛筆くらい豊富。
形や模様も種類がいくつかあり、バリエーション豊か。
和風にも洋風にも無難に合わせることができるので、とにかく安くて見た目も整ったもの!
といえばスレートです。
また、重量が瓦の半分以下(瓦:1㎡約39kg スレート:1㎡約21kg)と軽くて加工がしやすく、施工方法もシンプルなので完成が早くて工事費用も安価です。
金額も瓦に比べて約半分(設計価格)で、初めにかかる費用が全体的にお手頃なのが利点。
普及率が高く施工の簡単さもあって対応業者が多く、困った時に相談するところが見つけやすいのも特徴です。
スレートはメーカーによって商品名が違う。
ちなみに、
スレートは「カラーベスト」「コロニアル」「スレート瓦」といろんな呼び方をされています。
なぜそうなったか言いますと日本で一番出回っているスレートの商品名・シリーズ名だからです。
絆創膏を「バンドエイド」や「カットバン」と呼んだり、
携帯用使い捨てカイロを「ホカロン」と呼んだりするのと同じですね。
例えば、現在一番有名なスレート瓦メーカーの一つのケイミューさん。
そこの商品の一つに、
「カラーベストのコロニアルグラッサ」というものがあります。
これは、ノンアスベストスレートのシリーズ名で、コロニアルは今現在多く使われているスレートの商品名。
これを合わせると「カラーベストのコロニアルグラッサ」となるわけです。¥。
スレートを瓦状に固めたものが「スレート瓦」
「スレート瓦」というとセメントを瓦の形に固めた屋根材になります。
【厚型スレート】とも【乾式洋瓦】とも呼ばれます。
こちらもよくお問い合わせいただくスレートで、「瓦が割れた」ということでお伺いしたらセメント瓦だった、ということもしばしば。
しかし、残念ながらこちらは現在廃盤になってしまっていて、弊社だけでなく全国でも在庫は極僅かで、持っている業者さんも少なくなっています。
詳しくは【こちら】をご覧ください。
スレート屋根のメンテナンス方法と修理の相場価格は?
「スレートの割れ修理」は気づいたらすぐやろう。修理の相場価格は¥39,800〜
- 【スレートの割れ修理の相場データ】
修理の時期目安:見つけ次第早めに
参考相場価格:¥39,800〜
- 【スレートの割れ修理の相場データ】
「割れ補修」とは足場を組んだ時のミスや、屋根に石が飛んできた時、落雪時などで割れた部分の屋根材を差し替える工事です。
実は築10年以内の家であれば、屋根材が割れていてもすぐに雨漏りすることは非常に稀です。
しかしながら、たった1枚でも水は見逃してくれないのも事実です。
割れ修理は放っておくと雨漏りにつながることも。
そうして起こった雨漏りは、長い間放って置くと屋根の下地板が痛むだけでなく、お家自体の劣化にも繋がってしまい、多大な出費になってしまいます。
気が付いたらなるべく早く応急措置、もしくは完全な修理をしておきましょう。
雨漏りに繋がる前なら、1枚の差し替えのみで安価な事も多いです。
【雨漏り修理】【割れ交換】訪問販売の業者の工事が原因で屋根の雨漏り発生。いぶしの和型53Aを交換する屋根修理。【日本瓦】
「スレートの棟交換」は定期的に行うのがおすすめ。相場価格:約¥10,000/㎡
- 【スレートの棟交換の相場データ】
修理の時期目安:設置後10〜15年に1度。
参考相場価格:約¥10,000/m
- 【スレートの棟交換の相場データ】
棟とは、屋根の面と面がぶつかる場所で山になっている部分。
スレート屋根の場合はその部分に金属の板(板金)が被せてあります。
雨風に晒されるうちに板金を留めつけている釘が浮いてくる。
そのうち土台となっている木材まで劣化してしまうと、台風などの強風時に飛んでしまうケースがございます。
上の写真のようにめくれあがってしまうことも。
ですので、
だいたい築10〜15年程度で一度板金と木材を取り換える事をオススメ致します。
塗装前に交換しておくと良いでしょう。
「スレート屋根塗装」で見た目は新品同様!ただ耐久性はもどらない。相場価格:約¥3,500〜
- 【スレート屋根塗装の相場データ】
修理の時期目安:約15年に一度
参考相場価格:約¥3,500〜※足場別途
(一般財団法人経済調査会資料より抜粋)
- 【スレート屋根塗装の相場データ】
塗装でスレートの耐久性は上がらない。雨漏りの原因になることも。
家の景観の一部である屋根ですから、塗膜が剥げて見た目が悪くなってくると汚らしい印象になって嫌ですよね。
そんな時に塗装は効果的です。
塗った後は、見た目が新築の時以上に美しくなります。
ですが、塗装をしても強度が上がるわけではありません。
あくまで美観保持のためのものです。
劣化したものを塗って見た目だけ整えているだけです。
もし塗装をするなら、念のため棟板金のメンテナンスがオススメ。
さらに塗ったばかりの時はツルツルしていて落雪が起きやすくなります。
都心でも落雪トラブルが多いので、雪止めがしっかり付いているか確認しておきましょう。
また、屋根材と屋根材の間が塗料で埋まってしまわないように【目地切り】をちゃんとしてあげないと2~3年後に雨漏りを起こす可能性があります。
実際に「塗装をしたら雨漏りするようになった」というご相談もございました。
その為、塗装するなら信頼のできる業者さんに頼みましょう。
もちろん石川商店でも、ご相談に乗っていますよ。
「スレートのカバー工法(重ね葺き)」はその先30年以上住むなら有効。場価格:約¥10,000/㎡
- 【スレートのカバー工法(重ね葺き)の相場データ】
修理の時期目安:築30年
参考相場価格:約¥10,000/㎡※足場別途
(葺き替えせずにカバー工法した場合。金額はシングル屋根材の重ね葺き)
アスベストの応急対策にはなるが、ゆくゆく大きな撤去費用が発生する。
名前の通り、もともとある屋根材の上に新しい屋根材を被せる工事になります。
アスベスト入りの屋根材の対策としても効果的です。
今葺いてある屋根材が「波型スレート」など凸凹がある屋根材であったり、屋根の下地板が激しく劣化している場合は工事ができません。
今の屋根材の上に葺く為、廃材が出ません。
その為、撤去費用や廃材の処理費用がかからないので、費用を抑える事ができます。
ただし、屋根が二重になっている状態なので、その後に葺き替え工事や解体をなさる場合に屋根材撤去費用が通常に比べ倍以上になってしまいます。
さらに、カバー工法の次の工事は葺き替え(全交換)になりますので注意。
詳しくは以下の記事からどうぞ。
葺き替え(全交換)は長く住むなら絶対にお得。相場価格:約¥15,000/㎡
- 【葺き替え(全交換)の相場データ】
修理の時期目安:約30年に1度
参考相場価格:約¥15,000/㎡※足場別途
(※カバー工法をせず葺き替えた場合。金額は新しいスレートへの葺き替え)
葺き替え=屋根材をまるっと交換すること。
今ある屋根材を取り払い、新しい屋根材にする工事になります。
屋根材だけでなく、水を逃がす為の板金(金属)部材も交換し、雨漏りの原因にもなる劣化した野地も確認・補修できるので、一度この工事をするとほぼ同じ期間は問題なく過ごす事ができます。
また、全く新しい屋根材に変える事ができますので、スレート屋根からアスファルトシングル屋根やガルバリウム鋼板(金属)屋根にもできます。
初期費用はかかりますが、その後のメンテナンス費用も考慮すれば、葺き替えは他と比べても決して値段が高い選択肢ではありません。
また、お家の雰囲気をガラリと変えてみたいという方にもお勧めです。
ただこの時、スレート屋根から瓦屋根に変えることは耐震性の観点からオススメできません。
どうしても!という時はお家自体を瓦の重さに耐えられる家にする必要がございます。
詳しくは以下の記事からどうぞ。
スレート屋根で注意しておきたいデメリットとは?
1)屋根の下地(ベニヤ板)に直接葺くので換気棟の設置は必須!
スレートと瓦の違いには、屋根材そのものだけでなく施工の方法も違うんです。
具体的に図で比べてみるとこんな感じ。
これは屋根材ごとの葺き上がり構成図になります。
ここで注目していただきたいのは、屋根材の一つ下が何になっているか。
瓦の下には木が縦と横に入っていますが、スレートは下葺材(防水紙)の上にそのまま施工されています。
瓦の場合は木があって空間ができているので、風通しが良く結露も起こりにくいのですが、スレートはそうもいきません。直に貼ってある分蒸れやすくて、雨漏りより恐ろしい結露も起こりやすいんです。
そうした点から、スレート屋根のように下葺材の上に直接葺く屋根材は【棟換気】の設置は必須と言っても良いでしょう。
換気棟については以下のページにまとめてあります。
2)正しい施工方法を知っているお店に頼む。
スレートは本体だけでなく施工費も安価とお伝えしました。
その理由は、瓦のように美しく見せる為の技術や多くの手順が必要なわけではなく、マニュアルを押さえればカンタンに施工ができるからです。
また、金属屋根のように加工で気を使うこともそうありません。
施工がカンタンでたくさんの業者さんに人気でもあるのですが、
「もっと工事を早く済ませたい」「簡単だけどそこまでやるのは面倒」
と中にはあまりよろしくない業者さんも少なからずいらっしゃいます。
その結果、【釘の3本止め】や【釘の打ち込み不足】、【板金の重ね不足】など明らかな施工ミス・施工不良によるトラブルが多発しているのです。
今問題がなくても10年〜15年後に致命的な【雨漏り】や屋根材落下による【近隣被害】につながる事も。
実際にそれは保証が切れた後に発覚することがほとんどです。
そうすると、施工や商品の不良が見つかってもお客様負担での工事となってしまうことが多いのです。
詳しくは以下の記事からどうぞ。
3)形状や扱いによっては施工中に踏み割れが起こる
スレートもただ平らな板状のものだけでなく様々な形状のものがあり、ランダムなタイルのように見える現代風のスレートや木目調で温かみがある見た目のものもございます。
しかし、最近丈夫になってきているとはいえ薄い板。
歩き方を知らない業者さんが乗ったり、知っている業者でも相当気を使わないと新旧かかわらず踏み割れが起こってしまうことがあるのです。
また、経年劣化だけでなく、少し変わった形状のものであれば、さらに踏み割れの危険がございます。
こちらは現在廃盤になっているアーバニーというスレート屋根材。
画像の割れは、業者の踏み割れによるものです。いわゆる手抜き工事です。
ランダムな見た目が特徴ですが、スリット(切れ込み)がたくさん入っている分1か所にかかる負担が大きく、施工時やその後の塗装時に踏み割れが起こりやすい商品でした。
ですので「これから屋根をスレートにする!」というならできるだけシンプルな見た目のものをお勧めいたします。
また、屋根を施工した業者さんに不審な点があるなら、完工後、早急に「踏み割れがないか」を確認しておきたい点ですね。
もしくは、施工業者に怪しい点があればぜひ一度ご相談ください。
4)塗装が剥げやすく見た目が悪くなりやすい。
スレートだけに言える事ではありませんが、セメントが使われている屋根材は酸に弱いです。
雨にごく少量含まれている酸にも弱く、15年くらい経ってくると塗膜が劣化してきます。
なので、塗装が剥げてしまうと、そこから胞子が入ってしまっていつの間にやら苔が生えている!なんてこともございます。
とはいえ製品自体の耐久性が落ちてしまう訳ではないので、雨漏りはしません。
ただ、やはり見栄えが悪いので外から屋根が見える、というときは気になってしまいますよね。
ですので、どうしても気になってしまう方は美観保持として塗装するのがオススメ。
ちなみに、現在はフッ素の塗料が焼きつけられていて塗装が剥げにくい製品も発売されています。2006年~のスレートは特にそういうモデルが多いみたいです。
アスベスト入りのスレートは撤去時に注意!
冒頭のとおり平成18年以降のスレートにアスベスト(石綿)は全く含まれていませんが、逆にそれ以前に建てられたスレートのお宅には石綿が含まれている可能性が極めて高いです。
健康被害があるとして大きくニュースで報じられていたので「危険物が頭の上にあるなんて怖い!」と思われますよね。
ですが、実はセメントでがっちりと固められているので、葺かれているだけならそうそう害はないのです。
塗膜が剥がれていても見た目が悪くなっているだけなので問題はございません。
逆に、アスベスト(石綿)入りのスレートは現在発売されているスレートよりも強度が高く、築30年経過しても割れがほとんど見られないほど長持ちなケースがございます。
※築30年経過したアスベスト入りのスレート屋根
とはいえ、葺き替えでスレートを剥がし、割ったり捨てたりする時はアスベスト(石綿)が舞う危険があります。
そうすると廃材処理の費用が倍近くになってしまうんです。
アスベスト入りのスレートを撤去するには資格が必要です。
さらに、アスベストに関する作業をする際に必要になる「石綿作業従事者特別教育」の受講と
「石綿作業主任者技能講習」を修了している業者でないと処理する事ができません。
要するにプロに任せるしかないので、撤去費用も結構かかってしまうということなんですね。
ですので、
主なメンテナンス方法としましては、
築15年、築25年でそれぞれ塗装と棟交換し、その先30年住むなら葺き替えを、そんなに住まずに建て替えを行うならカバー工法か棟交換などがオススメです。
- アスベスト入りと思われるスレート屋根のメンテナンス方法は、、
- 【1】築15年、築25年でそれぞれ塗装と棟交換。
- 【2】【1】終了後、その先、同じ家に30年以上住むなら葺き替えを検討。
- 【3】【1】終了後、建て替えを行う予定ならカバー工法などを検討。
とはいえやっぱり心配が尽きない!という場合は、
早めに葺き替えてしまっても良いでしょう。
不具合が多発するスレートの対処法は?
実は、アスベストが禁止された直後のノンアスベストスレートは、まだアスベストと同等の強度のスレートではなかったため劣化が早いんです。
少し説明させていただきました通り、アスベストはとても強度が高い素材。
それを使わず、同じくらい強い屋根材にするというと、かなり開発は難航したのでしょう。
そのため築10年前後でも割れ・剥がれ・めくれ不具合が多発。
平成18年前後に発売されたスレート系の屋根材は不具合が多いと言っても過言ではありません。
「そろそろ塗装を考えていたら、「塗装できない」と業者さんに言われた」
「築10年前後なのに、こんなにボロボロになってしまっているのはなぜ?どうしたらいいの!」
という方も多いのではないでしょうか。
アスベスト入り屋根材の商品名やメーカーをしりたい!
という質問もよくいただきます。
劣化が早いスレート屋根材で、代表的な商品は次の5つ。
・パミール(ニチハ)
・レサス(松下電工)
・ザルフグラッサ(クボタ)
・コロニアルNEO(クボタ)
・アーバニー(クボタ)
自分の家がその屋根材だ!とお気付きになられた時は、まずはその屋根材メーカーのお近くの営業所へ直接ご連絡なさることをお勧めいたします。
そうしますと、屋根材メーカーさんの方で早めに調査に来て、工事の見積もりを出して貰えます。
以下の記事に詳細をまとめておきましたので参考にしていただければとおもいます。
「葺き替え」にするか「カバー工法」にするかは修理後住む年数で決める。
解決策として提示される工事の大多数は、全交換する「葺き替え」か、今の屋根の上に屋根材を重ねる「カバー工法(重ね葺き)」です。
この時注意したいのは【工事後何年その家に住むか】ということ。
今築10年前後で、これから30年以上住む、という場合にカバー工法はおすすめできません。
と言いますのも、
カバー工法は、いったん撤去費が抑えることができても、二度目の大きなメンテナンスはほぼ確実に葺き替えになります。その為、二回目の時の撤去費は二倍以上になるんです。
いわゆる、応急処置的な役割がカバー工法と言えます。
この時に葺き替えておきますと、次のメンテナンスは葺き替えるか・カバー工法にするかという選択肢が広がります。
もしも「うちの屋根がボロボロで困ってる、直したい!」という時は、直した後のメンテナンスまで念頭に置いていただけますと幸いです。
知っておきたいスレート屋根材の種類を紹介。
さて、今回スレートの中でも一番使われている化粧スレートについてご紹介しました。
ですが、実はスレートは大きく分けて【繊維強化スレート】と【天然スレート】の二つのくくりがあります。
天然スレートは石を薄く割った屋根材ですが、ほとんどが輸入物で国産も少なく、かなり高価。
有名なところで言いますと東京駅に使われておりますが市場では出回っておりません。
【繊維強化スレート】はセメントと繊維を混ぜて固めて着色したもの。
日本で見られるのはほぼこちらです。
ス「波形スレート」と「化粧スレート」の2種類が主流。
その中で、トタン板のように波打った形で工場などに使われる「波形スレート」と、今回ご紹介した一般的に使われる平たい「化粧スレート」との二種類があります。
スレート屋根はメンテナンスが必要
新築でもリフォームでも大多数を占めているスレート屋根。
ですが安くてきれいでラッキー♪なままずっと維持できるかというとそうではありません。
とはいえ、メンテナンスどころかそもそも何なのかわからないのに
「割れてるとすぐ雨漏りしますよ」
「塗装すると長持ちしますよ」
「アスベスト入りは危険です!」
なんて言われると信じたくなってしまいますよね。
安価で対応業者さんがたくさんいる屋根材だからこそ、一通り特徴や修理など知っておくと、より安心して生活いただけます。
「うちの屋根、何なの?この工事でいいの?」と言った疑問や不安がございましたら、お気軽にご相談くださいね。
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- 創業75年、屋根専門石川商店の三代目。石川弘樹(いしかわひろき)です。
- 【肩書】
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- 【資格】
- 1級かわらぶき技能士、瓦屋根工事技士、全日本瓦工事業連盟認定 瓦屋根診断士、全日本瓦工事業連盟認定 耐震化講師、耐震プランナー、増改築相談員、古民家鑑定士、ホームインスペクター(住宅診断士)、ジュニアリフォームソムリエ、リフォームスタイリスト1級、リフォーム提案士、ライフスタイルプランナー
- 【趣味】
- ワンピース(マンガ)
- 【目標】
- 瓦割り世界大会初代チャンピオン
- 【ブーム】
- 10年ぶりに1日3食に戻す
- 【困り事】
- 体重増加が止まらない
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