ドローンで屋根を点検するメリット
物流、農業、警備、防災などさまざまな分野で注目されるドローン。
5、6年後には国内市場規模は家庭用ゲームに匹敵するほどになると見込まれるとか。
建築の分野でもその活用が広がり、屋根や雨樋などの高所の状況を手軽に確認できる道具として利用されています。
屋根点検においてドローンを利用するメリットは屋根点検に伴うさまざまなリスクを減らすことができることにあります。
1、短時間でできる
屋根に上る必要がなくドローンを飛ばすだけなので従来に比べて短時間で行うことができます。
2、屋根や屋根材を傷つける危険が低い
屋根に人が上った場合、屋根材を踏み割れするということが起きやすいです。
特に経年で劣化したスレート材の場合は割れやすい。
どこをどう歩けばよいかを熟知している屋根専門業者でも割ってしまうことがあります。
知識の乏しい人が乗ると普通に起こりえます。
3、急勾配や3階建てでも足場なしで点検できる
勾配がきつかったり、3階建て以上のように人がそのまま上るのに危険が伴うような場合やはしごがかけられない場合でもドローンであれば空から点検できます。
4、お住まいの方の目の届くところで作業が行われる
屋根の上での作業となるとお住まいの方では目が届かないことが多く、何かアヤシイことをしていないか気になってしまいますよね。
ドローンの場合、そういった心配がありません。
5、点検作業中にお住まいの方も映像で一緒に屋根を確認できる
タブレット端末などの画面で、ドローンを飛ばしながら我が家の屋根の現状をリアルタイムで確認できます。
屋根全体を俯瞰することができたり、今どこの場所が映っているのか説明を受けながら見られるので、専門知識のないお住まいの方にもわかりやすいと思います。
6、作業者自身も安全
たとえ平屋であっても、屋根の上はやはり高いです。
気をつけていても何かの拍子にとか、思いのほか屋根が劣化していて乗ったら穴があいたとか、作業者が落下して怪我をする危険は常にあります。
屋根に上らないドローンの場合にはそのようなことは起こりません。
ドローンで屋根を点検するデメリット
ただ、ドローンでの点検には特有のリスク、デメリットがあります。
1、雨や風では使用できない
雨や風が強い場合には人が屋根に上る点検もできませんが、多少の雨風なら作業ができなくもないです。
しかし、ドローンの場合には防水対応のものもありますが、まだ一般的ではありません。
また、ドローンの飛行安定性は非常に高くなってきていますが、機体が軽いため風の影響を受けやすく、人であれば屋根に上れるという程度の風でも飛ばすことができないことがあります。
2、外観から見える部分しか確認できない
ドローンに現在のところ、農薬の散布や熱源の撮影等ができるものもありますが、人の手のようなものがないので、屋根材を剥がしてみたり、穴をほじくってみたりなどの作業ができず、外から見える部分しか撮影できません。
また搭載されたカメラは解像度が高いので離れていても鮮明な画像を撮ることができますが、安全上の配慮から対象物のすぐ近くまで接近しての撮影ができません。
そのため外から見える場所であっても撮影の角度が制限されたり狭い部分の撮影はできません。
3、ほんの軽微な作業もドローンではすることができない
前述のようにドローンには手がないため、屋根の上の落ち葉を落としたり、ちょっとした屋根材のズレを直すなど、人が上っているときであれば簡単にできるような作業も行うことができません。
4、飛行禁止区域や周囲の状況によっては飛ばすことができない
飛行禁止区域では当然飛ばすことはできませんし、その他の場合でも飛行に国交省の許可が必要なことがあります。
また安全上の観点から飛ばさないということもあります。
5、落下の危険がないわけではない
ドローンは飛行安定性が極めて高く、また急激に進化しているため、基本的には安全ですが、空を飛んでいるものなので故障等による落下のリスクがなくはないです。
ただ、よくニュース等で話題になった落下事案はホビー用のドローンが多く、また操縦者もちゃんとした訓練を受けていないケースがほとんどです。
石川商店で使用しているような商業用のものは安定性がより高く作られています。
また正しい操縦技術を学んだ上で気象条件や周囲の状況などを確認して落下等の危険のないよう努めて使用しています。
石川商店ではこれに加え、万が一にも落下した場合に備え、プロペラにはガードをつけたり、損害保険に加入もしています。
どのような業者にドローンでの屋根点検を依頼するべきか
前述のようにドローンは外観からの確認しかできません。
屋根の雨漏りやその他トラブルは、屋根の形状が複雑になるほど発生する危険が増します。
そして形状が複雑であるほど、細かい部分が見えにくくなります。
また、雨漏りは水が内部に浸入するものであり、浸入した形跡は残ったりしますが浸入した内部はそもそも外からは見えません。
実際、屋根に上って確認する場合でも雨漏りをしている場所や程度、原因を特定することはそんなに簡単なことではありません。
これには屋根の専門家の知識と経験が必要です。
ましてやドローンのように触ったり、少し剥がしてみたりとかができない状況では屋根の専門家なしでは極めて困難でしょう。
知識のない業者が撮影して、トラブルが見落とされて大丈夫そうと判断された場合、どうなるでしょう?
一応の点検をしたので安心して、次の点検まで放置されてその間に症状が悪化していってしまいます。
また、業者によってはドローン操縦者が屋根を撮影して、持ち帰ってあとからその映像を建築業者に見せるということもあるようです。
専門家が「ここに問題がありそうだからこの辺りの詳しい映像を見たい」と思った場合にその映像を撮ってあるでしょうか?
見たい場所が見たい角度で撮れていなければ確認できません。
また撮影に立ち会わなければならないのでしょうか?
このような事態を避けるには、リアルタイムでプロの目で確認することが必要です。
屋根専門業者が行うドローン点検がオススメ
すなわち、ドローンを飛ばすのに習熟した者と屋根の専門家が現場にいて作業するのが賢いドローン”点検”なのです。
それを1人でも行うことができるのが屋根専門業者のドローン点検です。
屋根の専門家が行えば確認したい部分をもらさず撮影できますし、ドローンでの撮影だけではわからない場合でもはしごを持っていれば必要に応じて実際に屋根に上って確認することもでき、応急処置することもできます。
ただただドローンを飛ばしてみてもそれはただの”撮影”になってしまい兼ねません。
明らかな異常はわかるかもしれませんが、点検である以上プロの判断がなければ意味がないのです。
点検した気になって放置してしまうのが一番マズイとも言えます。
何か大きなトラブルが起こる前からドローンで屋根を予防的に点検するのがこれからのご自宅のメンテナンスの在り方です。
ただ、まだドローンの活用は始まったばかり。
玉石混合の業者の中から、適切な業者を選んで正しく賢く安全にドローン点検しましょう。
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会社周辺を徘徊いや探索してます。
Jun
【目標】今年中にダイエットを始める←諦めました
【趣味】バラ栽培
【最近】池上線全線祭りで戸越銀座ぶらぶら
【一言】取材中のテレ東女性アナウンサーを見掛けました