石川商店

セキスイ・アートフェイスT120の設置工事をしながら雨どいの部位や素材を排水経路の順番で解説します。

石川商店の鈴木です。

横浜市港北区で屋根雨どいのリフォーム工事で、

古いセキスイ・X70を取り外して、

新しくセキスイ・アートフェイスT120に交換する工事を行います。

 

前回は、古い雨どいの撤去の様子をご紹介しました。

(クリックで前回の記事が開きます。)

今回は新しい雨どいセキスイ・アートフェイスT120の設置工事を通じて、

雨どいの部位名やその素材を排水経路の順番に写真付きで解説します。

 

 

まずは軒どいを取り付ける土台「吊り金具」

 

素材はステンレス製などの金属製のものと、

ポリカーボネートなどのプラスチック製(合成樹脂製)に別れます。

昔は金属製が多かったので金具という名前が付いていますが、

最近ではポリカーボネート製が多いので、

吊具とかブラケットなどと呼ばれることもあります。

また現在では軒どいを吊って固定し外からは見えないのが主流ですが、

一昔前までは軒どいの外側で軒どいを受けて固定し、

外から金具が見えるタイプの金具もあります。

これは吊り金具に対して受け金具と呼ばれています。

今回使用している吊り金具はポリカーボネート製です。

 

それでは次に屋根からの雨水を初めに受ける「軒どい」

軒どいに限らず雨どい全体の素材としては、

・塩化ビニール(塩ビ)などのブラスチック製(合成樹脂製)

・ガルバリウム鋼板、ステンレス、アルミ、銅などの金属製

に別れます。

ちなみにセキスイ・アートフェイスはブラスチック製(合成樹脂製)です。

 

続いて軒どいで受けた屋根からの雨水をたてどいへと繋ぐ部分「落とし口」です。

落とし口は、メーカーによっては「じょうご」とも呼ばれています。

落とし口は、外側の集水器と中側の排水ドレンを総称した言い方です。

 

この落とし口からたてどいに繋げるのが「エルボ」

肘のように曲がって角度を変えて壁側に向かいます。

壁際まできたら再び「エルボ」を使用して垂直方向の「たてどい」に繋げます。

 

そのたてどいを固定しているのが「でんでん」です。

でんでん虫やでんでん太鼓みたいな形をしているから、

一般的にはでんでんと呼ばれています。

でんでんは「控え」とか「控え金具」とも呼ばれています。

軒どいで言うところの吊り金具の役割と同じで、

たてどいを固定するものです。

素材としては、プラスチック製(合成樹脂製)と金属製があります。

 

基本的には落とし口を通じて、軒どいからたてどいまで雨どいを繋げたら、

地面まで伸びたたてどいが排水管や地上に雨水を放出することで、

屋根で受けた雨水を地面まで排出し、雨どいの役割は完了です。

 

とは言え家の形状によっては、バルコニーの排水などの他のたてどいと連結したりする必要があります。

その時にたてどいとたてどいを連結するのが「寄せます」です。

寄せますによってたてどいの本数が減るので、

家の外観をスマートに見せつつ、使う材料も減らすことができます。

 

他にも雨どいの部位や部材はありますが、

今回の屋根の雨どいのリフォーム工事では登場しなかった部分は、

また次の機会にご紹介します。

 

雨どいに関するご質問もお気軽にお電話でご相談くださいね♪

 

 

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屋根専門60年 石川商店
鈴木 和宜(すずき かずのり)です
【趣味】  公園めぐり
【特技】  カードまわし
【最近】   中華料理、飽きた
【出身地】  東京都
屋根専門石川商店HP:riverstone-roofing.com

 

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