石川商店

よく業者が勧める屋根のカバー工法(重ね葺き)とはどのような工事なのか

カバー工法

毎日いろんな屋根に関するご相談メール等いただきますが、少しでもみな様の参考になる部分があればと共有していきたいとおもいます。

聞き慣れないカバー工法を業者の方に勧められても、それが最善の方法なのかどうなのか。マメ知識が頭の隅にあるだけでも自分で出来る選択肢が変わってくるとおもいます。

カバー工法(重ね葺き)とは、名前の通り屋根にカバーする”屋根on屋根”

既存の屋根材の上に防水シートを貼ってその上に新しい屋根材を施工する方法で、軽量でないと屋根の総量が増え今の家への耐震基準が変わってしまうので、軽量な金属屋根材となります。

雨漏りしていないのが前提

そして今現在雨漏りしていないことが前提です。というのも、下地の木が雨漏りで劣化していたらビスを打ち付けても強度が無く強風で飛んでいく恐れもあるし、もしカバーした屋根に不具合があったらまた未修理の雨漏り箇所より雨漏りしてしまうから。

もし雨漏りなどない家なら施工期間も短く、既存の屋根材の撤去費用もかかりません。

メリットのほうが大きい?

費用が葺き替えと変わらない、もしくは高くなるカバー工法

葺き替えより工事期間が短く、既存の屋根材を剥がすための人件費がかからない、さらに現在の屋根材がアスベスト含有の場合は撤去費用と廃材処理費用が高いため、撤去せず屋根の上に金属屋根をかぶせるほうが安いといわれるケースがありますが、石川商店では違う見解です。

新しくスレート屋根に葺き替えたほうが安いことも

人件費や廃棄の面だけみると安くなりそうに感じますが、今までと環境を変えないために金属屋根ならではのデメリットをカバーし、2,30年塗装も必要なく雨音も静かめな石付きの上質な金属屋根材を使用するため、新しくスレート屋根に葺き替えたときより値段が高くなることがあります。

アスベスト含有屋根材は処理費が年々高騰

特にアスベスト含有の屋根材にカバー工法をすると、2,30年後葺き替える時は2個分の屋根を剥がす上に、年々高騰するアスベスト処理費用が先送りになった分金額が大きくなってしまいます。
いろいろ迷った時には石川商店へお電話やLINE@やメールでご相談ください!

それではまた

 

 

 


日々会社に舞い込むお困り事や作業内容を基に、
いつか立派な屋根屋スタッフになれる日を夢見て勉強中。

井上 利里子(イノウエ リサコ)
【ニックネーム】 Ri-chang
【趣味】 阿波踊り、クラシックギター、街散歩
【目標】 道を覚える人になる
【最近】 とうとう自宅で暖房をつけてしまった

屋根専門石川商店HP:riverstone-roofing.com


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