とにかく今年は寒い。
東京では冬日が8 日続きました。
34 年ぶりの記録だそうです。
先週は20センチを越える積雪がありました。
とにかく今年は寒いです。
こう寒いと、暖房、ストーブ、こたつ、鍋ですよね。
お鍋は本当にカラダが芯から温まります。
寒いと気になるのが結露
お鍋の季節に野菜高騰も頭の痛い問題ですが、この時期に頭を悩ませるものとして結露があります。
夕食にお鍋をしたら、窓は真っ白。
そうでなくても朝カーテンを開けると窓がびっしょりなんてしばしば。
サッシに水が溜まっているなんてこともあります。
結露は、室内の暖かい空気が屋外の寒い空気によって冷やされることで、空気中の水蒸気が水に変わって窓ガラスなどにつくものです。
特に水蒸気を発生させるガスファンヒーターや石油ストーブ、お鍋などは湿度を高める分だけ結露もひどくなります。
結露は窓ガラスだけでなく壁や柱にも起き、家をむしばむ
結露は窓ガラスによく現れますが、結露が起こるのは窓だけではありません。
壁や柱にも起こります。
サッシまでびしょびしょなんていう場合にはトイレの壁を触ってみて下さい。
トイレは比較的結露しやすいので壁紙が湿った感じがわかると思います。
ここまで結露している場合には注意が必要です。
長く放置するとカビ、腐食の原因となり、住人の健康や家そのものをむしばみます。
暖かい空気は上に上るため、特に屋根裏などに熱が集まって結露を生じさせ、屋根を支える構造体を痛めることもあります。
加湿するようなことがないにも関わらず、やたら湿気っぽい、ジメジメする、カビ臭い等がある場合、点検口などで天井裏がのぞけるようであれば確認してみるのもいいと思います。
カビやシミが大きく拡がっていたりするかもしれません。
この場合には構造体を痛めていたり、また雨漏りの可能性もあるのでお近くの信頼できる屋根工事業者さんへご相談されることをおすすめ致します。
手軽な結露対策は空気の循環
結露の簡単な軽減方法として換気やサーキュレーターなどで空気を循環させるという方法があります。
暖房器具で室内を暖めると、どうしても温度にムラが生じます。
体感としては寒いのに、部屋の一部分だけすごく暖かかったりします。
部屋内部の温度差を無くすことで、暖房効率もあげられ、結露も軽減されます。
建物の環境や構造から生じる結露防止には棟換気も一手
ただ家の周囲の環境や構造上湿気が溜まりやすい家というものもあります。
その場合にはひどい結露への抜本的な対策として「棟換気」という方法があります。
屋根の内側に外気の通路を設け、室内との温度差を解消して結露を防ぐというものです。
構造的に結露を防止するので、お住まいの方が換気をしたり、窓を拭いて水滴を取ったりする手間が軽減されます。
棟換気のもう一つの大きな効果は夏の最上階の快適さ
棟換気を設置すると夏場の室温を下げる効果も大きいです。
二階、三階建てのお宅の場合、夏に最上階が下の階に比べてやたら暑いことがありますよね。
これは暑い空気が上に上り屋根裏や最上階に溜まってしまうことが原因となります。
棟換気を付けるとこの熱を外に逃がせるため、屋根裏の温度がぐっと下がり、最上階が快適に過ごせるようになります。
またに梅雨の時期の湿気も、冬の結露と同様に改善されます。
結露や湿気に悩まされつづけているお宅は検討してみてはいかがでしょうか。
棟換気について詳しくはこちらもご覧下さい。