火災保険でも、保険内容によっては水害補償がついていない場合も。
意外とこの部分を知らない方も多いのですが、
「火災保険」は全ての災害に使えるとは限りません。
台風による風水害は通常、火災保険で補償される。ただ、内閣府のデータによると、水害を補償する契約となっている火災保険は持ち家世帯で7割弱。保険料が安くなることから水害補償がない契約も多いため、まずは契約内容の確認が必要だ。
参照:水害補償の有無、契約内容の確認を 民間保険の注意点
もちろん民間の保険会社なので、それぞれ補償内容が違うはずですが基本は金額によってカバーできる部分は違うはずです。
ただ、今回の災害のように「水害」にたいする補償はみなさん軽視しがちだったりもします。
ですが、保険だってタダではありません。
「家計のことを考えるとちょっと。。。」という声もあると思います。
そんな方にオススメしたいのは、「自分が住んでいる地区のハザードマップを基準に保険を検討する」ということです。
災害保険について迷っているなら、ハザードマップを基準にしてみる。
「ハザードマップ」とは災害における被害予測地図。
最近になってニュースなどでもよく取り上げられている「ハザードマップ」。
実際には以下のようなものになっています。
自然災害による被害を予測し、その被害範囲を地図化したものである。
予測される災害の発生地点、被害の拡大範囲および被害程度、さらには避難経路、避難場所などの情報が既存の地図上に図示されている。
被害予想地図を利用することにより、災害発生時に住民などは迅速・的確に避難を行うことができ、また二次災害発生予想箇所を避けることができるため、災害による被害の低減にあたり非常に有効である。
参照:wikepedia
今回の災害ではその「ハザードマップ」の想定を遥かに超えた被害が出たということで話題になっていますが、基本は自治体の方もこのハザードマップの内容については常に更新しています。
なので、ハザードマップは自分の街の最新被害予測図であり、災害における過去の経験の集積資料と言えます。
全国のハザードマップをまとめたポータルサイトもあります。
ハザードマップは基本、行政のホームページなどで見れることが多いです。
ただ、効率よく見たいなら「ハザードマップポータルサイト」から探してみることをオススメします!
ハザードマップポータルサイト
住所だけでなく、災害内容からも探すことができます。
これから新居を探して引越しを控えている方も、引越し先のハザードマップを見ておくと役に立つかもしれませんね。
ハザードマップで災害について我が家で備えるべき内容を考える。
上記サイトで見た感じ、仮に自分の家が「洪水リスクがかなり高い場所」だった場合。
そういう時は、
「水害」の補償がついた保険に入っておいた方が良いでしょうし、もし洪水がきたときの避難経路や避難場所も確認しておくべきでしょう。
車を所有されている方は、家の近くの道路が冠水リスクがないかどうかも知っておくべきかもしれません。
災害時に慌てないための準備が一番大事。防災とは事前に想定しておくもの。
天災はあくまで自然災害なので、ハザードマップの内容で100%安全とは言えませんが、
上記内容を把握しておくことで、いざというときの心構えが違います。
よくニュースなどで天災で命を落としてしまう方の行動を見ると、やはり災害に対しての認識が想定外だったというケースが多い気がします。
そうならないためにも、一度きちんと生活の基盤となる住まいの周りのハザードマップを見ておき、いざ災害が起きた時に何がおこるのかを想定しておく。
保険についても上記の状況をきちんと想定した上で内容を決めるべきでしょう。
また万が一、保険を使うとなった際には、罹災証明書や被害状況写真など保険を申請する時に必ず必要となるものがあります。
その取得の仕方も下記にまとめておきましたので、一度参考にしていただければと思います。
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