2017年のゴールデンウィークも残すところ僅かとなりましたが、本日は通りすがりのリフォーム業者さんに屋根材の割れを指摘されたお客様より屋根の調査依頼がございましたので、早速お伺いしました。
こちらの屋根材は「アーバニー」という、当時カラーベストコロニアルを製造していたクボタ(現在のケイミュー)から発売されていたものです。築年数は約25年、10数年前に外装リフォームで塗装工事をなさっておられました。
屋根面の一部が特に汚れているのがご覧になれると思います。過去に屋根の塗装歴がある場合、10年前後で自然と表れるこの現象、実はコレ足場の部材がこの位置にあったために屋根洗浄や塗装工事が不十分であった証なのです。2階建てのお住まいで1Fの屋根(下屋)によく表れますが、これが原因で雨が漏ったりすることはありませんのでご安心ください。
続いて2Fの屋根を点検します。
屋根材表面に汚れは付着し塗膜も褪めておりますが、現時点では特に大きな問題はありません。
そして今回、弊社に調査のご依頼いただく決めてとなった屋根材の割れです。
よく見ると、割れていた屋根材がズレていた形跡が残っております。
幸いにも通りすがりのリフォーム業者さんが、割れた欠片を取り除いてお客様に渡されておりましたので...
私のほうで直して差し上げることができました。
ちなみにその通りすがりのリフォーム業者さん、お金を請求することはなかったとのことですが
「いつ雨漏りしてもおかしくない状況なので、何かしら工事はしたほうがいいですよ」
「近くでリフォーム工事をしていたので、何かあったら連絡ください」
といって名刺を置いていかれたようです。
■お客様へのアドバイスは...
調査が終わり、お客様へ調査結果をご報告のうえで、今後のリフォーム工事のご提案させていただきました。
(※ご家族と今後この建物をどうされるのか、じっくりご相談いただき「お子様方が住み続けられる」前提の下でのご提案です)
築25年経過し過去に塗装歴もあります。
またこの当時の屋根材は「アスベスト(石綿)」が含まれており、葺き替え工事だと撤去費用・廃材処理費も発生してしまいますが、カバー工法でよく言われるメリット(価格を抑えられて工期が短縮できる)がないので、私は迷うことなく「葺き替え工事」をご提案させていただきました。
屋根専門75年 石川商店
林 洋道(はやし ひろみち)です
【趣味】鉄道写真、旅行、西部警察、ネコ
【特技】洗車、タイヤ交換、他クルマのメンテナンス
【最近】鉄道の写真撮影に目覚めたかも...
【出身地】鳥取県米子市
屋根専門石川商店HP:riverstone-roofing.com