外壁の一部だけの部分塗装よりも全面塗装がおすすめの理由を徹底解説！

本記事の目次

外壁の一部だけの部分塗装より全面塗装がおすすめ
外壁の一部だけ部分塗装するメリット
外壁の全面塗装するメリット
まとめ

外壁の一部だけの部分塗装より全面塗装がおすすめ

結論から申し上げますと、一部だけの外壁塗装より全面塗装がおすすめです。もちろん、外壁塗装は一部だけを塗装することも可能です。しかし、一部だけの外壁塗装は、足場代や人件費、塗料代を考慮して比較的割高となっています。基本的には、全面塗装を行うことが1番コストパフォーマンスに優れていると言えます。

外壁の一部だけ部分塗装するメリット

一部だけ補修できる

住宅の構造や日当たりによっては、外壁の一部だけ劣化が早いことがあります。その部分だけを塗装する場合、一部だけ補修できるメリットになるでしょう。劣化した外壁塗装が気になるものの、まだ傷んでいない外壁まで塗装する必要性が感じられないときなど、劣化が気になる一部だけ補修し全面塗装のタイミングまで待たずに補修することができます。しかし、色むらになる可能性がありますので、一部だけの塗装には注意が必要です。

塗装時期をずらせる

一部だけ部分塗装をしたところは、次に劣化するときまで塗装の必要なくなります。部分塗装する際に耐久性が高く、耐用年数が長い塗料を選択していれば、次回塗装が必要になった時には、その部分は塗装せずに済みます。しかし、耐久性の低い塗料で部分塗装をしてしまうと、塗装済みの部分も再度塗装が必要になったり、結果的に高い費用がかかってしまうこともあるので、本当に部分塗装で十分なのか、検討することをおすすめします。

費用を抑えられる

部分塗装は全面塗装に比べて、基本的に一回当たりのコストを抑えることができます。一回当たりのコストを抑えて外壁塗装をしたい場合は、一部だけ塗装も良いかもしれません。しかし、一部だけの塗装とはいえ、しっかりと重ね塗りをする必要があります。また、一部だけの外壁塗装であっても、足場を組む必要があるので、短いスパンで部分塗装を繰り返し、その度に足場を設置するより、10年に一度全体塗装をするほうが、トータルコストは抑えられます。

外壁の張り替えを予定している

数年後に外壁の張り替え工事を予定している場合は、全面塗装よりも劣化のある一部だけ部分塗装した方が経済的です。近いうちに外壁を張り替えるのであれば、メンテナンスとして一部分のみの補修でも問題ないと言えます。

外壁材の張り替えにつきましては、下記の記事を参考にしてみて下さい。

外壁材の張り替えの費用相場は？耐用年数は？材質別にまとめて解説

外壁の全面塗装するメリット

色むらのない塗装ができる

外壁全面を一度に塗装すれば、色むらのない塗装ができます。部分塗装の場合、経年劣化などにより色合いが変化するため、新しく塗り直したところと前回塗ったところの境目が、どうしても目立ってしまいがちです。専門職人が塗装しても経年劣化している部分との境目を全く同じ色合いにすることは非常に難しいです。そのため、色むらのない外壁に仕上げたいのであれば、全面塗装がおすすめです。

足場代が一度で済む

部分塗装の場合、部分的に外壁塗装をするたびに足場を設置しなければなりませんが、足場の設置だけでも1回につき15～20万円ほどの費用がかかります。全面塗装をすれば1度の足場設置で済むことから、長期的に見るとコストパフォーマンスは良いです。

外壁全体の劣化を抑えられる

外壁自体には防水機能や外壁を保護する機能は備わっていません。そのため定期的な外壁塗装をすることで、外壁の防水性を高め、雨や紫外線から保護しています。しかし、一部だけの部分塗装となると、また違うところを部分塗装し続けない限り、外壁の劣化を抑えることはできないため、一度に全面塗装をした方おすすめなのです。全面塗装であれば全体的に塗り直すことによって外壁全体の劣化を抑えることができるのです。

外壁の塗り替えにつきましては、下記の記事を参考にしてみて下さい。

外壁の塗り替えのタイミングや必要性は？専門業者が徹底考察

まとめ

一部だけ部分塗装をするメリットは、一部だけ補修できることや、部分ごとに塗装時期をずらせること、費用を抑えられることです。しかし、塗装の都度、足場代がかかることを考えると、10年に一度、外壁全面塗装をした方が、長期的なコストパフォーマンスは良いです。一部分的に気になる外壁の場合以外は、全面塗装することをオススメします。