雨が降るたびに、家の外からジャバジャバとかビタビタと実際降っている以上の雨だれの音が気になっているということありませんか?
あの音、けっこうストレスですよね。
ぐるっと家の雨どいを見た範囲で、特に壊れた箇所や変形しているのがみられなかったら、それは雨どいがゴミで詰まって脇からあふれているのかもしれません。
雨樋が詰まる3つの理由
1、飛来物によって樋(とい)や集水器がふさがってしまっている
台風や突風で飛ばされてきたゴミや、鳥が運んできてポトリしたものなどの異物です。紙皿やテニスボールがせき止めていることもあります。
2、土埃や砂埃が蓄積している
家のそばにグラウンドや広い空き地などあると特に、風で舞い上がった土埃が徐々に徐々に溜まっていきます。ある程度は雨で流れるのですが、乾いたりしていくうちに硬くなり下地を作り年月かけて溜まっていきます。
3、落ち葉や花びらの溜まり
家の周りに大きな木があったり神社がそばにある立地だと、台風や秋の落葉の季節に舞い上がった落ち葉などがたまりやすいです。
この『2』と『3』が合わさるとかなりいいプランターとなり、飛んできた種で立派な花が咲くことも(^^;
なぜ雨樋は掃除したほうがいいのか
やはり”騒音”
ゴミにせきとめられ脇からこぼれ落ちる雨音は、自分の家だけが聞こえるだけでなく、ご近所迷惑にもなりかねません。
この他、脇からこぼれた雨水が泥水となって跳ね返り外壁を汚したり、落下した水によって徐々に地面をえぐっていったりということもあるので、雨どいの水路は確保しておきたいです。
そもそも雨樋の役目って?
屋根で受けた雨水を滞留させず排水口へスムーズに流すためです。
屋根の傾斜や雨どいの位置もすべては計算の上設置されていますが、すべては屋根からも壁からも雨漏りさせないため!
構造としては、屋根から流れて来た雨水を軒樋(のきどい)で受け、四角いお椀のような集水器で集め1階の排水口へ竪樋(たてどい)を伝って流していきます。
自分で掃除するとしたら1階まで
雨どい清掃に業者を呼んでというのが大袈裟と感じる方も少なくないとおもいますが、1階でも3メートル弱はある位置にあります。
慣れないハシゴを使って左右に移動する作業はとても危険。もし、ご自身でやられる場合はハシゴを抑えてくれる人を必ず確保し、屋根に上っての作業は極力さけましょう。
屋根の上にはコケや花粉や砂など汚れがあって滑りやすく、踏む場所を誤ると屋根材が割れてしまう危険もあり、屋根材と共に落下する危険も!
なにより、落下だけはなんとしても避けたい!!!
考えられるメリット(いつでも作業できる、費用が掛からない)・デメリット(ケガのリスク・樋や屋根材を破損させてしまう)を天秤にかけてみても、やはり業者に依頼することをおすすめします。
業者による雨樋掃除の費用相場
約3~4万円くらいです。業者に依頼すれば、雨どいの点検の他屋根点検もできます。雨漏りに繋がるような不具合を発見したらその場で直すこともできます。
まとめ
DIYで雨どい掃除はかなりのリスクが伴います。
費用はかかりますが、業者に依頼すると点検も兼ねることができるので、費用対効果も悪くはないとおもいます。
まずはゴミがあるかどうか、自撮り棒などを使って撮影しセルフ点検してみるのはいかがですか?
屋根についてちょっと聞いてみたい、相談したいなどありましたら、下記のフォームよりお問合せください。
他にもLINE公式アカウント、お電話でも受け付けております。
それではまた
日々会社に舞い込むお困り事や作業内容を基に、
いつか立派な屋根屋スタッフになれる日を夢見て勉強中。
- 井上 利里子(イノウエ リサコ)
- 【ニックネーム】 Ri-chang
- 【目標】 一日1万歩
- 【最近】 耳読しながらの散歩