外壁材の張り替えの費用相場は？耐用年数は？材質別にまとめて解説

外壁材の種類から見る、張り替えの費用相場と耐用年数

外壁材には多くの種類があり、それぞれ機能性やデザイン性が異なります。また、必要なメンテナンス方法も異なるため、それも考慮して選ぶことが大切です。

この記事では、外壁材ごとの張り替えの費用相場や耐用年数、維持するためのメンテナンスの周期などにについて解説します。自宅の外壁材の張り替えを決める時の外壁材選びはもちろん、ご自宅の外壁のメンテナンスにもきっと役立つことでしょう。

外壁材の種類については下記の記事を参考にしてみてください。

riverstone-roofing.com/…w/outer-wall-type

※この記事に記載の年数や相場価格は目安です

①窯業（ようぎょう）系サイディング

窯業系サイディングの張り替えの費用相場

窯業系サイディングの張り替えの費用相場は、1平方メートルあたり3,000円～6,000円前後です。金属系や木質系のサイディングボードと比較すると低コストで利用できるのが大きなメリットといえます。また、デザインの自由度が高くバリエーションが豊富なため、好みの外壁に仕上げられます。

窯業系サイディングの耐用年数

窯業系サイディングの耐用年数は、20年から30年。8〜10年でメンテナンスが必要になってきます。

②金属系（きんぞく）サイディング

金属系サイディングの張り替えの費用相場

金属系サイディングの張り替えの費用相場は、1平方メートルあたり4,000円～6,000円前後です。海辺の家には塩分を含んだ風による影響（塩害）によってサビが発生することもあり不向きかもしれませんが、寒冷地の住宅の外壁材にも使用できます。非常に軽く耐震性に優れ、ひび割れに強いのもメリットです。

金属系サイディングの耐用年数

金属系サイディングの耐用年数は、20年〜30年。10～15年で、メンテナンスが必要になってきます。

③樹脂(じゅし）系サイディング

樹脂系サイディングの張り替えの費用相場

樹脂系サイディングの張り替えの費用相場は、1平方メートルあたり7,000円～9,000円前後です。凍害に強い外壁材で、シーリング（建物の継ぎ目やひび割れなどの隙間を充填すること）使わない施工が可能なため、他のサイディング材と比べて耐久年数が長くメンテナンスの手間が少ない特徴があります。

樹脂系サイディングの耐用年数

樹脂系サイディングの耐用年数は、20年〜30年。15年～20年で、メンテナンスが必要になってきます。

木質（もくしつ）系サイディング

木質系サイディングの張り替えの費用相場

木質サイディングの張り替えの費用相場は、1平方メートルあたり5,000円～8,000円前後です。天然の木を使用していることから、高い断熱性を持っています。特に直射日光があたりやすい立地条件の家や、気温の高低差が激しい地域にあるお家などに向いています。

木質系サイディングの耐用年数

木質サイディングの耐用年数は、15年〜25年。7年～10年でメンテナンスが必要になってきます。

モルタル

モルタルの張り替えの費用相場

モルタルの張り替えの費用相場は、1平方メートルあたり3,000円～7,000円前後です。塗り方には、吹き付け仕上げ、ローラー塗りやコテ仕上げなどいくつかの方法があり、それぞれ表情の違う温かみのあるデザインにできます。湿気が多い場所は特にコケやカビが生えやすいため、計画的なメンテナンスが必要です。防汚性の塗料を塗ると抑えることができます。

モルタルの耐用年数

モルタルの耐用年数は、20年〜30年。6年～15年でこまめなメンテナンスが必要になってきます。

タイル

タイルの張り替えの費用相場

タイルの張り替えの費用相場は、1平方メートルあたり13,000円～35,000円前後です。タイルの外壁だけが持つ重厚な高級感は、他の外壁では出せないものです。耐久性の高い長寿命な外壁材です。タイルを1つずつ貼り付けていく施工方法で、手間がかかります。そのため、メンテナンス費用は抑えられますが、初期費用はほかの外壁材よりも高くなりやすいです。

タイルの耐用年数

タイルの耐用年数は、30年〜40年。10年～20年と長くなっています。

ALC

ALCの張り替えの費用相場

ALCの張り替えの費用相場は、1平方メートルあたり5,000円～8,000円前後です。軽量でありながら強度が高く、耐火性や断熱性に優れているメリットがあります。有害物質も含んでいないので、人体への害がなく環境にも優しい外壁材です。

ALCの耐用年数

ALCの耐用年数は、50年〜60年。10年～20年で、メンテナンスが必要になってきます。

まとめ

どの外壁材でも年数を重ればメンテナンスは必要になってきます。また住んでいる地域によっても選ぶ外壁材は変わってくると思います。値段だけで安価な素材を選ぶと後から頻繁に塗装が必要だったり、雨漏りして家を傷めてしまったり、費用がかかることもありますので、ある程度性能が高い外壁を選択する事も必要です。それぞれを考慮した上で、メンテナンスのことも視野に入れて、選択することをおすすめします

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石川 弘樹

屋根で損する人をゼロにしたい、屋根屋の三代目です。