ガイナ（GAINA）塗料について徹底解説！特徴と長所・短所についてのまとめ

本記事の目次

ガイナ塗料とは？
ガイナ塗料の特徴
ガイナ塗料の長所
ガイナ塗料の短所
まとめ

ガイナ塗料とは？

ガイナ（GAINA）は特殊セラミックビーズとアクリルシリコン樹脂で構成されています。塗る断熱材といわれるほど断熱・遮熱効果が高く、他にもたくさんの効果を兼ね備えている高機能塗料です。

シリコン塗料につきましては、下記の記事を参考にしてみてください。

https://riverstone-roofing.com/reconew/silicone-paint-characteristics/

ガイナ塗料の特徴

50ミクロン以下という微細な中空の球形セラミックが多重の断熱層を形成します。断熱、遮音効果があり、一般住宅では冬は暖かく夏は涼しい快適な住み心地を提供でき、ビルや工場などでは空調コストの大幅な軽減を可能とします。また、ロケットに塗装されていることでも有名です。

ガイナ塗料の長所

断熱性がある

ガイナ塗料を屋根・外壁に塗装すると、太陽光を反射して建物表面の温度上昇を抑制します。これにより、住宅内部の温度上昇を抑え、冷房や暖房の負荷を軽減し、エネルギー効率を向上させることができます。メカニズム的には、ガイナは塗膜表面を特殊セラミックで覆うことにより、屋内へ侵入する熱の元となる日射を効率よく反射し、熱の発生を抑えます。

遮音効果がある

ガイナ塗料は、塗装を行った外壁の表面に特殊セラミックビーズが密集しており、これが音の振動を分散させてくれるため、自動車のエンジン音や人の話し声など、外部の不快な雑音を低減するという効果があるといわれています。さらに室内からの話し声や生活音の漏れも抑えるため、騒音策やプライバシーの保護にも効果的です。

耐久性が高い

ガイナは一般の塗料の２倍から３倍の約15年～20年の耐久性があると言われています。ガイナの断熱性能の高さによって、建物自体の膨張・収縮を抑えて長持ちさせることができます。

結露を抑える

ガイナ塗料は、塗布した部分が熱くなりにくく温度差を抑えることができます。なおかつ熱の伝わりを抑える断熱塗料なので、結露の発生を抑制します。周辺の温度変化に適応する性質もあるため、塗膜表面は室内の温度に近づきます。結露は温度差が激しいときに熱が移動することで発生するため、ガイナ塗装を行って温度差を少なくすることで、結露の発生を抑えることができるのです。

ガイナ塗料の短所

高価格

ガイナ塗料における最大の短所が施工費用の高さです。シリコンやフッ素など他の塗料と比較しても、費用が高くなってしまうため、ガイナ塗料を採用することに戸惑ってしまう人も少なくありません。しかし、多くの機能性や耐久性の高さがあるため、メンテナンス費用を抑えることに繋がるでしょう。

マット仕上げのみ

ツヤ（光沢）の度合いを選択できる塗料が多いですが、ガイナ塗料は、ツヤ消しタイプのみしか製造されていません。もちろん、ツヤのない外壁は落ち着いた質感があるとして人気で、ツヤはないほうが良いと考える方にはおすすめです。

フラットな仕上げにできない

ガイナ塗料を塗装した後に形成される外壁はなめらかではなくざらつきのある状態になるため、雨だれや土ぼこりなどの汚れが付着しやすいです。特に敷地内や近隣に植栽・雑木林・畑などが多く土ぼこりの舞いやすい環境であれば、ガイナで塗装した壁は周辺環境からくる汚れが付着して目立ちやすいです。

外壁塗料、サイディングの塗り替え等につきましては、下記の記事を参考にしてみてください。

https://riverstone-roofing.com/reconew/repainting-the-siding/

まとめ

ガイナ塗料は他の塗料よりも断熱・遮音効果が高く、さまざまな機能があるのが特徴です。ただし、マット仕上げのみだったり、好みによっては他の塗料の方が向いているケースもあります。塗装工事を検討するときには、業者とよく相談して十分に性能が発揮できる塗料を選ぶのがおすすめです。塗料選びに迷ったら、塗装の知識が豊富な業者に相談してみましょう。弊社でも遮熱塗料を扱っていますので、お気軽に相談してください。