被災後、弱った心に漬け込む人たちもいる。
先日、行政と一緒に「屋根詐欺撲滅セミナー」の報告記事でも書いたのですが、
セミナーの時、警察の方が実際にあった事件として例に出していたのが、被災した方を狙う泥棒がとても増えているということでした。
屋根の修理業者を装った二人組があるご家庭に突然訪問し、屋根の点検を称して家に上がってきた。
そのうち一人が屋根点検を称して家の方と2階の屋根裏周りを見ていた、その最中に、もう一人がガラ空きの一階を物色現金などがごっそりと盗まれた。
被害に会った方は「散らかした覚えがないのに、仏壇まわりが散らかっているな。」というところから被害にやっと気づいたという。
このケースは、「親切な無料点検を装った泥棒」ということでしたが、
なんと最近また別のケースの泥棒がふえているらしいのです。
それが、「SNSの被災情報に集まる泥棒」です。
SNSは誰でも見れるからこそ怖い。被災の安否確認はボランティア以外にも泥棒だって見ています。
僕が見たのはこのニュース。
どうやらtwitterで被災した方の安否確認を元に窃盗団が動いているとのことなんです。
SNSで絶対に避難報告をしてはいけない、ヤバい理由が話題に
https://yukawanet.com/archives/hinan20191013.html
参照:秒刊サンデー
この記事にあるツイートが紹介されていました。
それがこれ。
Twitterでは避難した、停電したとか言わない方がいいよ。
こういうときに、窃盗団がいるよ。避難所にいるみんな、貴重品肌身離さずに。子供だけでトイレ行かさないように。
私が過去にお世話になった避難所にも窃盗団がきたよ。めちゃくちゃ普通の顔して来るよ。脅してごめんね。でも本当だよ。
— さくぱん (@34thm19) October 12, 2019
確かに、これって十分あり得る話です。
悲しいことなのですが、「火事場泥棒」という言葉が昔からあるように、災害と泥棒は昔から切っても切れない関係にあるのです。
その泥棒が喜びそうな被災情報を、誰でもみることができるSNSに流してしまえば、、、、お分かりですよね。
救助のために使われるSNSはとても有効。ただ緊急性の高い情報以外は注意したほうが良い。
ただ、被害状況を発信することがすべて悪いということではありません。
例えば、2018年の西日本豪雨では、倉敷市の行政がtwitterを使って救助情報を集め、そして被災者に情報を発信していたということもあります。
災害時の「# 救助要請」は救助につながったのか
この記事の中で、行政の担当者が被災者に冷静に判断してほしいという気持ちからか、こういう下りがありました。
被災者としても119番が全くつながらない中で、なんとかして情報を届けたい、それを拾ってほしいという気持ちなので」(安藤俊晴主幹)
また、メディアが報道しない災害ボランティアなどの情報もtwitterなどで流れているということもあります。
そういう面ではとても役に立っていると言えるでしょう。
RSYさんが作成している水害ボランティア作業マニュアル!
こちらを参考に是非我々と災害ボランティアに行きましょう!#災害ボランティア#今できる人ができることを pic.twitter.com/7Th6cDf6si— JRVC (@JRVC911) October 13, 2019
#福島市 #災害ボランティア センターを開設
ボランティアが必要な方、ボランティア活動に協力いただける方、ぜひご連絡下さい
早速 #福島青年会議所 の皆さんが活動開始
感謝❗️
024-572-5463(直通)・535-1111(内5006・5007)
受付 9〜16時
場所 市役所1階 *土日も対応— こはた 浩(木幡 浩) (@hatabohk) October 15, 2019
スマホを持っているお子さんにも、注意喚起を。
こういったことから「被災情報には泥棒が集まる可能性がある」ということは、できればスマホを持っているお子さんにも伝えてあげたほうが良いでしょう。
「被災の声をあげることで何かできるかも。」という気持ち自体はとても素晴らしいものです。
ただ、それを逆手にとる悪人がいるということも知っておくのも必要です!
情報発信には十分注意して、二次災害が起こらないように気をつけてくださいね。
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