石川商店

わが家の雨漏りどこでみつけた? 修理方法や費用を場所別に紹介

雨漏り場所別 費用の安い修理方法

この記事の動画解説はこちらです。

※話しをわかりやすくするため、2階建ての一軒家、建坪30坪、屋根100㎡、を想定しています。

2階の天井に雨染み、電気からの雨漏りの場合

原因
・屋根からの雨漏り
・屋根裏の結露

この2つの可能性があります。

まずは屋根からの雨漏りについて。
雨漏りの原因のほとんどは、ルーフィングという防水シートの劣化です。

屋根は2つの防水層で、雨漏りを防いでいます。

ひとつ目の屋根材などの表面をこえて裏にまわった水は、ルーフィングという防水シートの出番です。
ただ防水シートの劣化や、施工不良があるところに水がいけば、とうぜんながら雨漏りしてしまいます。

ルーフィングは30年前後での全交換が推奨されています。
今の家に長く住むのであれば、葺き替えという屋根を全交換する工事で行います。
価格は150万〜300万円になります。

古い瓦屋根の場合、薄い木の板を重ねた天然の防水シートを使っている場合もあります。
この場合も新しい防水シートを貼ることをおすすめします。

ただ引っ越しや売却や建て替えなどを検討しており、今の家にあまり長く住まない場合は、雨漏りだけ止めれば十分でしょう。
雨漏りの原因をつきとめて、部分修理することで修理費用をおさえることができます。

瓦の割れ、差し替えや補修で15000円〜


割れた瓦を差し替えたり、ズレを直せば雨漏りは止まります。

屋根のはしっこや接合部の不具合、交換や取り直しで15万円〜



屋根の横(= ケラバ、妻側)や下の先端部分(= 軒先)や、屋根の山折り部分(= 棟)の雨漏りが多いです。

雨漏りしている箇所をはがして、部分的に屋根の木下地や防水シート(= ルーフィング)を張り替えて、雨漏りを止めます。

屋根裏の結露、換気設置で3万円〜

特に屋根の傾斜なりに天井がななめになっている家で多く発生しています。


屋根側に換気棟を設置して、屋根裏の湿気を排出してあげることで、結露を抑えます。

壁に雨染み、窓のふちに水たまりをみつけた場合


外壁には、タイルやモルタルやサイディングといった種類がありますが、よくある事例をご紹介します。

モルタルのひび割れ 部分補修で5万円〜


幅6mm以上のひび割れ、クラックの場合、雨漏りする可能性が高いとされています。



一度、わざと亀裂を広げて、充填材が奥まで浸透しやすくして補修します。

サイディング目地のひび割れ 部分補修で3万円〜


シール材がひび割れたり切れたりすると、雨漏りする可能性が高くなります。


シールを打ち替えて補修します。

雨どいのつまり、割れ 部分補修で15000円〜


落ち葉などがたまると土が雨どいに堆積します。


掃除をして、つまりを解消します。

窓のシーリングひび割れ 部分補修で3万円〜


シール材がひび割れたり切れたりすると、雨漏りする可能性が高くなります。


シールを打ち替えて補修します。

結露 換気設置で5万円〜


外壁に通気用の換気穴をあけて通気します。フードをつけて防水します。

外壁の場合も屋根とおなじように雨漏り箇所を特定し、部分修理することで費用を抑えることはできます。
ただ外壁の場合、2階部分の雨漏りの場合にハシゴで作業ができないと、作業用の足場が必要になるので費用が別途かかります

1階の天井や壁に雨染みをみつけた場合


1階に雨漏りしている場合、屋根ではなく、外壁や窓、特にベランダやバルコニーからの雨漏りが多いです。

バルコニーの排水つまり 15000円〜



排水口のごみを掃除してあげるだけで直ることもあります。

バルコニーの排水口の防水劣化 10万円〜


排水口まわりの防水処理が劣化して、雨漏りすることがあります。

その場合は、ベランダ自体の防水処理を直す必要があります。

雨戸の戸袋裏から雨漏り 部分補修で10万円〜


戸袋を解体する必要があるので、費用はそれなりに掛かります。

階段で水たまりをみつけた場合

階段の上によくあるものといえば天窓(トップライト)。ガラスから雨漏りして階段に水たまりができるのです。

天窓雨漏り 5万円〜


ガラスパッキンが劣化して、ガラスから家の中に直接水が入ってくる雨漏りと、屋根と天窓の境目から屋根裏に水がまわる雨漏りと2種類あります。
ガラスパッキンの劣化であれば軽症です。

詳しくはこちらの記事で確認できます。

梅雨や台風のときだけの雨漏りでも、早めの修理で費用を抑えられる

ふだんの雨では雨漏りしないのに、たまたま梅雨や台風のときにだけ雨漏りすることもあります。
強風でたくさんの雨がふると、横なぐりの雨になったり、水がたまって逆流することがあるからです。

このような場合は、屋根の構造的に防げないものもありますが、その一部の雨漏りをのぞいては、ふだんたまたま雨漏りしないだけなので、今回気づいたり、気になったのであれば、この機会になおすのがよいでしょう。
気づかないうちに被害が大きくなる前に修理することで、費用を抑えることができるからです。

わが家の雨漏りが心配なら、まずは石川商店にご相談を

石川商店に電話するともれなく石川弘樹の携帯に転送され、必ずぼくが電話に出ます。
屋根で損する人をゼロにしたい。だから、相談してほしい。

これからも気軽に相談できる屋根屋になれるようにできる限りをつくしたいと思います。

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創業75年、屋根専門石川商店の三代目。石川弘樹(いしかわひろき)です。
【肩書】
日本屋根ドローン協会代表理事、東京都瓦工事職能組合 震災対策委員長
【資格】
1級かわらぶき技能士、瓦屋根工事技士、全日本瓦工事業連盟認定 瓦屋根診断士、全日本瓦工事業連盟認定 耐震化講師、耐震プランナー、増改築相談員、古民家鑑定士、ホームインスペクター(住宅診断士)、ジュニアリフォームソムリエ、リフォームスタイリスト1級、リフォーム提案士、ライフスタイルプランナー
【趣味】
ワンピース(マンガ)
【目標】
瓦割り世界大会初代チャンピオン
【ブーム】
10年ぶりに1日3食に戻す
【困り事】
体重増加が止まらない

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