アスファルトシングルは下地の増し貼り不要!その特徴やメリットを解説

木村 慎吾
木村 慎吾
  • アスファルトシングルは、薄いシート状の屋根材です。

    元は海外を中心に使われていたのですが、近年は日本でも普及し、ニーズは日増しに加速しています。

     

    アスファルトシングルには多くのメリットがあります。特に、葺き替えなどメンテナンスの際に「下地がそのまま使える」ということはコスト削減に大きな意味を持つでしょう。

     

    アスファルトシングルにについて詳しく知り、納得のいく施工をしてください。

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この記事はこんな人におすすめ

● アスファルトシングルはどんな屋根材か知りたい
● アスファルトシングルのメリットデメリットを知りたい

● アスファルトシングルのメンテナンス方法を知りたい

この記事で伝えたいこと

● アスファルトシングルはどんな屋根材か分かる
● アスファルトシングルのメリットデメリットが分かる

● アスファルトシングルのメンテナンス方法が分かる

アスファルトシングルとは?

アスファルトシングルとは屋根材の一種で、薄いシート状であることが特徴です。

カッターやはさみで簡単に切れるので、屋根材としてはもちろん、物置のDIYに使う方も少なくありません。

 

カラーバリエーションが豊富なので、和風・洋風問わず住宅にマッチ。

おしゃれと機能性を両立させた、新しい屋根材といえるでしょう。

アスファルトシングルのメリット・デメリット


アスファルトシングルには、いくつものメリットがあります。

リーズナブルに高品質な屋根材を施工するなら、アスファルトシングルを選ぶに越したことはないでしょう。

アスファルトシングルのメリット1「メンテナンス性」

アスファルトシングルは、ほとんどメンテナンスの必要がありません。

アスファルトシングルのメンテナンス時期は、施工から20~30年。ちょうど耐用年数も20~30年とされているので、つまり耐用年数まではほとんどメンテナンスいらずで使えるのです。

 

スレート屋根を例に挙げると、メンテナンス時期は施工から78年とされています。

耐用年数に達するまで何度か業者に依頼しなければならないので、それだけコストもかさみます。

 

もちろん、アスファルトシングル屋根を取り付けていても、台風など悪天候の後はメンテナンスを依頼するに越したことはないでしょう。それでも耐久性がある屋根材なので、簡易的な補修で済むことがほとんどなのです。

アスファルトシングルのメリット2「耐震性」

地震が起きると、住宅に大きな負担がかかります。

まして重い屋根材が乗っているなら、なおさら。

屋根材の重みに耐えきれなくなり家屋が倒壊する事例は、決して珍しくありません。

 

アスファルトシングルは薄いシート状のため、他の屋根材よりも軽量です。

屋根に乗せても負担になりにくいので、地震による影響の緩和が期待できるでしょう。

アスファルトシングルのデメリット1「石粒の剥がれ」

アスファルトシングルにはデメリットもあります。

代表的なのは、表面に吹き付けられた石粒の剥がれでしょう。

 

台風など悪天候の後は、地面に石粒が落ちていることがあります。

少量なら問題ないのですが、石粒があまりにも大量に落ちている場合は業者にご相談ください。

 

ほとんどの場合、屋根に塗装コーティングを施すことで改善できます。

屋根の状態は自力では確認しにくいため、症状が進行する前に、できるだけ早く依頼しましょう。

アスファルトシングルの耐用年数

アスファルトシングルの耐用年数は、20~30年とされています。

住宅でよく見られるスレート屋根を例に挙げると、耐用年数は1525年程度。

 

一度施工したら長く使えるので、コストパフォーマンス面でも効率面でも優れている屋根材なのです。

アスファルトシングルのメンテナンス方法


アスファルトシングルは薄いシート状のため、屋根の形状に合わせて柔軟にフィットします。

この特徴はメンテナンス時にも大きな効果を発揮。

柔軟な素材は、ヒビや割れなどが発生することがほとんどありません。

その為、葺き替えのときに下地をそのまま使うことができるのです。

 

一般的な屋根材は、葺き替えの際に下地まで取り換えることが少なくありません。

この場合、大掛かりな工事となるうえ、下地の撤去費用なども余分に発生するのでコスト面も高くつきます。

 

アスファルトシングルは、築15年程度の住宅であれば、下地はそのまま使用可能。上から新しい屋根材を重ねるだけで完了するので、コスト・工期・労力などあらゆる面で優秀といえるのです。

 

アスファルトシングルのメンテナンス方法は、他にも部分補修、棟部分の交換、カバー工法などいくつもあります。

実際に屋根の状態を確認しなければ判断できないこともあるので、詳しくは業者に相談してみましょう。

まとめ

アスファルトシングルは「薄いシート状」が特徴の屋根材です。

いくつものメリットがありますが、中でも“メンテナンス時に下地の交換が不要”ということは、低コスト、工期の短縮、労力の削減など大きな意味を持つでしょう。

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