天窓についた鳥のフンを掃除する方法3選、つかない対策2選
屋根で損する人をゼロにしたい、みんなの屋根の相談所、石川弘樹です。
晴れた日には自然の光を取り込み、夜には室内から星空を眺める…。自宅と空を繋ぐ素敵な天窓。
そんな天窓に鳥のフンがついたら、気になってすぐに取りたくなりますよね。せっかくこだわって取り付けた天窓が台無しです。
今回は、天窓の鳥のフン問題の、解決策のお話しです。
天窓の鳥フン掃除、3つの方法
① 掃除業者に、依頼する
② 屋根屋に、依頼する
③ 自分で、掃除する
となります。
順番に、お話しします。
天窓の鳥フン掃除① 掃除業者に依頼する
天窓に鳥のフンがついたときの対応策1つ目は、掃除業者に依頼することです。高所での作業は危険が伴うので、自力で掃除するよりも推奨します。
たかが鳥のフン一つで、業者を呼んで掃除費用を払うなんてもったいない…。その悔しい気持ちはとてもよくわかります。自分でできるなら、って思いますよね。
ですがその、たかが鳥のフン一つで取り返しのつかない大けがをしてしまう方が、もったいないです。簡単にいけない箇所であれば、まずは相談してみるのも一つですよ。
なので、その悔しさを少しでも緩和できるよう、以下、天窓の掃除ができる業者を紹介します。
株式会社ダスキン
お掃除といえば誰もが想像するダスキンさんは、天窓のお掃除もしてくれます。
全国展開されている企業なので、近くに店舗がある場合は、コールセンターではなく直接店舗に問い合わせてみてください。
天窓のように高所での作業の場合は、現地下見が必要のようです。
費用の目安では最低料金11,000円で、あとは組む足場等、状況に応じて増えるようです。
社名:株式会社ダスキン
住所:大阪府吹田市豊津町1番33号(本社)
営業時間:店舗によって異なる(9:00~18:00間が多い)
電話番号:0120-100-100
電話受付時間:8:00~20:00(年中無休)
料金/費用の目安:11,000円〜
公式サイト:https://www.duskin.co.jp/
お掃除&コーティングの専門店KIS
大阪を中心とした近畿エリア、関東エリアでも対応されているお掃除業者さんです。
天窓も含めた窓周り集中コースというメニューがあります。
天窓に限らず、トータルでクリーニングされる場合に、いいかもしれません。
社名:お掃除&コーティングの専門店KIS
住所:大阪市天王寺区上本町2-1-14 コウブンドウビル1F
営業時間:9:00~12:00、13:00~16:30
電話番号:06-6762-3141
電話受付時間:平日9:00~12:00 13:00~16:30/土9:00~12:00(日祝休み)
料金/費用の目安:窓周り集中コース、3LDKで26,000円
公式サイト:http://www.kis.gr.jp/
掃除業者を探すならポータルサイトでも検索可能
地域によっては、金額もお手頃で、安心して任せられるプロが近くにいるかもしれません。
たとえばYOURMYSTARのようなサイトは、特定のプロを見つけるためのポータルサイトです。
企業ではなく個人でお仕事をされている方へ依頼するのでより細かな相談ができるかもしれません。サイト内でも「天窓の窓掃除・サッシクリーニング業者・プロ掃除」というカテゴリーがあります。
2020年7月現在37件の業者が登録されており、費用は1枚800~8,000円までと幅広いです。
天窓の鳥フン掃除② 屋根屋に依頼する
ぼくたち石川商店が天窓のお掃除を依頼されたら、特殊な例を除き、一般的な戸建ての2階天井の天窓であれば、10,000〜25,000円です。
メリットとしては、屋根屋なので、ついでに屋根の点検をすることもできます。
社名:石川商店
住所:東京都品川区荏原2丁目2−3
営業時間:7:30~17:00(日曜定休)
電話番号:03-3785-1616
電話受付時間:7:30~17:00(日曜定休)
料金/費用の目安:10,000〜25,000円 (税抜)
公式サイト:http://riverstone-roofing.com/test2020/
石川商店の10,000〜25,000円という金額は、2階の屋根にハシゴであがり、お掃除した場合の費用としては、屋根屋の業界標準なのかなとは思います。
1つの目安として参考にしてみてください。
天窓の鳥フン掃除③ 自分で掃除する
天窓のお掃除は「高所」ということを除いては、一般的な窓掃除と同じなので上がることさえできればお掃除は簡単です。
実際に、洗車用の洗剤を使ってお掃除をされている人もいます。
ただ何度も口すっぱく同じことを言っていますが、屋根に上がるのはとても危険です。
基本は自分ではしない。
特にひとりでは、絶対にしないようにしましょう。
自分で掃除をするなら、最善の注意の上、作業をおねがいいたします。
用途が違いますが、屋根に上がるための、安全なハシゴのかけ方をこちらの記事で紹介しています。
参考になれば、幸いです。
■DIY雨樋掃除のはしごのかけ方と注意点。2階なら業者への依頼も検討。 | 石川商店
また、鳥のフン自体を落とすことは比較的簡単な作業ですが、作業をするときは、必ずマスクや手袋をしましょう。
鳥のフンには、いろいろと有害なものも含まれているからです。
そこまで過敏になる必要はないかもしれませんが、万全に対処することをおすすめします。
天窓に鳥のフンをつけにくくする対策2選
一度除去できても、自宅の屋根が鳥の休息場所や、最悪、巣として定着してしまうと。またすぐ天窓にフンを落とされる可能性がありますよね。
ここからは、そもそもお掃除しなくていいように対策はできないの? というお悩みにお答えしていきます。
考えられる対策は、大きく分けて2通りです。
① 鳥を寄せ付けにくくする
② 天窓を交換する
となります。
順番に、お話しします。
天窓の鳥フン対策① 鳥を寄せ付けないアイテム
屋根に鳥が住み着いてしまった場合に使える道具を用いて、鳥を寄せ付けなくする方法です。
様々なアイテムがありますが、定着している鳥への対策ポイントは、物理的に屋根にとまれなくすることのようです。
日本鳩対策センターにて紹介されている事例を参考にし、スパイク・剣山、ネット、電気ショックという3つのアイテムをご紹介します。
スパイク・剣山
・日本鳩対策センター公式プロショップより「鳩よけ剣山-スパイク-」
参考価格:ピーコンスパイク1m / 3,500円~
ネット
・日本鳩対策センター公式プロショップより「鳩防護ネット」
参考価格:ピーコンネット1㎡ / 1,500円~
電気ショック
一度屋根に住み着くと面積も広く、スパイクやネットは広範囲に設置しなければならないため、対策が難しいようですが、電気ショックであれば少ない設置面積でも「この場所は危険」と認識させることができるとのこと。
電気ショックと聞くと、かなり危険な感じがしますが「 強めの静電気 」くらいの電流とのこと。
なので、鳥もヒトもペットもびっくりするぐらいで、危険ではないのでご安心を。
それでも鳥にしてみれば、未知の体験のようなので効果は期待できるようです。
ピーコン電気ショックCCCセット
参考価格:1m / 3,000円~(本体は別途)
天窓に鳥フンがつきにくくなる対策② 天窓を交換する
新築など、取り付けられたばかりの天窓であれば交換は現実的ではないかもしれませんが、築30年くらいであれば、天窓の耐久年数に近いので、ちょうどよいかもしれません。
【ベルックス】天窓の寿命は約30年。雨漏りする天窓を最新ブラインド付天窓に交換しました【メンテナンス】
鳥のフンなど汚れ対策として、天窓自体を交換する狙いは主に2つ。
・汚れを落とす加工が施された天窓にする
・開閉式の天窓に変えて内側から住み着いた鳥を追い払う
です。
汚れを落とす加工がされた天窓
こちらの天窓には「 アクアコート 」という加工がされています。
この加工によって窓についた汚れを、雨で洗い流すことができます。鳥のフンは固まってしまうと、中々落とせないかもしれませんが、場合によっては雨の水分だけで洗い流せることもあるかもしれません。
何も加工がされていない天窓に比べると落ちやすいというぐらいなので、よっぽどひどい汚れがついたときは、お掃除が必要になる場合があります。
開閉式の窓に変える
ベルックス「スカイビューシリーズ・ルーフウィンドウシリーズ」
開閉式の天窓にすれば、鳥がやってきたときに直接追い払うこともでき、天窓の汚れも、天窓の種類やフンがついた位置によっては、室内から掃除もでき安全です。
たとえば、ルーフウィンドウシリーズでは、屋根裏のように手の届く範囲にある天窓として人気で、回転式で開閉できる天窓です。スカイビューシリーズよりも、お掃除はしやすいタイプでしょう。
【参考】 天窓交換時の注意点について解説
LIXILとベルックスの2つのメーカーの天窓を、それぞれ紹介しました。
紹介の目的は鳥のフンの予防ですが、メーカーによって天窓の保証内容が大きく違うのでご注意ください。長期的な目線で見るとこの点は外せないポイントになると思います。
LIXILの場合、電動開閉式で1年、その他の天窓は通常で2年(HPで製品登録すると3年)、電動開閉式のみ有料で5年、10年保証に延長できます。
ベルックスの場合、全天窓が新築の保証と同様の保証が無料です。
ガラスシール・内部結露20年、本体の雨侵入・水切り10年、ブラインド・電装部品3年です。
ただし、上記で紹介したルーフウィンドウシリーズは、ガラスシール・内部結露が10年になります。
ベルックスが保証内容としては充実しており、安心して使うのであれば総合的にはベルックスに軍配が上がります。
【参考】 石川商店での天窓の交換事例
作業は1日、足場の設置解体を含めた工事全体としては、最短3日です。
金額は、およそ40万円です。
天窓の交換の詳細は、こちらの記事で確認できます。
■【天窓を交換したい方必見】 業者選びのコツと作業工程を紹介 | 石川商店
ガラスを交換するときの注意点
少し記事の本題とは違う捕捉ですが、トップライトの良さである陽当たりが、反対に明るすぎてブラインドが欲しかったというお声をいただくので、ガラスを交換するなら、ブラインドを一緒に検討されることをおすすめします。
ブラインドの後付けも可能ですが、1回で工事が終われば、出張料の分、費用は安く済みます。
天窓の鳥のフンに悩んでいるお客様の声
お客様の中でも、実際に屋根の上の鳩対策にお困りの声を聞きます。
2018年から20棟ほどの新興住宅地にお住いのO様は、住みだしてから毎年、住み着いた鳩のフンに悩まされているそうです。
特にO様の家の場合、ちょうど敷地に電柱が建っており集まりやすい環境にもなっていました。
電柱については電力会社への依頼することで対策をしてもらえたものの、屋根への効果的な対策については模索中で電気ショックも検討していたようです。
そして最終的にとたどり着いたのは、ご近所さんと協力して鷹匠を呼んで鳩を追い払うという作戦に至ったそうです。約2週間ほど決まった時間に鷹を飛ばし、鳩を近づけなくするらしいのですが、そんな方法もあるんですね。
その話を聞いて、行政とかも実験しているドローンで鳥を追い払うというのを聞いたことがあったのを思いだしました。少し調べてみると特殊な音を発するドローンで実験をしている企業もあったので、もしかすると将来、石川商店でも屋根に住む鳥をドローンで追い払うというサービスが生まれるかも…?
※今回の鳥対策グッズについては、O様にいろいろと教えてもらったところもあります。ありがとうございました!
まとめ
ここまでご覧いただきありがとうございました。
本記事の内容をまとめますと
・天窓についた鳥のフンのお掃除は安全性を考えると業者に依頼するのが良い
・天窓、鳥のフン予防対策として、天窓を交換するのもあり
・天窓を交換する際は、お掃除の手間が少なる加工がさえているものか、開閉式を選ぼう
・そもそも天窓に鳥のフンをされないために、鳥を寄せ付けない対策を行う
このようになります。
結論としては、屋根の上の対策は一人で行わないことです。高所の作業であることや、鳥も生き物なので何か一つ対策をすればそれでOKとはいきません。
専門家に一度ご相談し、ご自身にとって一番良い対策を見つけることから始めましょう。
屋根のことなら石川商店にお任せください。屋根にまつわるご相談ならどんなことでも、エリアも気にせず、相談できる人がいないというときは頼りにしてください。
石川商店からのお願い
記事を最後まで読んでいただきありがとうございます。
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日々屋根にお困りのお客様にとって必要な情報をお伝えするために、ご参考にさせて頂きます。