なぜ、しゃちほこやシーサーなど屋根の上に装飾を施すのでしょうか?
これらは、ひと言でいえば「お守り」です。
家とは本来、何年、何代と続くもの。
崩れないでほしい、火事にならないでほしい、商家では商売がずっと繁盛してほしいなどの願いを込めて魔除けやお守り、鬼瓦などの装飾を施します。
装飾する場所は屋根の形状によって決まっており、
一番大きいものを一番高い所に置くことも多いですが、基本は端っこや隅っこにふたのような役割で飾られます。
火事を防止するため魚や波など水をイメージするものや、商売繁盛を願うため鶴と亀、竜、獅子、鬼などを使うことが多いです。
鬼というと怖いイメージですが、屋根では「強い」イメージ。
悪い奴を家の中に入れないように鬼が見張ってくれている。そんな意味が込められています。
また家の象徴として家紋を入れるのも一般的です。
昔は民家などでもよく鬼瓦を見かけましたが、最近はお寺などでしか見かけなくなりました。
実は、あらゆる形に加工できる鬼瓦。
動物の鬼瓦や漫画のキャラクター鬼瓦など、新たな装飾を屋根に施す人が出てきたら面白いなぁ、なんてことを考える屋根屋さんでした(笑)。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜昭和二十六年創業。屋根に関する製造・販売・工事の全てを経験。
屋根専門石川商店の三代目、1級かわらぶき技能士
石川弘樹(いしかわひろき)です。
【趣味】 ワンピース(マンガ)
【目標】 瓦割り世界チャンピオン
屋根専門石川商店HP:riverstone-roofing.com
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