夏季限定！巷で噂の「食べる水」を食べに行ってきました②

外見とのギャップが激しい運ちゃんと会話を弾ませながら諦めと微かな希望を胸に抱いて目的地へ向かう最中。運「お客さんが行くとこのすぐ正面に、利き酒ができる『七賢』ってお酒屋さんがああるんですよー」

………………ほう？

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そんなこんなと話しているうちに、田んぼが後ろに過ぎ去って、一軒家が立ち並ぶ町に到着。なかなかに立派な瓦屋根が多く、何やらどっしりと落ち着いていて、どこかのほほんと懐かしいような。…と眺めているうちに、ようやく目的地に到着！！

いやもう人がわんさk……って、程でもない…？あれ？まさかやっぱり終わっちゃっt

「いらっしゃいませー！本日水信玄餅まだありますよー！」

ぃよっしゃぁぁああああ！！！

この時ばかりは本当に泣くかと思いました。ほんとに。

そう、今回の目的は皆さんお察しの通り、『水信玄餅』。メーカーさんが汲みに来る程のおいしーい名水を、ぎりぎりの柔らかさで固めたもの。しかも『６月から９月までの夏季限定』で、冷蔵庫から出して３０分しか保たない為『現地販売のみ』で、更に『土日祝のみの販売』と３つも条件があるとかいう鬼畜仕様。そんでもっていつもは正午で完売。なにこれいじめなの。それが今回まだ残ってたとか奇跡ですか。

タクシーから降りて、餌を目の前にぶら下げられた馬の如く店内に急ぎます。で、水信玄餅２つを注文。

食べる場所は外のようなので、時代劇のお茶屋さんの表に置いてあるような木製の長腰掛けに座ってそわそわと待機すること少々。ついにご対面…！！

わらび餅とか寒天系が好物な私、見た目だけでもう歓喜。とりあえずまずは乾いた口の中潤すのに冷茶を一口…ってお茶おいしい！！水がおいしいんだろうか？！流石名水。
で、待ちに待ったメイン。黒蜜をかけて、掬ってみるとやだこの子ぷるんぷるん。

肝心のお味ですが…こう、口の中でぷるんと震えたと思えばすぐ感触が消えてしまって、心地よい冷たさが喉元にするするっと降りてきます。もう身体の中からひやひやになる感じ。きなこ&黒蜜の甘さと、冷茶を飲んだ時に感じたお水の味がたまんなし。水を食べるって表現そのものです。流石名水（二度目）。クッ○パッドさんに作り方がありましたが、ここの水で、このお店で作るからおいしいんじゃなかろうかとちょこっと思ったり。でも自分でも作ってみたいとかちらっと思ったり。

ぷるぷるとひやひやを堪能して、かなり満足。食べた後もひやーっと喉元に冷たさが残っているようで、この焼けるような時期にぴったりでした。さて。メインを堪能したところで、ちょっと近くを見てまわろっかなー。いやほら、立派なお家やお屋根がそこにあるじゃないですか。それを見て行かないとじゃないですか。いや、ね？こう…自然と、足が、..向いちゃうじゃないですか。こう、ふらーっと