大きなトラブルになる前に、我が家の屋根をチェックしたい。 そう考える人もいると思います。
では、一般の方が自宅の屋根をチェックする際、どこに気をつければいいのでしょうか?
そもそも誰でも屋根の不具合を見つけられるかですが、高台や隣のマンションなどから屋根を見下ろせれば、一般の方でもチェックは可能です。
チェックすべき箇所は主に二つ。 一つめが、屋根の谷折り部分である“谷”です。
瓦屋根でも谷の部分は板金。その部分がさびていたり、落ち葉が積もったりしていると雨漏りする危険性は高いです。
二つめが、“棟違い”。 屋根のてっぺん部分を“棟”といいますが、異なる高さの棟がある場合、その接続面を“棟違い”といいます。
この部分にピンホールができやすいのです。 20年以上前に建てられた、棟違いのある家は台風や長期間の強風などによって雨漏りする可能性が非常に高いです。
上記の箇所をチェックして不安を感じたらどうすればいいか。 まずは地元の屋根屋さんに相談してください。
落ち葉が積もっているだけで相談していいの? と思う方もいるかもしれませんが、修理やリフォームを中心に地元で長く経営している屋根屋さんは、その危険性を十分に理解しています。それなので、すぐ対応してくれるはずです。
また全体的にいえることは、基本的に屋根材は縦、横どのラインもまっすぐに並んでいます。そのため、右や左に曲がっていると、ずれている可能性があります。これは雨漏りや屋根材の落下につながることもあるので危険です。もし発見したら、すぐ屋根屋さんに相談してください。
大きなトラブルを防ぐためには、日常的なチェックは欠かせません。 といっても、よっぽどのことがない限り3~5年に1度くらい点検すれば十分です。 それなので、皆さんもご自宅の屋根に不具合がないか確かめてみてくださいね。
次回は、「屋根の形を変えるリフォームってできるの?」についてお話しいたします。
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屋根専門石川商店の三代目、1級かわらぶき技能士
石川弘樹(いしかわひろき)です。
【趣味】 ワンピース(マンガ)
【目標】 瓦割り世界チャンピオン
【ブーム】 なんだか断りそうだな、、、
【困り事】 寝ても寝ても眠い病
屋根専門石川商店HP:riverstone-roofing.com
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