この記事は、2018年10月15日に追記、2017年12月12日に公開されています。
今回潜入した社団法人の説明会の内容
今回は2017年の12月に都内で開かれた説明会に参加してきました。
冒頭に、一般社団法人日本〇〇協会の設立趣旨についての説明がありました。
被災箇所以外の保険金の不正受給をしている業者がとても増えている。そのせいで保険会社は保険金を支払うことに慎重になり、真っ当な業者や消費者が困っている現状を変えるために、正しい知識を世の中に広めること
と説明がありました。
続いて幹部の自己紹介がありました。
元は車の整備工場のコンサル会社
元々は町の自動車板金工場や整備工場など、中小自動車系会社のコンサルティングを行ってきた会社と自己紹介がありました。
その経歴から、「なんでクルマはみんなローンで買うのに、リフォームはみんな現金払いなんだろう?」と疑問に思ったそう。なんでも新車販売の場合、現金で購入する人は30%で、70%はローンで購入するとのこと。それがリフォームになると現金95%、ローンは5%と極端なのだとか。
その疑問に対して、自動車はないと生活できない地域があるが、リフォームはやらなくても究極大丈夫だから、無理してローンを組んでまでやらないのでは? と推測。
現金がある余裕のある層の取り合いはしないで、現金はないけどリフォームしたいという需要を開拓しよう! と思いついたそうです。
3年間の気象をデータベース化、住所と方角で天災を推測
火災保険で屋根の修繕をすすめる他社との差別化として、3年間の降水量や降雪量、最大風速と風向などの気象データを所有しているので、家の住所と屋根の方角でほとんどの天災を推測できるのだと説明がありました。
そのデータの裏付けがあるので、保険会社は我々の報告書を保険の対象外にすることは難しく、お客さまにとっては確実な保険申請でとても喜ばれていると強調していました。
自動電話によるアンケート調査で営業の効率化
3年間の気象データの保持とは別にもう1つ他社との差別化としてあげていたのが、オートコールを利用した営業でした。
オートコールとは、自動電話によるアンケート調査です。ロボット音声や、事前に吹き込んだ人の声で、
火災保険で修理できることを知っているか?
築年数は?
リフォームしたことはあるか?
調査に興味あるか?
というアンケートの電話を、登録した電話番号に自動で行う仕組みだそう。
このオートコールで、火災保険申請を前提とした調査に興味がある家を特定し、そのデータをリスト化。そのリストを加盟店は購入できるので、その家に電話で連絡したり、訪問販売をすることで、営業の効率がとても上がるという説明がありました。
とてもかんたんで、誰も損をしない、お客さまにとても喜ばれる仕組みというフレコミ
社会人経験ゼロのアルバイトが1日1時間で月商1000万円
排水管洗浄のスタッフが2ヶ月で400万円の粗利を獲得
このようにお客さまに喜ばれ、とても実績があがる仕組みを構築できた、という説明がありました。
フランチャイズ登録料42万円、加盟金50万円、月額3万円
登録料には、地域の気象データの設定、オートコールの設定費用とリスト50件(1件800円= 4万円分)が含まれており、加盟金50万円は、先着10社限定で無料キャンペーン中と、フランチャイズへの参加を促され、説明会は終了しました。
「火災保険でタダで屋根修理」と業者が来たらご用心
このフランチャイズ加入者向けセミナーの内容を聞いたあなたが、この社団法人についてどう思うか? ご判断はお任せします。
ぼくたち石川商店は、この社団法人のフランチャイズに加盟していないことだけは明記しておきます。
ただ、火災保険で自然災害による屋根被害の修理ができるのは事実です。
保険の契約者として当然の権利を主張するにあたって、どんな業者に相談したら良いのかの判断に困ったら、お気軽にご相談くださいね。
- 創業75年、屋根専門石川商店の三代目。石川弘樹(いしかわひろき)です。
- 【肩書】
- 東京都瓦工事職能組合 震災対策委員長、日本屋根ドローン協会代表理事
- 【資格】
- 1級かわらぶき技能士、瓦屋根工事技士、全日本瓦工事業連盟認定 瓦屋根診断士、全日本瓦工事業連盟認定 耐震化講師、耐震プランナー、増改築相談員、古民家鑑定士、ホームインスペクター(住宅診断士)、ジュニアリフォームソムリエ、リフォームスタイリスト1級、リフォーム提案士、ライフスタイルプランナー
- 【趣味】
- ワンピース(マンガ)
- 【目標】
- 2級建築士、瓦割り世界大会初代チャンピオン
- 【ブーム】
- ブラッククローバー
- 【困り事】
- 平均睡眠時間9時間
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