自分でできた。ドローンの規制を解除する「 DIPS 」 申請方法
DIPSとは、「 Drone/ UAS Infomartion Platform System 」 の略で、日本語で、「 ドローン情報基盤システム 」 というものです。
ざっくりいうと、「 日本でドローン使うなら、ここに情報登録してね 」 という国土交通省が運営しているホームページです。
このホームページから、仕事で使うには欠かせない、規制解除のための、飛行許可申請ができるというわけです。
仕事でドローンを飛ばしたいけど、
・規制があるし、
・代行業者に依頼すると高いし、
・自分で申請するのは難しい、、、
と思っているあなたに、ついさっき、はじめて自分で「 ドローンの飛行許可申請 」をして、いちばんはじめの「 アカウントをつくる 」 時点でつまづいたぼくが、スムーズに申請し許可取得までの方法を、一部始終わかりやすくお話しします。
6営業日で無事に許可取得できた
あくまでも「 自分で、申請できた 」 だけですので、あしからず。
許可がおりてもおりなくても、結果が出たら、記事を更新します。
2月28日、なにやらDIPSからメールが。
ちゃんと、許可がおりました〜。笑
とはいえ「 2回 」 申請の手直しをする必要がありましたので、スムーズに許可をとりたい方は、ぼくと同じミスはしないように、以下をしっかり確認しましょう。
事前準備
パソコンの前に座る前に、円滑に申請するための準備をしましょう。
ぼくはいちいち、ドローンを取りに行ったり、保険屋さんに電話したり、サポートセンターに電話したりで、2時間かかってしまいましたが、準備万端なら、1時間で済むかもしれません。
ドローン関係
本体、プロペラガード、リモコン、iPadなどの操作アプリが表示できるディスプレイを、近くに置いておきましょう。
あとで説明しますが申請するときに、
・ドローン本体のシリアルナンバー
・プロペラガードをつけたドローンの写真
・ドローンのカメラと映像確認できる写真
が必要になるので、用意しときましょう。
普段、ドローンを飛ばすときに使うもの一式が、すぐそばにあれば、より確実でしょう。
損害賠償保険の証書
「 動産保険 」 というドローン本体の保険じゃなくて、「 施設賠償責任保険 」 という損害賠償保険の証書です。
申請するときに、
・保険会社の名前
・商品名
・人的損害への保証金額
・物損への保証金額
の4つが、必要になります。
スマホ、カメラ
プロペラガードの写真などを、撮影するためのカメラとして、スマホが便利でしょう。
ただ、申請のときにアップロードできるファイルサイズが2MBという制限があるので、最新のスマホの場合は「 写真サイズ圧縮ソフト 」 などを使ってファイルサイズを2MBより小さくしましょう。
さて事前準備は、できたでしょうか?
- 申請前の準備
- ドローンを飛ばすグッズ一式
- 損害賠償保険の証書
- 撮影用のスマホ、カメラ
申請方法
準備が整ったら、パソコンの前に座り、
に、アクセスしましょう。
うまくいけば、1時間くらいで終わります。
いっしょに、がんばりましょう。
手順① アカウントをつくる
まずは申請するために、アカウントをつくります。
ホームページにいくと、こんな画面が見えていると思います。
下にスクロールしていくと「 無人航空機飛行許可申請 」 という項目が見えてきます。
ここの「 はじめての方 」 で、個人、法人を選んで、進みましょう。
手順② ログインして申請開始
それでは、ログインして申請を開始しましょう。
手順①が終わると、登録したメールに、ログインIDが書いてありますので、メモしたり、コピーしておきます。
再度、ホームページにいき、ここからログインします。
あと50分くらいで、申請が終わります。
②−1 無人航空機情報の登録
ここでは、ドローンの機体情報を登録します。
ドローン本体にある、シリアルナンバーが必要になります。
通常は、電池パックを取り外したところ(ドローン側)に、書いてありますので、そばに置いておいたドローンを準備しましょう。
ログインすると、こんな画面になっているはずです。
その上の左側のここから、登録できます。
DJIなどのメーカーで購入したドローンであれば、リストの中から選び、シリアルナンバーを記入するだけなので、臆することなくすすみましょう。
②−2 操縦者情報の登録
ここでは、操縦者の情報を登録します。
申請者以外の方も飛ばす場合は、飛ばす人すべてを登録しておきましょう。
②−3 申請書の作成ポイント
つづけて、「 申請書の作成(新規) 」 から、申請します。
ここまで来たら、あと30分くらいです。
しかも、ここを入力し終われば、申請はおしまい。もうひとふんばりです。
飛行許可の申請をする項目は、一般的には、
「 DID地区(人、家屋の密集地域の上空) 」 にチェック
「 人・物件から30メートル離すことのできない飛行 」 にチェック
「 夜間飛行 」 にチェック
「 目視外飛行 」 にチェック
の4つでしょう。
これらにチェックをつけると、ドローンの機体を追加したあとに、こんな警告が出てくるはずです。
そうなったら「 追加基準 」 を押して、
■プロペラガードをつけるにチェック、
■プロペラガードをつけたドローンの写真をアップロードし、
■メーカー指定の自動操縦システムにチェック、
■ドローンのカメラとその映像が確認できる写真をアップロードし、
最後に「 登録する 」 を押せば、大丈夫です。
夜間飛行、目視外飛行については、
・操縦者に経験があるならば、夜間、目視外飛行の時間を入力
・経験がないなら、飛行訓練を受けてから飛ばします、というところにチェック
をいれます。
■飛行マニュアルに基づいた、、、にチェックを入れて、
登録すれば、大丈夫です。
手順③ 申請完了確認
ここまでで、申請は完了しています。
念のため、申請がちゃんとされているかだけ確認しましょう。
ログインした画面の「 申請書一覧 」 から、確認できます。
このように表示されていれば、申請は無事に完了しています。
おつかれさまでした。
手順④ 許可書ダウンロード方法
無事に審査が通過したら、メールがDIPSから届きます。
DIPSのホームページからログインし、申請書一覧から、該当の申請番号を選択、
一番下の「 許可書ダウンロード 」 から許可書を選択すれば、
zipファイルがダウンロードされます。
初心者のぼくが失敗した、注意したいポイント
ぼくが、実際に失敗したところを紹介します。
ポイント① ログインパスワードは12文字以内
なにを隠そう、いちばんはじめの「 アカウントをつくる 」 時点でつまづいたのが、ぼくです。
ログインパスワードは12文字以内って、どこにも書いてないような気がしたのは、ぼくだけでしょうか、、、
13文字以上を入力しても、なんのエラーや警告もなく、12文字以上は入力されずに、よしなに登録されますので、ログインできず焦ることになります。
やり直し手順
パスワード初期化
↓
ログインID
↓
秘密の質問の答え入力
で、パスワード付きのメールが届くので、それを入力してログインし、登録者情報の変更で、12文字以下のパスワードに変更しましょう。
ポイント② 住所は都道府県を省略しない
住所は都道府県を省略しないで、しっかりすべて書きましょう。
申請者情報で、品川区荏原2−2−3と、東京都を省略したら、申請をやり直すことになりました。
やり直し手順
申請者情報の変更
↓
申請書の複製
↓
古い申請の取り下げ
ということが書かれた「 メール 」 が届くので、ご安心を。
このやり直し自体は、5分くらいで終わりました。
ポイント③ 目視外、夜間飛行の対策の入力を忘れずに
申請から約1週間。2020年2月26日付けで、DIPSから不幸の手紙(Eメール)が届きました。
不幸の手紙は、「 補正指示発行通知 」 という、ようするに、このままでは審査が通らないから直してね、という案内ですね。不幸でもなんでもなく、とても親切ですね。
内容は、ログインして確認します。
ドローン情報基盤システム(DIPS)のホームページにアクセスして、ログイン。
ログインした画面の「 申請書一覧 」 から、確認できます。
該当する申請番号を選ぶと、このような画面になるので、
「 補正内容確認 」 を押すと、内容が確認できます。
どうやら、夜間飛行、目視外飛行の経験がないのに、申請されてるけど? ということのようです。
やり直し手順
・経験があれば、飛行実績を入力し直す。
・ないなら、飛行訓練を受けてから飛ばします、というところにチェック
を入れて、申請すればよいみたいです。
ということで、申請書編集から、
申請書の3/4まですすみ「 操縦者選択 」
登録されている操縦者を一度削除
あらためて、操縦者追加、飛行マニュアルに基づいた、、、にチェックを入れて登録して、
申請の編集を完了させましょう。
そうするとまた、一覧で「 審査中 」 に表示が変わります。
ポイント④ Macで、許可書のzipファイルが解凍できない
許可がおりてうれしくて、すぐにダウンロードしたのですが、なんかエラーが出た。
何回ダウンロードしても、同じエラーが出たので、サポートセンターに電話したところ、
Mac特有の不具合です。
・Windowsパソコンで開くか、
・Macに、zipファイル解凍アプリをインストール
すれば、大丈夫です。
とのことでした。
ということで、ネットで調べたこちらの「 The Unarchiver 」 というアプリをインストール。
許可書のzipファイルを右クリック(二本指タップ?)して、The Unarchiverで開くことができます。
ポイント⑤ 申請はお早めに
飛行開始予定日の、少なくとも10営業日前までに、申請するのをおすすめしてるようです。
ぼくみたいに、スムーズに申請がいかないと、間に合わないからです。
そのほかで困ったときは、サポートセンターに遠慮なく電話しましょう
まとめ: ドローンの飛行申請は、意外とかんたん
今回の話をまとめると、
- ドローンの飛行申請の注意点
- 手元にドローンを飛ばすグッズ一式を用意
- ホームページでの登録は、辛抱強く
- 困ったときは、サポートセンターに電話
ということになります。
屋根点検にドローンをということでお悩みなら、お気軽にご相談を
ぼくは、屋根にあがる前に、ドローンで屋根を撮影すれば、屋根屋とお客さまが対等になると思っています。
それが常識になれば、ドローンを飛ばさないのは悪徳業者、というわかりやすいルールができてよいですよね。
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- 創業75年、屋根専門石川商店の三代目。石川弘樹(いしかわひろき)です。
- 【継続は力なり】
- 禁煙2009年〜、禁酒2017年1月〜、筋トレ2018年6月〜、禁チョコ爆食い2018年12月〜、ダイエット2019年1月〜、ストレッチ2020年1月〜
- 【資格】
- 1級かわらぶき技能士、瓦屋根工事技士、全日本瓦工事業連盟認定 瓦屋根診断士、全日本瓦工事業連盟認定 耐震化講師、耐震プランナー、増改築相談員、古民家鑑定士、ホームインスペクター(住宅診断士)、ジュニアリフォームソムリエ、リフォームスタイリスト1級、リフォーム提案士、ライフスタイルプランナー
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