石川商店

実際に実験して分かった瓦屋根にしないほうがいい工事とは

ラバーロック

毎日いろいろな屋根に関するご相談メール等いただきますが、少しでもみな様の参考になる部分があればと共有していきたいとおもいます。

 

 

お問合せ時によく出てくるワード『ラバーロック』

屋根の不具合を指摘され施工するにあたり、地震や台風に備えてラバーロックを勧められたけれど、
それはどんな施工ですか?

その工事は妥当ですか?

という内容が多く寄せられます。
言葉だけ見ても「ゴムを固定?」なんだか想像がつきませんよね。

さて、ラバーロック(ラバー止め コーキング止め)とはどんな工法なのか。

ラバーロック工法は、コーキング、シーリングと呼ばれる接着剤で瓦同士をチュル~っとチューブで止める施工法です。

ウロコのように重なっている瓦を

接着剤で留めれば瓦同士が手をつないで

強風がこようが地震がこようがガチっと止めてくれ

雨漏りだって侵入口止めちゃうといって使用されるものです。

 

この工法に疑問を持った石川商店は、ラバーロックで本当に強くなるのか確かめてみた

瓦の良さは、割れたらそこだけピンポイントで

交換したり、葺き替える時に瓦を再利用できたり

するところもエコで経済的でスバラシイ長所。

瓦の下にできる空間に空気の通る道や

水を下へと流していくようになっているからこそ

屋根は健全に役割をたもてていますが、

それを接着剤でとめちゃうと・・・

 

ちょいちょいラバーロックした屋根を目にします(>_<)

この施工、本当に強度が増すのかどうか

石川商店三代目は

「言ってるだけじゃだめだ!実験をするぞ!」

というセリフだったかどうかは定かでは

ありませんが、産業技術センター三河窯業試験場で

公式な実験を行いました。

 

結果、瓦は見事に回転途中で全部落ち、

耐風実験では1回目で剥がれてしまうという(;’∀’)

 

その時の映像含めが記事はコチラをご覧ください↓

 

 

工事日数が長かったり費用が高額の見積もりだったら特に注意

さらに問題はラバーロックに使う接着剤は安い。なのに何十万もする金額だったり、1日以上工事がかかる予定だったらちょっと待った!!

通常ラバーロックをしても作業時間は数時間で出来てしまうので、「3日間かかります」なんて言われた時は、他の屋根屋さんなどに相談してみてください。

 

 

全国どこからでも、分からないことや質問などありましたらお気軽にお問い合わせください。

 

それではまた

 


日々会社に舞い込むお困り事や作業内容を基に、
いつか立派な屋根屋スタッフになれる日を夢見て勉強中。

井上 利里子(イノウエ リサコ)
【ニックネーム】 Ri-chang
【苦手なこと】 道を覚える
【最近】 自分は花粉症ではないと思えと林隊長に言われた

屋根専門石川商店HP:riverstone-roofing.com


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