屋根リフォームの営業トークの特徴2つ
(東京くらしWEBさんの『 屋根リフォーム工事等の訪問販売業者に業務停止命令(6か月) 』という記事の転載と読んだ内容を含んでいます。)
1、先に会社名や屋根リフォームの営業であることを伝えない
当該事業者の営業員は屋根の状態を確認していないにもかかわらず、
「近くの工事現場からお宅の屋根に不具合があるのが見えた。このままにしておくと、雨漏りを起こすかも知れない。見てあげます。」
などと告げて消費者宅を突然訪問し、勧誘に先立って会社名や屋根等のリフォーム工事契約の勧誘が目的であることを明らかにしない。
弊社へのご相談でもよく耳にします。最近は少し手の込んだ、
「先日まで近くで工事をしていた業者です。」
と現在、近くで工事しているところが無くてもウソにならないような話しをしてくるというご報告もございます。注意しましょう。
2,あわてるようなウソをつく
営業員は上司を呼んで来ますなどと告げて一度立ち去った後、しばらくして、上司とともに消費者宅を再訪問する。
上司は消費者宅の屋根に上って点検したうえで、
「瓦がずれて雨漏りがする。」
「屋根がかなり傷んでいます。このままにすると大変なことになりますよ。早く直した方がよい。早急な工事が必要だ。」
「建物に亀裂が入っているのが確認できた。すぐ外壁を塗装したほうがいい。」などと消費者に契約締結が必要であると誤解させるような嘘を告げる。
通常、屋根材の下には、ルーフィングという防水シートが敷かれています。
なので、瓦が多少ズレてもすぐに雨漏りはしないんです。とはいえ築年数によってはいずれ雨漏りにつながるのは事実です。
まずは本当にズレているのかを含め、ちゃんとした瓦屋さんに相談しましょう。
また外壁の亀裂は塗装では直りません。専用のパテ(のようなもの)で直します。
なので、亀裂はハシゴを使っての部分修理ができます。
屋根リフォーム詐欺のおすすめ予防法 3つ
インターホンの横に詐欺業者チェックシートを貼ろう
弊社への詐欺業者のご相談も、今回の場合とほとんど同じ手口です。
寄せられた相談を元に、こちらの詐欺業者チェックシートを作っています。
チェックシートにあるようなことを言ってきたら、押し売りや詐欺を疑ってもよいでしょう。
ご自宅やご実家のインターホンの横に貼ってお使い戴ければ幸いです。
日頃から、自撮り棒でDIY屋根点検しよう
我が家の自宅の屋根のこと。普段、気にかけない、見ていないことも詐欺や押し売りの温床の原因です。
でも屋根に上るのは大変だし、どうすれば? と思ったら近くの100均へ。
100均の自撮り棒でバルコニーから屋根をパシャッとすれば屋根が意外にキレイに写ります。
自撮り棒でDIY屋根点検の方法はこちら。
もし必要があれば、そのままLINEで質問、相談もできます。
この写真がいざという時の証拠として使えることもあります。定期的に撮影して損はないでしょう。
石川商店の屋根メンテナンス費用は30年で30万円。それ以上は過剰かも
屋根リフォームの情報は錯綜し、きっと何を信じてよいのかも分からず、相場感も無い状態でしょう。
そこで屋根の専門家として私見を述べると、
家の屋根から雨漏りさせないためには、30年で30万円あれば十分です。
それ以上の金額になるものは、過剰なリフォーム工事と言っても過言ではありません。
屋根は30年で30万円を相場感として持っておきましょう。
訪問販売で困ったときの相談先 2つ
最寄りの消費者センターの電話番号
消費者ホットライン「 188 」 (タップすると、電話がかけられます)に、電話すると自動音声で、最寄りの消費者センターにつながります。
消費者ホットラインの詳細は、消費者庁のホームページで確認できます。
相談可能な日時と料金
月〜土 (祝日のぞく)
9:00〜17:00
20秒ごとに10円の通話料
相談は無料
188をかけた後の使いかた
自動音声で、
「 お住まいの郵便番号がわかる方は1、そうでない方は2を押す 」
と言われます。
1を押す→ 郵便番号7ケタを押す→ 最寄りの消費者センターに電話がつながる
という流れです。
混雑時は、そのまま待たされる→ 3分経つと、電話が切れる、となりますので、188にかけ直すか、下の最寄りの消費者センターに、直接電話しましょう。
2を押す→ 電話がつながる→ 開所してる消費者センターにつながる?
という流れのようです。
? となっている理由は、実際に電話をかけてみたところ、3分後に切れるのが3回続いたので、その後の確認が取れなかったからです、、、
混雑時に待たされるのは、1を押した時と、同じです。
突然の業者の訪問で不安でいっぱいになってしまうでしょう。まずはお近くの消費者センターに電話して相談しましょう。
(お住まいの都道府県をクリックすると、国民生活センターの消費者センター案内が開きます。)
北海道・東北
| 北海道 | 青森県 | 岩手県 | 宮城県 | 秋田県 | 山形県 | 福島県 |
関東
| 茨城県 | 栃木県 | 群馬県 | 埼玉県 | 千葉県 | 東京都 | 神奈川県 |
甲信越・北陸
| 新潟県 | 富山県 | 石川県 | 福井県 | 山梨県 | 長野県 |
近畿
| 滋賀県 | 京都府 | 大阪府 | 兵庫県 | 奈良県 | 和歌山県 |
中国
| 鳥取県 | 島根県 | 岡山県 | 広島県 | 山口県 |
九州・沖縄
| 福岡県 | 佐賀県 | 長崎県 | 熊本県 | 大分県 | 宮崎県 | 鹿児島県 | 沖縄県 |
屋根の専門家の意見が必要であれば、石川商店にご相談を
もし必要があれば、石川商店にご相談を。屋根の専門家として客観的な意見をお伝え致します。
電話、メールはこちら。
LINEならもっと気軽に質問、相談もできます。
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契約をなしにできる! クーリングオフのやり方
契約から8日間は、無条件で解約できます。
訪問販売の場合、クーリングオフ期間と言って、契約してから8日間、お客さまがやっぱり無しと自由に言える期間があります。
契約はしたものの、すこしでも不安や納得がいかなかった場合は、クーリングオフで契約破棄をできるということを知っておくのはとても重要です。
通常、電話やFAXで
「クーリングオフします」
だけで通じますが、ごねられたり、すでにお金を支払っている場合は、しっかりはがきを送るのが確実です。
クーリングオフの雛形はこちらを自由にお使いくださいませ。
くわしいクーリングオフの方法はこちらをご参考に。
すべての訪問販売が悪いとは言いませんが、詐欺の可能性もありますので、十分に注意してくださいね。
- 創業75年、屋根専門石川商店の三代目。石川弘樹(いしかわひろき)です。
- 【肩書】
- 日本屋根ドローン協会代表理事、東京都瓦工事職能組合 震災対策委員長
- 【資格】
- 1級かわらぶき技能士、瓦屋根工事技士、全日本瓦工事業連盟認定 瓦屋根診断士、全日本瓦工事業連盟認定 耐震化講師、耐震プランナー、増改築相談員、古民家鑑定士、ホームインスペクター(住宅診断士)、ジュニアリフォームソムリエ、リフォームスタイリスト1級、リフォーム提案士、ライフスタイルプランナー
- 【趣味】
- ワンピース(マンガ)
- 【目標】
- 瓦割り世界大会初代チャンピオン
- 【ブーム】
- ウェイトトレーニングはじめた
- 【困り事】
- 20年前の半分の重さでショック