瓦を一枚交換したら修理費はいくらくらいか
瓦屋根が一枚だけ破損。点検と1枚交換でいくらかかるか
台風や突風があった後「天井にシミが出来ているけど雨漏り?」ということで点検をご依頼されることがよくあります。屋根に上がり点検していると瓦が1枚割れているのを発見。シミの場所と同じあたりなら、他に問題点がなさそうな場合その瓦1枚だけ交換。このピンポイントで交換できるのが瓦のいいところ!
割れたり欠けたりした瓦を入れ替える程度だと1万円ちょいくらいです。出張費や人数、屋根の条件でいろいろ変わってきますが1~5万円くらいかなっとざっくり頭の隅に置いておいてください。
想像していたケタと違いました??
屋根には防水シートが貼られている(ルーフィング)
基本的に瓦などの屋根材の下には『ルーフィング』と呼ばれている防水シートが全面に貼ってあるので、割れててすぐに雨漏りとはならないとおもいます。
でも屋根材の下に雨水が入り続けるのはよくないし、防水シートを30年以上交換してない場合は耐久性も劣化しているために釘穴などから下地へ水が行ってしまうことも。
なるべく早めに処置はするにこしたことはありません。そこで屋根屋さんに依頼するときには、今後この家に何年住むのかだいたいの目安を伝えると、修繕の規模がかわってきます。瓦1枚交換なのか、屋根全体の葺き直しなのかくらい違うことも。
石川商店の場合で言えば、有料点検の料金内(16,500円~)
石川商店では、屋根全体を作業員が屋根に上がって行う点検・診断・見積もりまでをワンパッケージとして販売しています。
16,500円(税込)~金額に差があるのは、伺えるエリアによる違いになりま※このブログの一番下のほ~にエリアが書いてあります。
割れている箇所の修理を点検と共に行い、その後の工事費から相殺となるため、瓦一枚の交換や、瓦のズレなど作業してもこの料金で収まります。金額は上下するとおもいますが、だいたいこのような相場観で見積もりをしてもらうと目安になるかとおもいます。
瓦屋根のメンテナンススケジュール
1、『棟』取り直し (15~20年)
2、葺き替えor葺き直し(棟の取り直しか15~20後)
15~20年ほど経ったころに屋根のてっぺんにある『棟』を取り直し作業を行います。これは棟瓦を一旦外して、南蛮漆喰などを新しくし、元の瓦を積みなおす作業です。
さらに15~20年ほど経った頃、屋根の防水シートを全面交換する『葺き替え』または『葺き直し』を行うと、さらに何十年か住み続けられる屋根になるスケジュールです。
『葺き替え』と『葺き直し』の違いですが、防水シートを交換した後今までの瓦を再利用するのが『葺き直し』、新しい瓦に変えるのが『葺きかえ』です。
まとめ
割れた瓦だけの交換はそれほど高額ではありません。屋根点検を定期的にして小さい破損のうちに修理しておくと大掛かりな屋根工事をせずに、屋根に合ったスパンの修繕だけで済みます。
LINEやメール、電話などでどしどしお寄せください。石川商店三代目がプロ目線でお答えします。
それではまた
日々会社に舞い込むお困り事や作業内容を基に、
いつか立派な屋根屋スタッフになれる日を夢見て勉強中。
- 井上 利里子(イノウエ リサコ)
- 【ニックネーム】 Ri-chang
- 【最近】 毎日1万歩はなかなか難しい
屋根専門石川商店HP:riverstone-roofing.com