本日、通りすがりのリフォーム業者から瓦屋根の漆喰の剥がれを指摘されたお客様のお宅へ現地調査に伺いましたので、その模様をご報告したいと思います。
今回まずお伝えしたいことはこちら
「お宅の屋根の瓦がズレてる」
「漆喰が剥がれている」
「近くで工事をやってるんですが、お宅の屋根の板金が浮き上がっている」
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このほとんどが悪質なリフォーム業者の手口です!
一向に減らないこの手の「リフォーム詐欺」ですが、屋根は特に普段なかなか目にすることのできない場所であるために、悪質なリフォーム業者の格好の的になっているのです。
悪質なリフォーム業者は、今この瞬間もあなたの大切な家に狙いをつけているかもしれません。
■瓦屋根は「漆喰の剥がれ」を指摘されやすい!
本日お伺いしたお客様の屋根は日本瓦です。
一見すると異常がないようにも見えますが...
隅棟部分です。なんと棟瓦にコーキングがたっぷり塗られておりました。
悪質なリフォーム業者さんが行うこの手の工事は「ラバーロック」と言われております。
そしてこちらが漆喰の剥がれです。
お客様にお話を伺うと、以前通りすがりの業者に漆喰の剥がれを指摘され、その業者さんに工事を依頼されたとのことでした。
こちらは壁際の土居のし部分です。
漆喰の上塗りがされているのですが...
必要以上に漆喰が上塗りされております。
近年使用される漆喰は「南蛮入り漆喰」という耐久性・防水性に優れた屋根材なの、のし瓦の面まで分厚く塗られると上から流れてきた雨水はのし瓦の隙間を伝って内側に浸透していくため、雨漏りのリスクが上がってしまうのです。
■瓦屋根で漆喰が剥がれてきたときは「棟の取り直し工事」がお勧めです。
現地調査の結果をお客様にお伝えし、弊社から最適な工事として「棟の取り直し工事」をご提案させていただきました。
これは既存の棟瓦を一度解体して、地震に強い棟を築く工事です。
漆喰の剥がれを直すには、表面だけの補修ではなく内側の見えない部分から直すことが大前提なのです。
屋根専門75年 石川商店
林 洋道(はやし ひろみち)です
【趣味】鉄道写真、旅行、西部警察、ネコ
【特技】洗車、タイヤ交換、他クルマのメンテナンス
【最近】鉄道の写真撮影に目覚めたかも...
【出身地】鳥取県米子市
屋根専門石川商店HP:riverstone-roofing.com