上段下段、2種類の屋根材の葺き替え工事
築35年くらいの瓦屋根のお宅で、1階の下屋はトタン屋根というコンビです。
メインの2階部分は瓦屋根ですが、写真をよーく見ていただくと真新しい瓦ではないですね。
そう、これが瓦屋根である醍醐味!!
『葺き直し』といって、いままで使っていた瓦を再利用しています。
瓦葺きなおしの工程
築50年前後するころに、防水シートを交換するために瓦をいったん剥がしてまた戻すという積みなおし(取り直し)という施工方法があります。
丁寧にいったん既存の瓦を撤去し、屋根材の下で雨の侵入を防ぐルーフィングという防水シートを新しくします。
その上に、瓦を屋根に留め付ける為の枕になる木の『瓦桟』を新しく設置し、瓦を元に戻すという工程。
この瓦の再利用は、1200度以上で焼かれた丈夫な瓦ならではの利点ですね。
他の屋根材では再利用できないので、葺き替え費用の他に廃棄料もかかってきます。
瓦屋根とその他の屋根材と、維持費に差が出てくるのは、まずこの時点ではないでしょうか。
瓦の原料「粘土」は人の暮らしに大いに関わっている
「土」という天然素材は作物も育てるし、焼けば何百年ももって堅牢。私たちの「食・住」を支える貴重な素材なんですね。
さて、下屋のトタン屋根の施工風景は
また明日続きを。
それではまた。
日々会社に舞い込むお困り事や作業内容を基に、
いつか立派な屋根屋スタッフになれる日を夢見て勉強中。
- 井上 利里子(イノウエ リサコ)
- 【ニックネーム】 Ri-chang
- 【趣味】 阿波踊り、クラシックギター、街散歩
- 【目標】 道を覚える人になる
- 【最近】 スーパーのトイレに買った食材忘れた
- 【一言】 それに気が付いたのは朝だった。大丈夫?アタシ
屋根専門石川商店HP:riverstone-roofing.com