これから太陽光発電システムの設置をご検討されている方は必見です。
一般的に「コロニアル」と呼ばれている化粧スレート屋根材は、築10年~15年、遅い方でも20年程度を目途に外装リフォーム(外壁塗装など)が行われていると思います。
まず、太陽光パネルの耐用年数は25年程度と言われておりますが、一度屋根に太陽光パネルを設置してしまうと大掛かりなリフォーム工事(葺き替えやカバー工法)は出来ないとお考えください。
「塗装すれば屋根の寿命が延びるのでは?」と思われるかもしれませんが、化粧スレート屋根材への塗装は、かえって寿命を短くしてしまう恐れもありますので、私どもでは基本的に「屋根塗装」はおススメしておりません。
一部の塗装業者さんやリフォーム業者さんは「屋根を塗装することで防水性能を上げる」とか「塗装をしないと防水性能が落ちて雨漏りにつながる」と言っておられますが、化粧スレート屋根材の塗装目的はあくまでも「美観の維持・向上」であって、塗装をしないからといって雨漏りすることはまずありません。
実際に製品不良により不具合が発生している屋根(ニチハのパミール、クボタのコロニアルネオやグリシェイドネオなど)においては改修工事が必要な場合もあり、このときに太陽光パネルの一時撤去と再設置工事を行うため、想定外の費用が発生しております。
(ニチハのパミールに取り付けられた太陽光パネル)
よってこれから太陽光パネルの設置をご検討されている方は、まず築年数が10年を超えているのであれば、屋根を葺き替えてから太陽光を設置してください。
カバー工法はによる改修工事は出来ません。
これは太陽光メーカーの設置基準に「二重屋根への太陽光設置は原則禁止」とされているからです。
太陽光パネルを設置される際には、将来的に発生するであろうリフォーム工事に掛かる費用をいかに抑えるかが重要なポイントとなります。
屋根専門75年 石川商店
林 洋道(はやし ひろみち)です
【趣味】鉄道写真、旅行、西部警察、ネコ
【特技】洗車、タイヤ交換、他クルマのメンテナンス
【最近】鉄道の写真撮影に目覚めたかも...
【出身地】鳥取県米子市
屋根専門石川商店HP:riverstone-roofing.com