春は一年でもっとも風が強い時期
ここ数日風の強い日が続いています。
テレビを見ていると気象情報として強風や竜巻の警報や注意報が出るのをよく目にします。
気象レポートサイトWeatherSparkによれば東京で一番風の強い日はと3月24日だそうです。
そしてその前後1ヶ月が最も風の強い時期にあたります。
年にもよりますが、春一番は2月の終わりから3月の初めに多く、満開になった桜が「花吹雪」になってしまうのは4月の初め頃です。
台風が来る秋の方が風が強く思えますが、全体としてみると春の方が強いようです。
先日成田では駐機中の飛行機回転して傷つき、茨城では建物への被害も出たようです。
例年春は強風による屋根の修理工事が少なくないです。
風に弱いのは棟板金
近年の東京の住宅はスレート屋根が多いですが、そのスレート屋根で風に弱い部分が棟です。
棟は屋根の平面同士の山形の接合部分です。
スレート屋根の場合、その接合部分に蓋をするように棟板金が取り付けられています。
棟板金やスレート屋根材は軽いというメリットがあり、通常通りしっかりと施工されていれば当然簡単には剥がれたり、浮いてきたりはしません。
ただ、棟板金は屋根のてっぺん部分にあり、屋根材の重なりと一番外側に取り付けられているので風の影響を受けやすいのです。
そのため施工、メンテナンスからしばらく経ち屋根の傷みが進んでくると、棟板金は薄い金属なので強風にあおられた際に折れたり曲がったり浮いたり剥がれたりしてしまうことがあります。
屋根は強固ではあるが耐用年数はある
そこで気になるのはスレート屋根の傷みが進んでくる年数です。
棟板金は15年くらい経つと棟交換が必要な状態になります。
ご自宅の条件にもよりますが、だいたいそれくらいで棟板金の下に隠れている木材が傷んできて棟板金を止めておく力が無くなってきます。
15年、20年と経過している場合には台風やそれに近い風で剥がれたり、飛んでいってしまうことは十分にあり得ます。
強風が吹く天気予報が出でからできることは少ないですし、危険も伴います。
ですのでこの春の強風が吹いたあと、ご自宅の屋根が大丈夫だったか見上げてみてください。
昨年の15号台風や19号台風のような強風が吹くこともあります。
特に棟板金を止める釘がしっかりと奥まで止まっているかをチェックしましょう。
棟板金を止める釘が浮いている。しっかり止まっていない。確認するときに、屋根に上ったりすることは危険ですので絶対に避けて下さい。
自撮り棒を使ってスマホで撮影するという方法もあります。
こちらで紹介しているので参考にしてみて下さい。
目視、自撮り棒のいずれの方法にせよ少し離れた外や二階の窓、ベランダから見える範囲での確認にとどめて下さい。
棟板金の釘の浮きや、スレートの割れなどを発見した場合
屋根の異常や気になる点が見つかった場合は、屋根の経過年数と釘の状態などを勘案して、気になるようでしたら信頼できる屋根工事業者さんに相談しましょう。
棟板金が完全に剥がれた場合には、防水シートがその下にあるので直ちには雨漏りするとは限りませんが修理は必須です。
また、ぶら下がっていたりする場合も危険ですのですぐに相談しましょう。
釘が抜けてきていたり、棟板金が浮いてきているような場合には棟板金をとめてある下の木材が腐ったり傷んでいる可能性があります。
その場合には、棟板金をとめる木材ごと交換する棟交換の工事をすると安心です。
場合によっては、近所で工事している業者と名乗る人が訪ねてきて屋根の異常を指摘してくれることがあります。
そのような場合には、その方を屋根に決して上げずに、指摘内容をそのままなじみの業者さんや信頼できる業者さんに伝えて相談して下さい。
棟板金の修理メンテナンスの時期と費用の目安
メンテナンスが必要となる時期の目安は前述のように15年、費用の目安は30坪=100㎡で10~30万円程です。
経過年数や劣化の程度と相談しつつ壁の再塗装などのタイミングと合わせて、修理・メンテナンスを行いましょう。
LINEを使用してテレビ電話屋根点検・相談を始めました。
会社周辺を徘徊いや探索してます。
Jun
【目標】今年はダイエットするなんて言わない
【趣味】バラ栽培
【最近】いい季節なのに外に出られない
【一言】みんなのチカラでコロナを乗り切りましょう