2018年、新年早々この冬一番の寒気襲来
ここ数日日本全土に一年でもっとも寒いともいわれる寒波が訪れています。
幸い関東平野部では雪は降っていませんが、北日本はもちろん西日本の太平洋側でも雪が積もっている地域があるようです。
普段雪の降らない地域の方は、運転や歩行時の転倒に十分気をつけて下さい。
関東平野部だと雪止めがない家も少なくない
温暖化の影響か何となく寒い日は減っているような気がします。
そのせいかあるいはデザイン重視もあってか、雪止めのついていない屋根というのを東京ではわりと見掛けます。
雪止めのない屋根
雪止めは屋根に積もった雪が一度に下に落ちないようにする役割を担っています。
雪止め金具
たしかにそんなに回数としては降らないよねというのは事実ですが、最近は極端な天気になることが多いので降ると大雪ということもあります。
都心でも3年に一度くらいは雪だるまが作れるほどの雪が積もります。
屋根から落ちた雪が、植木や自転車、駐車場の屋根や場合によっては自動車をも押しつぶしたというニュースが流れることもありますよね。
また、隣家の窓ガラスを割ってしまうこともあります。
関東平野部でも雪止めがないとこういうことが起こりえます。
雪で壊れるものナンバー1?雨樋は雪には強くない
実は地味すぎてニュースでは話題にならないですが、他にも雪で壊れてしまうものがあります。
それは雨樋です。
実はこれは珍しいことではありません。
雨樋はその名の通り「雨」樋であって「雪」樋ではないのです。
もちろんある程度の重みには耐えられるように取付けられていますが、もともと雪の少ない東京などでは山間部のようには頑丈に取付けられていないことが多いです。
また、豪雪地域では軒先に雨樋自体付けられていません。
それだけ雪には弱いのです。
雪で壊れた雨樋。上の屋根に雪止めがありません。
雪止めがないと屋根の雪が下に滑り屋根全体の雪の重みが雨樋掛かってしまい壊れます。
また、雪止めがついていても雨樋が壊れることがあります。
それは雪止めの数(間隔や段数)が屋根の勾配、面積に対して少なく、雪止めが十分に機能していない場合です。
ほかにも、塗装工事をしたスレート屋根や太陽光パネルを設置した屋根も要注意です。
これらの工事を行うと屋根の表面がツルツルになるので雪が滑り落ちやすくなります。
通常、塗装工事や太陽光パネル設置工事とセットで雪止めの数なども見直しますが、これを怠ると今までは大丈夫だったのに工事後に雪で雨樋が壊れるということよくがあります。
雨樋の修理だけでなく適切な雪止めの設置が重要
雨樋が壊れてしまうと、一気に水が落ちてきてしまいます。
放置すると、軒裏や外壁、家の基礎を痛めかねません。
また雨樋自体が落下することもあり危険です。
そのため修理が必要ですが、雪止めがついていなかったり数が不十分な場合、雨樋だけを修理してもまた雪で壊れてしまう可能性があります。
ですので、屋根の雪で雨樋が壊れた場合には雪止めをつけたり、適切な数に増やすことも必要です。
雪止めが適切につけられることで雨樋はもちろんのこと、駐車場や窓ガラスをも落雪から守ることができます。
早めの対応が被害と出費を抑える
珍しい大雪に見舞われた地域の方は雪が治まったあとに、関東の人は天気のいい日に屋根を見上げて見て下さい。
雨樋が壊れていないか、雪止めはちゃんとついているか確認しましょう。
早めの対応が、被害や出費を少なく抑えます。
一年で一番寒い時期はまだこれからです。
これから来るかもしれない雪に備えましょう。
雪止めの追加設置工事事例についてはこちらをご覧下さい。
雪止めの種類や効果の違いについて詳しくはこちら参考にして見て下さい。
落雪によるトラブルを解決したいあなたに。「点・線・面」で止める3つの雪止め設置方法の「効果の違い」を分かりやすく解説します。
石川商店では雨樋の修理、雪止めの設置、相談を承っております。
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