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毎日屋根に関するご相談メール等いただきます。少しでもみな様の参考になる部分があればとご相談内容を共有していきたいとおもいます。
自宅の屋根が壊れている?訪ねて来た業者に指摘されてびっくり!
雨漏りしているわけでもないし、特に屋根に意識を向けるということが普段ないところへ、ピンポーンと突然来た業者に屋根をしてきされたことはありませんか?
屋根工事の訪問販売で多いセリフ第1位!「近くで工事している業者ですが…」ではじまります。
「近所で工事をしているから挨拶に来た」とか「ところでお宅の屋根がズレているのが現場から見えたのですが」とか「今ハシゴもあるからすぐ無料で点検しますよ」などといって、屋根に上がり不具合を指摘。点検や修理の契約を取るという流れです。
昨年の台風15号で各地に大きな被害があった以降、加速して訪問販売トラブルが増えているようです。不当に高額だったり不安あおって契約をせかしたり。国民消費者センターによると、平均被害額は145万円!強引な契約勧誘で逮捕者もでています。
もう屋根屋の印象悪くなるからカンベンして~
屋根工事を勧めてくる訪問販売業者への無難な断り方
実際屋根がどうなっているのか分からないまま断るのには勇気がいるとおもうし、もし契約したとしても金額の相場がわからず「コレ高いの?安いの?妥当なの??」となるかともいます。
詳しくない屋根の事を言われるままに判断せずに、とりあえずその場はこんな風に言ってみるのはどうでしょうか。
「うちは知り合いの屋根屋(または工務店)がいるからそちらにみてもらいますので、大丈夫です。ご親切にありがとう」といった具合にさしあたりない返答で十分です。
点検無料と言われても決し屋根に上げてはいけない理由
無料だから点検ぐらいはいいかと屋根に上げると、キケンなことが2つあります。
1、屋根の上でわざと瓦を割ったりずらしたりして写真を撮る業者
2、屋根での歩く場所を認識していない素人が歩いて踏み割れを起こす
などあるからです。
自分の身近な人にも来ていた親切風な飛び込み営業
私の実家近くの古い知り合い(70歳)から久しぶりに電話があり、ひと通り用件を話した後に、
知人:そういえばね、こないだ突然若いイケメンの男の子が来てさ、「近くで工事している業者なんですけど、車止めたりしてご迷惑おかけするので挨拶にきました。あと、社長がお宅の屋根が、多分台風かなにかでだとおもうんですけど少し剥がれているから、そのこともお知らせしてこいって言われてきたんですがよかったら後でハシゴ持ってきて屋根みましょうか?」って言うのよぉ。もうびっくりしちゃって
なんと!
教科書通りなセリフ!!
井上:で、で、それで、どーしたの??
飛び込みの業者に屋根を指摘されたときの対処法
知人:一緒に外に出て「めくれてるのどこ?どこ?」って聞いたら「あそこです」って指差すんだけどその指さす方見ても全然わからなかったのよぉ。でもびっくりしちゃった」
井上:それで屋根あげたの?
知人:まさかまさか、知り合いの屋根屋さんにみてもらうから大丈夫って断ったわよ。でね、何気に「どこのお宅の工事してるの?」って聞いたら一瞬固まったようになって「た、たかはしさんです」っていうんだけど、うちの近所にたかはしさんっていないのよね。ま、この辺も世代が変わってあちこち新しい家に建て替えてるから、新しく買った人かもしれないし・・・
オヨっ?
まだちょっとその営業さんのことホンモノと信じてる??
ま、ま、それは良しとして、この「知り合いの屋根屋さんにみてもらうから」という応答大正解です!!
知っていてもやっぱり突然の指摘は驚いちゃうもの
ちなみにそこのお宅は以前、三代目がドローンで屋根検査をしているのと私が日ごろから「訪問販売の営業には気を付けてね」と言っているので、普通の人よりかは知っているはずだったけれど本人曰く「突然来てさ、実際自宅の屋根が壊れてるって言われるとやっぱりドキッとしちゃうわよ」
ですよね~それが人の心理ってものですよ。
断り切れず訪問販売で契約してしまった後に、クーリングオフ(契約解除)のやり方
消費者を守る法律『クーリングオフ』とはどんな制度か
なんといっても訪問販売の営業の方は言葉巧み。こちらも突然のことだし、冷静に考える間がありません。ましてや、「今契約してくれたら、近所の現場の足場もあるので30万円値引きします」など言われたらもう…急かされるは、お買い得だわパニック。
その業者と契約してしまったものの冷静になってみると、「よく考えてみたら高いな」「ほんとに屋根壊れてたのかな?」「知らない業者に頼んでしまったけどほんとに工事してくれるの?」となることがあるとおもいます。
「やっぱり不安だから契約解除したい!」となったときにあるのが契約解除できる『クーリングオフ』です。
期間は契約の日(起算日)から8日間以内。
東京都情報サイトより
消費者に冷静に考え直す時間を与え、一定期間であれば無条件で契約解除ができる制度です。このため、訪問販売や電話勧誘販売などの不意打ち性の高い取引やマルチ商法、内職商法などの複雑な取引については、申込みや契約をした後一定期間消費者が頭を冷やして考え直し、無条件で一方的に契約を解除することができる制度があります。
これをクーリング・オフ制度と言います。契約の原則の例外ですから、すべての取引にこの制度があるわけではなく、法律や約款などに定めがある場合に限られます。
クーリングオフの手続きのやり方3ステップ
クーリングオフは電話ではなく、書面で証拠を残すのが鉄則!
業者に電話など口頭のみで契約解除を申し出ると、言った言わないのトラブルになってしまうかもしれないので、必ず書面の郵送で行います。
1、ハガキに必要事項を記入
2、ハガキを両面コピー
3、『特定記録郵便』または『簡易書留』など発信記録の残るもので郵送
※クレジット契約をしている場合は、クレジット会社へ1通、工事業者へ1通、計2通分のはがきをコピーし郵送をします。
はがきでのクーリングオフ通知書の「記入例」と「ひな形」(PDF)をこちらからダウンロードしてプリントアウトしましょう。
上記を満たしていれば、手続き完了!このサンプルにそってハガキを作成し郵送すれば、損害賠償や違約金やキャンセル料もなく無条件で使え解約できます。
・代金を支払っていても、代金を返してもらえる
・工事が完了していても、工事前の状態に戻してもらえる
・理由を説明する必要もない
国民生活センターのHPにも詳しくクリーングオフの手続き手順が掲載されていますので、ぜひこちらも参考にしてください。
無期限でクーリングオフができるケースは
契約書の不備や、説明されていた内容と工事が違うなどの場合
業者から契約書面を交付されていない場合
契約日が記載されていない場合
などは8日間を過ぎてもクーリングオフができます。「屋根工事一式」などの記載で工事内容の詳細がないのも特定商取引法でNG!
もし工事が終わっていてもクーリングオフはできる
8日間以内でも工事がすでに完了しているともう遅し・・・と思うかもしれませんがそんなことはありません。現状に戻すまでがクーリングオフに含まれています。
不安になったら消費者センターにご相談を!
読んだだけでは不安はぬぐえないと思います。クーリングオフができるかどうかなかなか自分では判断しずらい場合は全国統一番号局番なしの
188(イヤヤ)
の消費者ホットラインへ相談するかまたは、石川商店に電話・メール・LINEなどでご質問ください。
下記のチェックシートもご利用ください。一つでも当てはまったら要注意!!
まとめ
今回はクーリングオフのやり方をご案内してきましたが、たとえクーリングオフできたとしてもすごいエネルギー使いまくりですよね(>_<)
そんなことで疲弊しないために、ちょっとだけ屋根のことを知ってもらって悪質な訪問販売による無駄な工事から未然に防げることができたらいいなと切に願っています。
LINEやメール、電話などでどしどしお寄せください。石川商店三代目がプロ目線でお答えします。
それではまた
日々会社に舞い込むお困り事や作業内容を基に、
いつか立派な屋根屋スタッフになれる日を夢見て勉強中。
- 井上 利里子(イノウエ リサコ)
- 【ニックネーム】 Ri-chang
- 【最近】 戸越銀座はコロッケだけでなく餃子もうまいよ!
屋根専門石川商店HP:riverstone-roofing.com
石川商店からのお願い
記事を最後まで読んでいただきありがとうございます。
お客様の率直な感想をいただくため「役にたった」「役に立たなかった」ボタンを設置しました。
また、もしもっと知りたいこと、分かりづらかったことなどあれば下のコメント欄にご意見いただければと思います。
日々屋根にお困りのお客様にとって必要な情報をお伝えするために、ご参考にさせて頂きます。
「近くで工事をするのでご挨拶に来ました。ご迷惑を御掛けしますが親方がお宅の屋根傷んでると言ってました。台風にやられたんですかね。雨漏りしてると思います。」「どの位費用かかるの?」と聞いたら三千円位と言われました。名刺下さいともらったら埼玉の会社でした。このサイトを見て良かったです。ありがとうございました。
ここちゃん さま、石川商店の石川弘樹です。
すべての飛び込み業者や、訪問販売の会社が悪いとは思いませんが、トラブルの多くは、そこからはじまっていることが多いです。
お役に立てたのであれば、なによりです。
まんまとやられました。
今日、工事に来て追加工事を提案され、あれよあれよと言う間に高額請求され電話で工事中止を言ってみたが、追加工事した分の請求をされてしまいました。こちらも納得してしまいましたが、今からでもクーリングオフできますでしょうか?
茶々丸さま、石川商店の石川です。
ご連絡、おそくなりました。
訪問で来た業者と6・5に契約しているのであれば、クーリングオフの適用期間8日以内は、どんな理由であれ契約解除ができます。
なので一切、お金を支払う必要はありません。
電話で申し出た時点で、本来は成立していますが、請求されているのであれば、こちらもしっかりと対応する必要があります。
クーリングオフの手続きを「 書面 」で残したいので、
・今日中にハガキを簡易書留で送る
・Eメールで送る
・FAXで送る( 法的根拠にはならない可能性がある )
を上からの優先順位で、できるモノを行ってくださいませ。
できれば簡易書留で、ハガキを送りましょう。
郵便局は日曜日だと「 ゆうゆう窓口 」がある郵便局であれば、対応してもらえます。
■ こちらでゆうゆう窓口を、探せます。
https://www.post.japanpost.jp/shiten_search/index.html
クーリングオフの記載内容は、こららで確認できます。
■ はがき1枚送るだけ。訪問販売の契約解除『クーリングオフ』の3手順 | 石川商店
https://riverstone-roofing.com/basic/20170911_cooling-off/
以上、参考になれば幸いです。
うちも近所にあいさつに来たとかいう業者が去り際に思い出したように雨どいが~とか言い出してあからさまに営業かけてきました。
借家なんでわからないので大家に言っておきますと言ったらすごすご帰っていきましたが。
やっぱりこういうの多いですよね
いつも参考になる動画、コメントありがとうございます。
R5.17に父親(86歳)に訪問業者に屋根を無料点検しますと言われ契約しました。24日初めて聞いてすぐ、キャンセルの連絡をしましたが、もう材料を用意してあると、キャンセルさせてもらえませんでした。25日名古屋から職人が1人来て、鬼瓦漆喰打ち替え13ヶ所、板金加工1ヶ所を1日でしていきました。請求金額は99万でした。
屋根に登って確認しましたが、作業は予定通りしてありました。
代金は5月末に振り込みました。
その時、追加工事を言われましたが断りました。
こう言う場合、何か代金を取り戻せる方法はありませんか。