ニチハの屋根材「パミール」でお困りの方からのご相談が急増中です。リフォーム前にはまず屋根材の状態を確認することがトラブルを未然に防ぐための最善の方法です。今回は築8年でニチハ・パミールの不具合が発覚したお客様よりご相談がございましたので、その模様を皆様にご報告したいと思います。
ニチハ・パミールでお困りの方は必見です!
☑築8年、太陽光発電システムの設置を検討中に発覚!
最初にご連絡をいただいたのは8月のことです。ご自宅の屋根に太陽光発電システムの設置をご検討中のお客様からでした。
屋根材がパミールでは太陽光の設置はできない...
太陽光の設置をご検討されたのは6月の事で、事前調査に訪れた業者さんより「パミールでは太陽光パネルは設置できない」と指摘されたことがきっかけだったようです。
ニチハ・パミールによく見られるミルフィーユ状の剥離が多数見受けられます。
☑住宅会社に連絡、そしてニチハが調査に来るも...
ご自宅の屋根に問題があると知ったお客様は、すぐに住宅メーカーに問い合わせをしたそうです。
ニチハ・パミールに不具合が出ていることを、何故教えてくれなかったのか問いただすと「問題は知っていたが、報告義務はない」と言われたそうです。
後日パミールの製造メーカーであるニチハが屋根の調査に来たときに、住宅メーカーとニチハの担当者からは謝罪の言葉があったようですが、調査結果の報告に再度訪れたときに信じられない言葉が...
ニチハ「剥離部分は経年劣化なので補償対象外」
住宅メーカー「ニチハの報告通りです」
ニチハ・パミールによく見られる屋根材表面の剥離は「経年劣化」という言葉で済まされる問題ではないと私は考えております。まして今回ご相談くださったお客様のご自宅は築8年です。一般的なスレート屋根材は、最低でも20年~30年程度の耐久性は有しているものですが、ニチハ・パミールは8年程度でこのような剥離が発生する、もはや屋根材としての機能は無いと言っても過言ではないのでしょうか?
☑お客様からのご相談、そして話し合いの場に立ち会い...
このような状況の中でお客様よりご相談をいただき、そして強いご要望があり住宅メーカー、そしてニチハ同席の話し合いの場に私も参加させていただくことになりました。
ここでニチハより「補修にて対応させてほしい」との提案がありました。
【ニチハが提案する補修内容】
数カ所ずれている部分は補修
腐食箇所はパミール用の塗装剤等で補修
補修に納得頂けない場合、カバー工法の材料「アルマ」を支給
パミール用の塗装剤等で補修
ニチハ支給材「アルマ」による重ね葺き
上記の補修内容に納得頂けない場合は
「補修に掛かる費用の一部を支払います」
との提案もありました。
☑今後の屋根メンテナンスを考慮した結果...
お客様は太陽光パネルの設置をご検討されております。
その状況で「補修工事」というのは到底受け入れることは出来ません。
更に築年数がまだ8年の段階で、ニチハが提案する「カバー工法」による工事は、数十年後の屋根のメンテナンス等を考慮すると、これも受け入れることは出来ません。
そこで今回、お客様が選択されたのは「コロニアルグラッサ」への屋根葺き替え工事です
コロニアルグラッサ(ケイミュー)
そして、今週(10月6日より)屋根の葺き替え工事を施工させていただきました。
その模様は後日ブログにてご紹介したいと思います。
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屋根専門60年 石川商店
林 洋道(はやし ひろみち)です
【趣味】旅行、F1チームのウェア集め、西部警察、ネコ
【特技】洗車、タイヤ交換、他クルマのメンテナンス
【最近】長年飼っていたネコが...(>_<)
【出身地】鳥取県米子市
屋根専門石川商店HP:riverstone-roofing.com
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